2024年7月8日夏の甲子園地区予選ベスト10(1) | ロロモ文庫

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10位は神奈川大会1回戦の舞岡対津久井で、昨夏に創部初となるベスト16に入った舞岡が22対0の五回コールド勝ち。舞岡は二回に1点先制。四回には賀野の大会2号のランニング本塁打など7連打を含む猛攻で13点を挙げ、五回も8得点と攻撃の手を緩めなかったわけです。

9位は鹿児島大会1回戦の国分中央対喜界で、国分中央は1回裏、3点を先取すると、2回も3点を追加し、4回には打者一巡で5点をダメ押しし、投手陣は3回まで左腕エース・奥亮太、4回からは右腕安藤 寿丈とつないで、喜界打線に1人の走者も許さない完璧な投球を披露。ノーシードながら秋春8強の強豪・国分中央の前に、5回コールド負けの完敗だった喜界でしたが、西尾亜漣主将は「ずっと単独チームで出たいと思っていた。喜界で野球をやれたことを誇りに思う」とコメント。スタンドには3月まで合同チームを組んでいた奄美・古仁屋のメンバーや、星原監督の前任校・松陽のメンバーが友情応援をしてくれたわけです。

8位は東東京大会1回戦の墨田工科対大山で、墨田工科が11安打10得点と打線爆発で大山に5回コールド勝ち。「2番・遊撃」で出場した佐藤輝は1安打1得点で大勝に貢献。名前の佐藤輝は、阪神の長距離砲・佐藤輝明内野手のスコアボードの表示「佐藤輝」と一緒。一発が魅力の本家とは異なり、佐藤は「足が強み。巨人の守備が上手い吉川選手が好き。初戦負けが多かったので、うれしい。これからもいっぱい勝ちたい」と決意を新たにしたわけです。

7位は西東京大会1回戦の都立府中工科対都立永山で、都立府中工科は春季都大会では2回戦敗退ながら、4強の明大中野に善戦し、対する都立永山は秋、春とも1次予選で敗退。都立校同士の対戦ながら、実績では府中工科が上回っていますが、府中工科の高橋伸吾監督が「これが夏の大会ですね。練習試合では見たこともないエラーもありました。夏のプレッシャーに負けていたのかな」と語るように、府中工科はミスが続いて苦戦。 府中工科はこの試合、背番号10の左腕・稲田康士投手が先発し、背番号15の投げ方が変則的な石井輝覇投手とつないだが、6回裏からは一塁手として出場していた背番号1の久保田翔真投手をマウンドに送ると、試合が締まり、府中工科はそれ以上の失点は許さず、14対6で8回コールドが成立。久保田は「暑かったことと、緊張感がありました。神宮球場で試合をしたいです」と8強以上を目標にしたわけです。

6位は鹿児島大会1回戦のれいめい対武岡台で、れいめいは初回、4番谷口知希の中前適時打で先制し、6番・前平兼伸も適時内野安打で続き、2点を先取。3回表は二死一塁から前平が中越え二塁打を放ち3点目。4回には一死から3連打と暴投で3点を加え、徐々にリードを広げ、6回は谷口の左前2点適時打などで4点をダメ押した。投手陣は3人の継投で武岡台打線に本塁を踏ませませんでした。武岡台は初回に二死二、三塁、2回は二死二塁、3回は先頭の1番・義岡壯仁が左越え二塁打を放ち、一死三塁と3回連続得点圏に走者を進めたが、適時打が出ず、4回以降は無安打に抑えられたわけです。

5位は京都大会2回戦の明徳対洛西で、京都明徳が18安打13得点で洛西に大勝。初回、先頭の増田速人遊撃手が中前打を放つと、7番まで連続安打で4得点。さらに敵失と犠飛で3点を追加し、なお1死二塁で増田が左越えランニング本塁打。いきなり9点を奪いました。投げては主将の浅井悟天が、5回4安打2失点7Kで、6回からは右翼守備につき、7回1死一塁では適時三塁打を放つなど、5打数3安打1打点と投打でチームをけん引。江辺康平監督も「浅井を中心に練習したり、試合に挑んでいったり、アップどうしたいとかを任せている」と信頼を置きます。春は、1回戦で今春センバツ出場の京都外大西にコールド負け。浅井は「中学から、僕がこのチームを変える気で来たので。勝ちたいのはもちろんなんですけど、しっかり試合ができるように、この1週間チーム作りをしていきたい」と意気込んだわけです。

4位は奈良大会1回戦の大和広陵対奈良女子大附で、奈良女子大附で4番捕手で主将を務める野村英暉は、県内で上位クラスの打撃センスを持ち、1年春から中軸を任され、打線の柱として活躍し、昨春の8強進出にも大きく貢献 しかし、この日は序盤から投手陣が打ち込まれて、1対9で7回コールド負け最後の夏を終えた野村は大学でも野球を続けることを表明。「高校野球でも思ったより通用して、レベルの高いところに身を置いて揉まれたい気持ちがあります」と野村はコメントしたわけです。

3位は奈良大会1回戦の御所実対五條で、御所実の先発・濱口 仁葵が被安打3、3球2奪三振で、一度も三塁を踏ませずに94球で完封し、100球未満で完封するマダックスを達成。「立ち上がりはコントロールもつかなくて、難しいピッチングになったんですけど、途中から仲間の励ましやスタンドの応援もあって、自分の調子を取り戻すことができたと思います」対する五條の先発・近藤晃平も右横手から緩急を上手く使った投球で8回98球を投げて、3安打1四球5奪三振で自責点0の好投。白熱した投手戦の中、唯一の得点機会が5回裏で、一死三塁から7番・木下颯真の放った打球は三塁ゴロとなり、三塁走者は本塁に突入。三塁手からの送球のタイミングはアウトでしたが、捕手が捕球することができませんでした。ハイレベルな投げ合いを制した濱口は「全員野球で甲子園を目指します」と力強く宣言したわけです。

2位は京都大会2回戦の城南菱創対大谷で、大谷は延長10回タイブレークの末に4対6で初戦敗退。先発右腕の八田楓雅は10回を投げ抜いて10奪三振で6失点。タイブレークに入った延長10回に3点を失うも「自分の120%の力を出せたと思います。3年生でもベンチに入れない選手が多くいた。その選手たちがたくさんサポートしてくれたので自分が勝たせてあげたかったです」と涙を流し「甲子園という目指す場所はみんな一緒だった。そこに向かって自分たちの夢を追いかけることができました。ありがとうと感謝を伝えたいです」と仲間への感謝とともに高校野球を終えたわけです。

1位は東東京大会2回戦の日体大荏原対田園調布で、一昨年夏準優勝で今回はノーシードの日体大荏原は、2点を先行され、追いついた直後の三回表に勝ち越されますが、その裏2死満塁で9番中馬龍之介内野手の左越え3点二塁打などで5点を奪って逆転し、さらにその後も2点3点と追加点を奪い、12対3で七回コールド勝ち。本橋慶彦監督は、「いいときと悪いときがあって、どっちが出るかわからないチーム。最初にバントができずに送れなかったり、打ち取ったフライをつかんだ野手に交錯して先制点を奪われたりしていた。でも、その後に焦らずに逆転してきたので、力はついてきていると思う」とコメントしたわけです。