ウルトラマンタロウ 第34話 | ロロモ文庫

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ウルトラ6兄弟最後の日!

よくやったと光太郎に言う郷。「俺とエースはお前を助けようと何度飛び出そうとしたことか」そのたびに兄さんたちに止められたと笑う北斗。「随分冷たい兄さんたちだと心の中では腹が立ったけどな」「みんなありがとう。おかげで自信がつきました。俺は今まで兄さんたちを頼りすぎていたんだ」わかってくれればいいと言うハヤタ。「しかし、これもみなゾフィー兄さんの思いやりだ」「そういえばゾフィー兄さんは?」テンペラ―星人の様子を探りに行ってると答えるダン。「あれくらいで諦めるやつじゃないってな」

そんな心配なんかしなくていいのにと言う光太郎。「もし、またテンペラ―星人が現れたら、俺がまたひねってやるよ」「タロウ。それはどういう意味だ」「自信がついたと言ったでしょう。もう俺は甘えん坊の末っ子じゃないんですよ」「自信がつくということは、それを自慢することとは違うと思うがな」「まあいいから。ここは俺たちに任せて、兄さんたちは地球の御馳走をたっぷり食べて帰ってくださいよ」

その言い草はなんだと激高する北斗を制する郷。「タロウ。自分の力を過信すると、今に大きな怪我をするぞ」「だってテンペラ―星人は俺一人でやっつけたんじゃないか」「タロウ。言葉を慎め「……」

スポーツのチームに一番必要なものはなんだと光太郎に聞くダン。「一人一人のトレーニング。美しい技。負けじ魂。そして根性、それらももちろん大切だ。しかし一番大切なのはがっちりしたチームワークじゃないのか」セブンの言うとおりだと言うハヤタ。「一人だけ技術が優れた者がいても、チームワークが取れていないと絶対に試合には勝てない。タロウ、そのことは忘れるな」「わかったよ。ZATのメンバーとして早く本部に帰れと言うんだろう。帰るよ。でも、まあ地球のことは俺に任せといてよ。じゃあ」

調子にのりたがってと憤る北斗。「あの野郎、ぶん殴ってやる」よせと北斗に言う郷。「今のタロウに何を言っても無駄だ」「なんだい。テンペラ―星人の一匹や二匹やっつけただけで」そこに現れるゾフィー。「テンペラ―星人はまだ滅びていない」「なんですって。じゃあ、まだ奴らは俺たちを狙ってるというんですか」呟くハヤタ。「タロウのやつ、自分の力を過信して危険なことにならなければいいが」

もう一度この人たちの姿を借りようと言うゾフィー。「それで増長しているタロウに思い知らせて、ガーンとやるわけですね」「違う。タロウのためじゃない。地球の人を守るためだ」「今にタロウも思い知る時がくる。それは口で言ってもだめだ。体でわからければな」「急げ、テンペラ―星人が来るぞ」上野の姿になるウルトラマンA。南原の姿になるウルトラマンジャック。北島の姿になるウルトラセブン。荒垣の姿になるウルトラマン。大谷の姿になるゾフィー。

再び現れたテンペラ―星人に単身戦いを挑むが、囚われの身となる光太郎。「ははは。出てこい、ウルトラ兄弟。この弟はどうなってもいいと言うのか」光太郎を救出する荒垣たち。「タロウ、大丈夫か」「そうか。それではみんなは兄さんたちだったんですね」「そうだ」「すいません。勝手な行動するとどんなひどいことになるか、よくわかりました」「そうか」変身して、力を合わせてテンペラ―星人を斃し、テンペラ―星人の円盤を破壊するウルトラ6兄弟。「じゃあ、タロウ。もう大丈夫だな」「はい。ZATの中でチームワークを守りながら戦います」「タロウ、元気でな」ウルトラ5兄弟は安心してウルトラの国に戻るのであった。