作:雁屋哲、画:花咲アキラ「美味しんぼ(552)」 | ロロモ文庫

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盲点の食材(前)

俺は大石と合同結婚式をあげると山岡に言う中松。「問題なのは俺の上司である権田原署長と大石の上司である鰐渕署長が犬猿の仲だということだ。お前なんとか仲直りさせろ」「ぬう、こういう時はとりあえず岡星だ」

小鳩の料理を出す岡星。「空揚げにしてるな」「ただの空揚げじゃない。中華風の空揚げだ。熱い油をかけて皮をバリバリに仕上げてある」「山岡さんがオーストラリアで小鳩の料理を食べておいしかったと聞いたので、挑戦したのです、小鳩を中華風の味付けでマリネしてそれをカラリと揚げたんです。小鳩は鶏ともうずらとも違う独特の風味があって、料理のしがいがあります。そのまま手でつかんで召し上がってください」

「ぬ。皮がパリパリと香ばしい」「肉を嚙むと美味しい肉汁が口の中に」「胸の部分は鳩独特の血合いの風味がするけれど、小鳩だけあってあの野趣が勝ちすぎないところがお手柄だ」「この手羽の部分はバリバリと全部食える。小鳩でなければ味わえないうまさだ」「私は実はうずらを同じようにして揚げたのも好きなんです。もっとあっさりして軽いですが」「ぬ。うずらでも同じ料理ができるか。中松、権田原と鰐渕を騙してセットさせろ」