「じゃあ先生と僕たちは
強いつながりですか
ゆるやかなつながりですか」
なかなかいい問いを
投げかけるなあと思い感心した。
その問いの瞬間に部屋に流れた
空気が澄んでいて、心地良かった。
今は強いつながりを持って
つきあっているつもりだけれど
それがゆるやかになり
そして消えてしまってもかまわないと
覚悟しているんだ、そういう仕事なんだと答えた。
わすれちゃっていいんだよと。
もちろんいつまでも強いつながりを持っていられたら
それはそれで素敵なことだけど
それを期待してはいけない仕事なんだと。
「想像した答えじゃなかったな」という表情が
子どもにありありと見えたが、
もう少ししたらきっとわかるんだろうな。