朝の攻防
とにかく、パスカル家は、何でも物を捨てない。
食べ終わったお菓子類の箱はもとより、
20年前に買ったドライヤーが入っていた箱だって、
もう動かない腕時計がしまってある箱、飴が入っていた可愛い缶箱も、
パスカルが小学校一年生のときにクリスマスプレゼントでもらったロボットの箱だって、
とにかく、あらゆるものが残されている。
なんたって驚くのは、パスカルが、初めてひとりで、
スーパーに買い物に行ったときのレジ袋とレシートでさえ、記念として残っているのだ。
あげたプレゼントについていた「のし」さえ、飾ってある。（ちょっと隠れているけど、右側にあり）
一方、私は、使わないと思ったら、すぐに処分する派。
もちろん、私だって、利用価値のある箱は整理棚として利用するし、
もう一度使えそうな包装紙はとっておいたりもする。
必要があれば、牛乳やジュースの空きパックだって、切り取って小物入れにする。
しかし、もうこれ以上、「モノはいらない」と判断すれば、
そのモノは、売るか捨てるか・・・ということになるわけで。
よって、毎朝、ちょっとしたイチャモンがつきます。
「これも捨てちゃうの？」 ←読み終えた新聞
「日本のお菓子は珍しいから、とっておこうよ。」 ←食べ終わったポッキーの箱。
「これ、初めて二人で食べた記念にとっておかない？」 ←ただ初めて食べただけのポテチの袋
全部却下。
今朝の図。ちとご不満そう・・・。
ゴミ捨てよろしくね！行ってらっしゃーい。
本当の狙い
お天気がいいと、「散歩に行こう。」といつも言うパスカル。
このフレーズを今まで何度聞いたことか。
眩しいほどの晴天
たしかに、穏やかな日射しのなか、
セーヌ河からの心地よい風を感じながらの散歩は悪くない。
コンシェルジュリーとバトームッシュー
しかし、30℃以上もある強烈の日射しのなか、
セーヌ河からの熱風を感じながらの散歩だけは、ご勘弁願いたい。
とにもかくにも、今週のパリは暑かった。
そこまでして日に焼けたいのかねぇ・・・。
だけど、今回は、どうやら違うらしい。
「今日、どうしても食べたいものがあるから、外に行こう。」
外食が好きではない彼が珍しい。
いったい、何が食べたいのだろう・・・と思っていれば、これだった。
OKONOMIYAKI
「日本人は、暑い日には、熱いものを食べるのでしょ？？」
まぁ、たしかに、
辛いものとかラーメンとかを、あえて食べる場合もあるけど、
お好み焼きを食べるという選択肢は、あまりないような・・・・。
アツアツでございます。
私は、冷たいうどんでも・・・と思ったけれど、
話の流れついでに、発汗作用のあるカレーを選んでみたりして。
カツカレー 11ユーロ
だけど、私は知っている。
パスカルの本当の狙いは、
日本人の習慣を真似したかったわけでも、
大好きなお好み焼きを食べる口実を作りたかったわけでもなく、
宇治ミルク 4.6ユーロ
「暑いね。冷たいデザートを食べようよ。」
・・・というエピローグにもっていきたかっただけということを・・・。
お医者さんに、「痩せなさい宣言」が出てから、ちょっと甘いもの控え目にしていたからね。
ただ単に、かき氷が食べたい・・・といっても私が却下しただろうから、
私の口から、「暑いね。冷たいデザートを食べよーよー。」と言わせたかったのだろう。
健気だのぅ、お主・・・・。
鬼嫁
妬み深く、そしてしつこい蠍座の女の怖さを見よ。
肖像権一切無視の秘蔵画像たち。
髪の毛逆立っていますよ・・・。
・・・と言いつつ、
本当は、パスカルが家にいないことをちょっと悲しんでいたりして、
あんた、どれだけ、まつげがくるんくるんやねん！！（なぜか大阪弁風）
写真を整理しながら、パスカルに想いを馳せたりしちゃったりして、
変顔して・・って頼んだら、この顔。思いっきり二重。目の部分を切り取って逆さにしても、わからなそう。
でも、そういうと悔しいから、
妬み深い蠍座の女の怖さを見よ・・・って言ってごまかしちゃう私。
あまのじゃく。
pipi中・・・。（お○っこ中 笑）
・・・というのが本音なら、なんて可愛い私なのでしょう。
こうみると、顔の彫りが深いことがわかる。目の周り、真っ暗です。
実際は、ブログのネタがなく、
更新のツールとして使わせて頂いているなんて、
だから、まつげ、くるんくるんすぎるって！！！
口が裂けても言えません。
2009年5月＠白川郷
だけど、あとでこれらの写真を使ったことを怒られても、
「パスカルがいなくて淋しかったの。どの写真も私の大好きなパスカルには違いないよ。」
…といえば、許されるのを知っている鬼嫁 