中年を過ぎて・・・
まあ、いい大人になってからの人とのお付き合い
について
仲良くなったり関係が続いたりする
結局のところって
「経験値の差」
かも知れないと、ふと思いました。
若い頃は
仲良くなる相手って
趣味が一緒だったり、ノリが合ったり
環境が似ていたり、カーストの位置的なものが同じだったり
まあ・・・そんな感じで仲良くなります。
しかし、ある程度の年になると
それとは少し違う感じで、人とのお付き合い、
続く人は続く
続かない人は続かない
と分かれてくるようになりませんか？
もちろん、
前提として環境が似ていたり価値観が似ている人（経済的なものも含めて）
が仲良くなったりするのですが・・・
中年を過ぎた私や
私よりもう少し世代が上の人たちを見ていて思うことは・・・
話が合うか
合わないかには「経験値」というものが
大きく影響しているように思います。
よく女性同士の揉め事の中で耳にする言葉に
「あの人は常識がない」
とか
「気遣いってものができない」
などがありますが・・・
それは、その人の性格が悪いとか人格に問題がある
とかではなく（中にはそういう人もいるかもだけど）
ただ単に知らなかった
（経験値が少ない）
からなのかなぁ・・・とも思ったりする
ビーガン料理のサンドイッチはフムスが美味しかった
簡単な例を挙げれば
例えば
大人数のパーティーや集まりを主催をしたことがなければ
出欠席の返事を放置して再度の連絡（手間）を相手に
かけさせてしまうかも知れません。
ホームパーティーを開いて人をお招きしていない方は
お土産に主催者側に手間をかけさせるものも
持ってきてしまうかも知れない。（丸ごとのスカイとか
）
入院・介護系を経験していなければ
相手がどんなに忙しいかとか分からず、
このタイミングでそれ？ということを頼んでしまうかも知れない。
ご商売というのの経験がなければ、
飲食店で飲み物が空になっていながら、ダラダラと長時間も居座ってしまうかも知れない。
自分が経験さえしていれば
相手がどれだけ大変だということもわかるし
それによって、
相手への心遣いが自然とできたり
見えないところで相手が使った労力に気づけて
きちんとお礼を言ったりできるのだと思います。
（つまり相手への尊重を表せられる）
常識というより経験の問題なのかな？と思います。
そして、
ある程度、年を取ってくると
若い頃には皆、似たりよったりでそれほど差がなかったのに・・・
年を取ると
どういう生き方をしたかによって
その経験値がすごく大きく差がついている
そんな風に感じます。
そしてその経験値が違いすぎると
長くお付き合いを続けていくのは難しいのかも知れません。
でも、反対にその経験値が一緒なら
あまり年齢に関係なくお付き合いが続いたりするものです。
経験値が大事と言っても
じゃあ。いっぱい色んな経験をしなければ！
ヘビーな体験もしなきゃ人間的に成長できない！
と言いたいわけではありません。
大きな経験をしなくても、
日々の自分の身近にある経験をきちんと
味わうことができる方は
その体験から学ぶことができて、
より大きな経験についても想像することが可能です。
例えば
ちょっと親が体調を崩したとか。子供が学校に行くのを渋った。
地域の会の役員で近所の方の葬儀の手伝いをした。
子供会で盆踊りの準備をした。
そんな日常にある経験を、ざっとやり流してしまうのでなく
そこをしっかり「感じ・味わう」ことにより、
人は経験値を貯めることができるのです
よく、女性の方で、
私は大したことしていないのですよ
と謙遜しておっしゃる方がいるけれど・・・
例え、
それが例えば主婦という肩書きで表に見えずらくても
やっぱりそこをきちんと生きてらっしゃる方には
感じるものが必ずあります。
人間は、
瞑想して座っていても魂の成長はありません。
経験して初めて成長していく生き物なのですよね
小さな経験を軽んじず
苦手な経験に尻込みをせず
与えられた経験には挑んでいきたいものです