落語の始まりは、江戸時代、”安楽庵策伝”という説法の上手な僧による。
「醒睡笑(せいすいしょう)」=”眠気も醒めるほど面白くて笑ってしまう小噺”というネタ帳を作って話した。
「子褒め」「平林(たいらばやし)」が生まれた。
「維摩経」を書いた維摩(ゆいま)さん
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奈良の興福寺に”国宝維摩居士坐像”があるそうです。
出家せずに普通の生活をしていたが、悟りの道に到達した人。
ブッダから直接教えを受けていた人。
維摩さんによると、
「空」・・・この世のものは実体がないということを表す。
”自分の欲望”にとらわれないように生きようとすると苦悩が減るんだよ。
欲望にとらわれない生き方には、
「止観(しかん)」が大事。
*止(し)⇒静寂の中に身を置いて心の動きをできるだけ静める事。
集中・瞑想・呼吸法・坐禅をする
*観(かん)⇒第3者のような目で自分を客観的に見つめる事。
自分の心や体の状態がどんな状態か気づく。
”観”すると、心が暴れなくなる。
「維摩経」
日常生活の中で、仏道を歩むことができることを教えてくれる。
日常生活を送りながら、苦しい時も嬉しい時も悲しい時も常に”観”を怠らなければ
苦悩が減るんだよと教えてくれる。
自分を客観視することで とらわれない精神を養う。
苦しい時や悲しい時も、日々の「止観」訓練で心が軽くなるかも。
落語でブッダは、2回で幕を閉じました。