空白の時間なのだ
ぶら~ん ぽか~んとして
何にもない
目に飛び込んでくるすべてのものは
どれだけ生きても
わたしには創ることができない
美しい色をしている
上へ上へ
空を切り分けて行く
はやくもなくおそくもなく
これといってつかみどころのない
時間に
いつもぼんやり思うこと
あの人はどうしてあのとき
あの言葉を使ったのだろう
ぶら~ん ぽか~んとしているから
まあいいやあなんていいながら
ほんとうにまあよくなって
気がつくと一面の白!