こんばんは
今日はシトシトと一日雨降りでした…
8月とは思えない気温に驚きながらも、やっぱり涼しいと体が楽ですよね
前回に引き続き、またまた美術展のことを書きたいと思います
来年2月には名古屋にくることがわかってたんですが、待ちきれずに観てきちゃいました
中国絵画からはこちらを
(画像お借りしました)
徽宗《五色鸚鵡図巻》
北宗の8代皇帝であり、書画の才に優れた北宗最高の芸術家の一人と言われる方の作品です
鸚鵡がとまっている枝は杏の枝だそうです
そして日本絵画〜
江戸時代の絵師《英一蝶(ハナブサイッチョウ)》の屏風絵に魅入り、解体修復されていた3㍍もの大作《涅槃図》にはため息しか出ませんでした…
(画像お借りしました)
涅槃(聖者の死)に入る釈迦と、嘆き悲しむ羅漢や動物達を描いた仏画の大作です
そしてこの《涅槃図》は170年ぶりの里帰りだとか
浮世絵好きな私はこんな作品にもウットリ
やっぱり花魁姿には目を惹かれます
フランス絵画では大好きなコローの
《ボーヴェ近郊の朝》にしばし癒されました
(画像お借りしました)
全体的に色味を抑えた色彩…
繊細な写実性、そして物語を感じる風景に眺めているだけで心穏やかになる気がしました
そして花好きな私は、やっぱりこんな絵を観られるのが嬉しいです
(画像お借りしました)
ルノワール 《陶製ポットに生けられた花》
肖像画を描いた作品が多いルノワール…
お花の種類によって筆使いが違うのも素晴らしいですが、こうしたものを描くことによって明暗や色彩の配置を実験していたとか
(画像お借りしました)
モネ《睡蓮》
この絵を観ると、今年初めて出かけた岐阜県関市の《名もなき池》を思い出します
そしてもう1枚
(画像お借りしました)
モネ《くぼ地のひなげし畑 ジヴェルニー近郊》
前にもブログに写真をアップしたことがあるんですが、家のくぼ地にある畑になんとなく雰囲気が似ていて、フワッと草花の香りまでしてきそうで郷愁を誘う1枚です
そしてポスターにも使われている、ゴッホの友人でもあるルーラン夫妻の肖像画…
こうして2枚同時に観られる機会に恵まれたことに、テンションマックスの私でした
(画像お借りしました)
ゴッホ《郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン》
ゴッホを精神的にも支えたと言われるルーラン…
こちらはルーランを描いた6枚の内の最初の1枚だそうです
ゴッホ《子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人》
子守唄を歌い、ゆりかごの紐を持ち揺らすルーラン夫人…
ゴッホ自身がかつて聞いたことのある子守唄を思い起こすような作品を描こうとしたそうです
どちらも圧倒的存在感のある作品…
言葉はいらない気がします
アメリカ絵画からはこちらが目を惹きました
左上に描かれている15世紀の聖母子像にちなんだポーズが素敵です
ドレスの質感の艶やかさもさることながら、この母娘の美しいこと
写真や現代絵画はほとんどわからなくてスミマセン
(それ以外はわかるの?って話ですが)
点数は少ないですが、これだけのものを1度に観ることはなかなかできません…
満足満足の美術展でした
その後、博物館にも出かけたんですが、ちょっと想像していたものと違っていました
でも、さすがに夏休み…
子どもさん達が多くて、あげくに上り下り関係なくエスカレーターを使って追いかけっこをしてる子も
傍に大人の方の姿は見えず、注意する間もなくてあまりに危険だったので博物館の方に伝えましたが、特に館内放送もありませんでした…
先日もエスカレーターでの死亡事故があったばかりだというのに、危機感が全くなくそのことに驚きました…
気分直しに最後はゴッホの子守唄のお話から、私の好きな子守唄
日本の子守唄ではないんですが、なぜか懐かしい気持ちになるこの曲が好きです
今日も読んでいただいて、ありがとうございました
ペコデコ