だーさんが『うつ病』になって、家族である私が出来る事。
それは『うつ病』の知識を得ることでした。
前回の本は、わかりやす~く書いてあって初心者でも短時間で読める本でした。
うつになったひとりの『患者さん』からの立場で書いてある本。
じゃ、次は『お医者さん』とか『研究者』とかそういう人の本を読もうと思い購入したのが、下記の本です。
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- 『うつ病治療の基礎知識』
こちらは、とっても分かりやすく、理論的に医学的(脳・・・的に?)書かれてあります。
『うつ病とはなんぞや』
から始まり
『うつになると脳がどうなるか』
『薬物療法はどうする?薬はどういうものがある?』
『認知療法ってなに?どういう効果がある?』
『患者側はどういう病院、医師を選ぶのが良いか』
などなど、ざっくりですが、凄く丁寧な説明でうつ病を基礎から学ぶにはかなり勉強になりました。
精神科医の先生、脳科学の研究者ですが、患者さん側に立った目線で書いてくれていて、正直
「この先生が近くで開業してくれていたら良かったのに!」
って思うくらい。
『うつ病の脳科学』
こちらは一言で言えば・・・・。
む・・・むむむ・・・・・
理論的かつわかりやすく書いてありますが、脳科学者先生なので専門用語を覚えないと、何度も同じ専門用語が出てきて
「ん、これなんの意味だっけ・・・」
と前に戻る事になってしまう。
基礎的なことも書いてあるけれど、うつ病を脳科学目線で考察する部分が多くを占めています。
かといってそれだけではなく、基礎的な脳のメカニズムからうつ治療の問題から、広い範囲で丁寧でかつわかりやすく説明をしてくれています。
ただ、内容が盛りだくさんなので読むのに時間がかかります。
が、勉強になります。
私が
「あれ、読んでおいてよかったわ~」
と思った時。
それは、だーさんの大うつエピソードが酷かった時です。
本人の心が言っているものなのか
はたまた
脳が言わせているものなのか。
それを判断するのに、この本はすんご~~~~く助かりました。
って、こんなふうに色々考えてたこと、当時のだーさんは知る由もなかったのですけどね。
うつ病の脳科学―精神科医療の未来を切り拓く (幻冬舎新書)/幻冬舎