今年の春、
同僚が、転勤するときに、
面白いお守りをくれたので
気に入ってつけていた。
「見つけ守」というお守りで
なんか「見つかる」という。
自分がいつも何かをなくして
定規を高いところに置いているので
「これがあれば定規を高いところに置かなくても
いいよ」と、くれたのだ。
注…定規を高いところに置くと
探しているものがみつかる
（ここまでの見つかる率９０％）
そうしてスマホにつけて
3か月過ぎたころ
なんていうか…
「長いこと忘れていた気持ちみたいなもの」が
見つかってしまい
よかったのか悪かったのかわからないが
考え事をすることが増えた。自分という人間に
ついてのいろいろな。
忘れていたおかげで
穏やかに過ごせるものも
人にはあるんだろう。
もちろんその穏やかが
決していいとは限らないんだけれど。
自分だって
穏やか「じゃない」日々が
それはそれで好きだったりするんだけれど。
そんなわけで考え事をするときと
しないときを分けることにする。
かつて若いころは考え事にはまると
いろいろなことが一気に雑になっていたので
（高校時代にそれが受験期にきたときは
…終わった）
もう大人だし（もうおばさんだし）
「はいはい」って自分をうまくあしらって
考える時とそうでない時に時間を分配し
すべきことは考えないときにすませ、
考えるときはもういっそ深みにはまって
その深みにおぼれるのを味わうことにする。
見つけ守はまだまだ効力を発揮中。
今更見つかった自分の癖など
ちょっと怖いものも見つかっている。