ウルトラマンタロウ 第20話 | ロロモ文庫

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びっくり!怪獣が降ってきた

夏の休暇を取って、さおりと健一とともに信州の民宿に泊まる光太郎。部屋の居心地はどうですかと光太郎たちに聞く主人の米吉。「とても涼しいですよ」「そうですか」「眺めもいいし、素敵ですわ」「あの部屋は一番いい部屋なんです」そこに現れ、健一を見つめる妻のお杉にあっちにいってなさいと言う米吉。黙って去っていくお杉。

お杉はやっと生まれた子供を2か月前に亡くしたショックで記憶喪失になっていると語る米吉。「医者に見放された息子をなんとか助けようと三日三晩、千羽鶴を折り続けて。今も千波鶴との生活が続いています。しかし、子供を見ると何かを思い出すのか、じっと見つめるので近所の子供も寄り付かなくなりました」「お気の毒に」「今日は村の神社の夏祭りです。夜になったらたくさん花火があがりますよ。三人とも楽しんでください」

夏祭りで打ち上がる花火を、花と間違えてついばもうとし、花火を浴びて地上に落下するフライングライドロンの息子。「何か落ちた」「怖いわ。民宿に戻りましょう」民宿に戻る光太郎たち。子供が乾かないように雷を起こして雨を降らすフライングライドロンの母親。あの声は怪獣の声かもしれませんと言う光太郎。「怪獣なら仕留めてきます」いけませんよと言うお杉。「あんなに悲しげに泣いてる子供をいじめようなんて」「お杉、あっちに行きなさい」「いけませんよ。母親だってあんなに悲しげに泣いているじゃありませんか」光太郎にもう少し様子を見たほうがいいと言うさおり。「こんな嵐の中じゃ危険だわ」「とにかくZAT本部に連絡して調べてもらおう」

一夜明けて、嵐もおさまり、泣き疲れて眠るフライングライドロンの息子を見つけるZAT。地球の引力下では飛ぶことができないので、空から見守るしかないフライングライドロンの母親。目をさまし怯えて泣きだすフライングライドロンの息子を暴れていると勘違いするZAT。息子の泣き声に反応して雨と雷を起こすフライングライドロンの母親。「副隊長、怪獣が暴れて畑やたんぼを荒らしています。攻撃命令を出してください」「……」「もしダムを壊すと、この雨です。大洪水になります」「よし、攻撃だ」

フライングライドロンの息子を攻撃するZAT。ますます暴れるフライングライドロンの息子。ウルトラマンタロウに変身する光太郎。ライングライドロンの息子を攻撃するウルトラマンタロウにいけませんよと言うお杉。「大人が子供をいじめたりしては。ほら、母親だって呼んでるじゃありませんか。いけませんよ」フライングライドロンの息子が羽を怪我して、しかも地球の引力に縛られていることを悟り、フライングライドロンの息子を抱えて大気圏外まで運び、母親のもとに返すウルトラマンタロウ。そしてお杉の記憶喪失が治り、米吉は大喜びするのであった。