ウルトラマンレオ 第27話 | ロロモ文庫

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強いぞ! 桃太郎!

桃太郎を取り囲む真一と秀雄と夏生。「桃太郎ちゃん。遊ぼうぜ」「一緒に遊ぶんだからリンゴくれよ」「桃太郎君、友達だろう。けちけちするなよ」「本当に遊んでくれる?」「本当だよ」「早くくれよ」「早くしろよ」リンゴを渡す桃太郎。「何して遊ぶ?僕、鬼ごっこがいいな」リンゴの芯を桃太郎に投げつけ真一たち。「何するんだ」「お前、桃太郎だろう。僕達が鬼になってやるよ」「くそう」

桃太郎の歌を歌う真一たち。「桃太郎さん、桃太郎さん。お腰に着けたきびだんご。一つ私にくださいな」「やーい、桃太郎」「お前は桃から生まれたんだろう」「だからパパもママもいないんだろう」「やーい、桃から生まれた桃太郎」ちがわいと怒鳴る桃太郎。「死んだ父ちゃんが桃太郎と名付けてくれたんだい」「嘘つけ。お前は桃から生まれたんだよ。だから父ちゃんも母ちゃんもいないんだ」「ちがわい」「ちがわない。お前は桃から生まれた泣き虫桃太郎」「やーい。やーい」「逃げるな、桃太郎」

桃太郎を追う真一たち。「あ、MACの隊長だ」「ちくしょう、隠れやがって」「桃太郎さん、桃太郎さん。鬼退治は行かないの」怒るダン。「君達、仲良く遊ばないといけないじゃないか」「だって桃ちゃん、弱虫すぎて面白くないんだもん」真一たちに聞くゲン。「じゃあ、君達は弱い者いじめをしてるのか」「やーい、やーい。弱虫桃太郎。ままごとしてろ。やーい、やーい」走り去る真一たち。

呟く桃太郎。「僕に父さんも母さんもいないから、みんないい気になっていじめるんだ」「そんなことくらいで泣きべそかいちゃいけないぞ」「うん」「真ちゃんも秀ちゃんも夏ちゃんも僕にやっつけられて逃げていきました、と日記には書いておこう」「はははは」「僕は喧嘩は嫌いなんだ。でもみんなを苦しめる本当の鬼みたいなやつが出てきたら、きっとやっつけてやるんだ」「うん。偉いぞ」桃太郎に私も百ちゃんって言うのよと言う百子。一緒に鬼ごっこしようよと桃太郎に言うトオルとカオル。「サンキュー。でも家でおじいちゃんとおばあちゃんが待ってるんだ。さよなら」

惑星アップルで果物を食べ過ぎて追放され、地球の果物を狙って現れるオニオン。果物店を経営する祖父と祖母に早く逃げるんだと言う桃太郎。店の果物をオニオンに食べられて嘆く桃太郎の祖父母。「ああ、なんてことだ」「このままじゃお店は潰される」オニオンを見て、青鬼そっくりだなと呟くダン。「桃太郎に会ったと思ったら、今度は鬼ですか」「しかしこの鬼は我々が退治しなくちゃならん」麻酔弾でオニオンを眠らせるMAC。

祖父母の涙を見て、鬼退治を決意する桃太郎。「桃ちゃん。僕達も手伝うよ」「リンゴもらったもんね」「美味しかったよ」「よし、行くぞ。真ちゃんはイヌ、秀ちゃんはサル、夏ちゃんはキジだ」「わーい、わーい」桃太郎たちに危ないぞと言うゲン。「おおとりさん、僕は約束したよ。本当の鬼が出たらやっつけるって」「君達の勇気は素晴らしい。でもMACに任せるんだ」麻酔が覚めて暴れるオニオン。ウルトラマンレオに変身するゲン。オニオンを斃すウルトラマンレオなのであった。