ガーデニングにハマったついでに、食べられるものも育てよう!と思い、木いちごを数種類育て始めました。中でも一番おいしいと噂のモミジイチゴ(紅葉苺/長葉紅葉苺)の結実が待ち遠しい。2年目の栽培記録を綴ったページ。
 
ちなみに、用土・鉢ともに適当。古い土にコンポスト堆肥や腐葉土を混ぜて…という適当配合です。植え替えなしで冬は腐葉土でマルチング、一応油かすをやりましたが、野生種だし今後は秋までなしで行こうと思います。ただ、鉢は大きめを心がけました。果樹全般に言えることでしょうが、土の量、根張りの規模が収穫に響くようなので。
 

 

 

 

◆1月芽吹く

 

1月の様子(ニイガタ)

 

赤い新芽が膨らんできています。枝をいくらか整理したけど、もっと落とした方がいいような。でもトゲが痛いわ引っかかるわで作業しにくい。ちなみにこれは去年出たシュート。初めの2本は枯れました。右はエビガライチゴ。こちらはすでに葉が開いてきています。この2株でかなりスペースを取るので、この一角にはおいそれと近づけません…(棘がすごい)。

 

これはかなり大きい株で、鉢底からだと150センチくらいあります。鉢は12号くらい?ここまで大きいと結実してもいいように思います。今年は出身地の違う3株があるので、期待大です。

 

他のトットリ、カナガワ株はここまで大きくありません。カナガワは秋に地植えにしたものの、大して大きくはなりませんでした。

 

◆2月

2月。まだ寒波が来ていて、寒いことは寒いです。が、日が長くなってきた感じです。日中は日が当たるとかなり暖かい。

 

 

ニイガタ。ただの細い棒なせいか、なかなかピントが合わないなか、なんとか撮れた一枚。もう葉が開き始めています。

 

去年のブログを見ると、この時期はトットリ株を購入して、多分すでに花が咲いていますね。葉が展開したのはそのずっと後、4月に入ってからでした。そのトットリは今年はまだ花が咲いていません。裏庭で日当たりが悪いからかも。でも、野生種だからそれくらいでいいでしょう。

 

ニイガタ株を買った方の話によれば、3年くらいで太い最初の枝が枯れるということだったので、3年かけて大きく成長して、最後の年に実をつけるのかもしれません。できるだけ大株になるように、大きいプランターあるいは地植えで対応しました。ただ、寒くてトットリは植え替えできませんでした。今年は本当に寒い!

 

 

3/3ころ、数日暖かい日が続いたせいか葉の展開が早く、蕾が顔を出しました。でも他の株がまだ芽吹いていないので、受粉時期がずれそう。

◆3月開花◆

 3月は一気に暖かい日が増え、むしろ初夏と言ってもいいくらい暑くなる日も。そのせいか、ニイガタは開花してしまった。まだ他の株の成長が追いついていないため、受粉はしないかも?

 

 

わさわさ。太い茎が2本、伸ばせば160cmくらいありそうな大株。

 

これは下からの撮影。モミジイチゴは下向きにぶら下がるように花が咲きます。実も当然ぶら下がるので、トゲと戦いながら収穫するそうです。

 

花弁が尖っている。去年見たトットリの花は尖っていなかったような…。葉の形だけでなく、花も少し違う?

 

ちなみに、去年「クマイチゴ」という名でフリマアプリで手に入れた木イチゴ、どう見てもモミジイチゴです。↓

 

地域によっていろんな呼ばれ方をしているのか、単に勘違いなのか?wikiでクマイチゴを検索すると明らかに葉が違うので、これはモミジイチゴだと思います。そうすると、これも同時に開花したので、受粉の確率は高まるかも!

 

ただし、開花してから何度も雨が降ってしまい、受粉計画に支障出ています。明日晴れたら人工授粉してみようかと思います。

◆4月花、少な目

引き続き花は咲いているのですが、かなり少ないです。土を換えた方がよかったかもしれない。が、それよりも雨!去年よりもかなり雨が多い感じです。もう人工授粉も諦めモード。

 

結局、4月は毎週雨でじっとり月でした。そのせいか、花柄は全部枯れ落ちていて受粉は成功していない感じ。棘のせいでこれを確認するのも一苦労です。

 

花の傍ら、親指くらい太いシュートが立ち上がってきました。こんなに太くなるの?ってくらい太いです。苗の産地の方によれば、2~3年で太い枝は実をつけて枯れて…ということでした。去年の枝は切るべきなのか、どうしましょう。あまり若い枝だと実が付きにくいという可能性も考え、ここは古い枝は残し、新しい枝も育むという方向で行こうと思います。

◆5月結実ならず

ゴールデンウィークもまた雨…。もう花は完全に終わり、やはり実は付かなかったようです。地植えにしたカナガワ株は花が咲きませんでした。まだ株に力がなかった?ただ、去年最初に買ったトットリは30センチくらいのヒョロイ棒状態でも花が咲いたんですが。ただ、トットリも植え替えしなかったせいか花は一つしか咲かず…。
 
鉢植えの場合は土を換えた方がいいかもしれません。土を選ばないとはいえ、山の中の土と鉢植えの土とでは基本的な栄養状態などが違うんでしょう。でもニイガタはもう大きすぎてどうにもしようがないのだが、どうしよう…。半分くらいに切ってしまおうかな。大きく枝垂れるくらいの株に実がなる、という説を聞いたからそのまま育てたけど、脇芽も結構出てくるから、半分くらいに切って植え替えに挑戦します。
 
モミジイチゴ以外の木イチゴでは、草イチゴ、バライチゴ、カジイチゴ(サーモンベリーの名前で買った)が受粉に成功したようです。草イチゴは一番簡単と思いきや、鉢植えは全滅。地植えのみが実を付けました。これは参考になるんではないかと思っています。
 
 
ちなみに、私が応援していたモミジイチゴの先輩も、今年は実がならなかったようです。お互い来年に期待!↓
 

モミジイチゴ参考サイト

モミジイチゴは野生では実がなるのに、家庭では実がならないと評判?の木イチゴです。日本では木苺研究はさほどされておらず、ネットに出ている情報は素人の方のものばかり。「家庭で実を収穫する」ためのデータがないということです。その中でも、参考になると思った栽培の先輩や研究者の方のサイトをご紹介します。
 
ガチな研究者
こちらは数多くのベリー類を栽培し、野生種で交配などしてオリジナル品種まで生み出している本物です。こちらによれば、下垂した枝に花、実が付くとのこと。なので、支柱は外して垂れ下がるようにしています。他にも興味深い内容が盛りだくさんなので、とても参考になります。
 
 
 
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