作:雁屋哲、画:花咲アキラ「美味しんぼ(586)」 | ロロモ文庫

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ナスで仲直り!?

俳句の会で「茄子の実を 思い浮かべつつ ホールインワン」と「茄子だけは 味噌汁の実に しないわよ」というくだらない句を作って、会を台無しにした小泉と秀沢のために茄子料理を作る山岡。

「左手前の小鉢は茄子を丸ごと蒸した後に茶筅に切り、醤油、酒、スダチの汁、生姜汁、唐辛子、そして香菜を混ぜた漬け汁に漬けたものだ」「ぬう、さっぱりしていてピリリとして、しかも茄子の甘味が快い」「その隣の皿は薄切りにした茄子を薄く油を引いたフライパンで焼いて、ウニの塩辛をお酒でといて、それを塗ったものだ」「ぬう、ウニの塩辛か。茄子とえらく相性がいい」

「次は加茂茄子の皮をむいて、輪切りにしてその2枚の間に生のフォアグラをはさみ、パン粉をつけて揚げたものだ」「ぬう。茄子は皮をむいてあるから、クセがなくて実の甘さが際立つ。その味にフォアグラのこくのあるうまさが重なる」「最後は茄子のお寿司だ。ちょうどよい大きさの茄子を糠漬けにして半分に切り、表面に切れ目を入れて、握ったものだ」「ぬう、この味はほっとする。日本人にはやはりこの味だ。美味いものを作った山岡に免じて、バカな二人を許すとしよう」