12月はじめに雪も降って
冬気分で
例によって
誰かにプレゼントをしたい気分が
はやくからわき出していたので
お店にいくたびに
雑貨屋さんやお菓子屋さんを
のぞいて楽しんでいた。
今年は
一緒に歌を歌っている仲間の中に
自分が教えた子が3人もいるので
3人それぞれに
小さなクリスマスプレゼントをわたすことができた。
1人だとあげにくいけれど3人いると急に
渡しやすくなるのはなぜ。
たいしたものではないので
ほんとうに「つまらないものですが」の
日本語の通りである。
プレゼントはあげるほうが幸せなのだ。
プレゼントを選ぶ幸せ
あげる幸せを味わうことができたので
笑顔でうけとってくれた
子どもたちには感謝している。
「もう大人」も「もうすぐ大人」もいるので
子ども「たち」とは言えないか…。
なにより幸せだったのは「もうすぐ大人」の子が
一番年下の子に
ぬいぐるみ(クレーンゲームで
とったにしては大きいガチャピン)
を「ハイ」ってあげた瞬間である。
そのときに、学校も地域も年齢も違うから
出会うはずのなかった子が
歌を教えた自分を通じてつながったっていうことが
目に見えた瞬間だったからである。
その子はたぶん私が3人にプレゼントをあげたので
それなら自分もと思いついて持っていたぬいぐるみを
一番年下の子にあげたというだけのことなのだが
(もちろんかなりすばらしい機転であるが)
それを見ている私に
知らず大きな贈り物をしたことになる。
自分には苦しいことの意外に多かったこの2012が
未来への希望のひかりをともして
エンディングへと向かっている。
そう
いつだってわたしに希望のひかりをともすのは
歌っている子どもたちや
卒業していった子どもたちである。