作:雁屋哲、画:花咲アキラ「美味しんぼ(660)」 | ロロモ文庫

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食い違い解消法!?

鮎川のためにオクラと生麩の煮物、オクラ納豆、オクラの精進揚げ、オクラのおみおつけを作るみずき。「もうたくさんだ。今日の料理はなんだ。オクラばっかり。俺がオクラを嫌いなのを知ってながら、オクラ責めとはどういうつもりだ」「私、オクラが好きなの。だからあなたにも好きになってもらいたいの」「そういうのを押し付けと言うんだ」「……」

鮎川になぜオクラが嫌いなんだと聞く山岡。「表面に毛が生えていて、その感触がイヤなんだ」「なるほど」「それに細かく切ってかき回すと粘りが出るくせに、舌触りはバサバサして荒っぽい感じだし」「なるほど」「においも青臭いし」「なるほど」

鮎川のためにオクラ料理を作る栗田。「オクラと生麩の煮物です」「ぬ、ほんとにオクラか。全然ぱさぱさしない」「オクラ納豆です」「舌触りがまるで違う。滑らかな食感で、粘り気ととても調和している」「オクラのサラダです。オリーブオイルと酢のドレッシングにたっぷり漬けたものです」「ドレッシングが染み込むと、オクラのバサバサした感じがなくなる。オクラの実の甘さを感じる」

信じられないというみずきに種明かしをすう山岡。「調理前に塩をオクラの表面につけてこすると、表面の細かい毛が取れる。この毛が舌にざわざわした不快な感触を与えるから、この毛を取り去ることで感触が大幅に改善される。さらにそのオクラにオリーブオイルを沢山入れたドレッシングをたっぷりかけると、ドレッシングの油を吸って滑らかになり、実のバサバサした感じは消える。しかも青臭い香りも消えて、グンと美味しくなる」「知らなかったわ」「鮎川がなぜオクラが嫌いか知ってたか」「知らなかったわ」「それじゃだめだ」「わかったわ。反省します」