ウルトラマンタロウ 第4話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

大海亀怪獣東京を襲う!

亀を見つけて家に持って帰る健一。「光太郎さん、うんと餌をやったらオロン島のキングトータスみたいになるかな」「オロン島の大亀は特殊な例だよ。深い地層に埋もれていた2億年前の亀の卵が地震で圧力の薄い地表に飛び出し、開放され、一挙に巨大化したに違いないんだ」新聞に出てるわというさおり。「キングトータスとクイント―タスの生け捕り作戦が始まるんですって」「そっとしといてあげればいいのに」

産卵のためにオロン島に上陸し、産卵を終えたクイント―タスに麻酔弾を打ち込む捕獲隊。「思った通りだ。奴は産卵で弱っている」「簡単に眠りましたね」「捕獲網にかけるんだ」そこに現れたキングトータスにも麻酔弾を打ち込み、捕獲網をかける捕獲隊。捕獲網を破るが麻酔が効いて海底に沈むキングトータス。「よし、卵を掘りだすんだ」「あった」「ちぇ、こいつは割れてる」「ここにもあった」「よし、卵とクイント―タスを日本に持って帰るんだ」

クイント―タスを曳行して日本に向かう第四さくら丸。興行主の黒崎に聞く第四さくら丸の船長。「あんなどでかい化け物を日本に持ち帰ってどうするつもりだ」「怪獣ショーを開くつもりです。あいつなら世界中から見物人が押し寄せます。さらにあいつに芸を仕込めば鬼に金棒ですな」「そうなりゃあんたたちは億万長者だね」「さあ、みなさん。飲んでください」

これはクイント―タスの卵のスープですと言う佐久間。「世界中のメニューを探してもどこにもない珍味ですぞ」「大事な卵じゃないのかね」「いいんです。これは割れたやつですから」「みなさん。大いに飲んでください」「おお、これは確かに珍味だ」第二栄光を襲うキングトータス。「麻酔が切れたようだぞ」「おかしいな。二、三日は動けないはずなのに」「うわあ、助けてくれ」

第四さくら丸が大海亀に襲われてSOSを発信しているそうですと朝比奈たちに告げる森山。「場所は神津島の南東6キロ」「第四さくら丸といえばクイント―タスを捕獲して帰る途中ですね」「捕まえた亀が暴れ出したのかな」コンドルでパトロール中の光太郎と北島に神津島に向かえと命令する朝比奈。コンドルからの攻撃を受けて姿を消すクイント―タス。

余計なことをするなと光太郎たちに文句を言う黒崎。「誰がクイント―タスにミサイルを撃ち込んでくれと頼んだ」「何を言うんです。あのままほっとけば第四さくら丸は沈没していた。攻撃はやむえなかった」「あの亀を捕まえるには2年間の準備期間と1億円近い金をつぎこんでいる。どうしてくれるんだ」「だいたい亀を生け捕るのが間違っているんだ。彼らはオロン島で平和に暮らしていたんだぞ」「なんだと」

ZATはSOSを受信して出動したと黒崎に言う荒垣。「こうして全員無事でいることは喜ぶべきことじゃないですか」我々はZATに感謝していると言う船長。「おかげで船も乗組員も無事に戻ることができました」しきりに体をかく船長にどうしたんですと聞く荒垣。「どうも亀の卵のスープを飲んでから体がかゆくていかん」「亀の卵のスープ?これはじんましんだ、それにしても亀甲模様のじんましんは珍しいな」これはクイント―タスの祟りかもと呟く南原。「亀は執念深い。よく言うでしょ、鶴は千年、亀は万年。だから万年祟りますよ」馬鹿馬鹿しいと呟く黒崎に、あなたたちはクイント―タスの卵を持ち帰りましたねと聞く荒垣。「どうするんです」「余計なお世話だ。ほっといてくれ」

クイント―タスの卵を見つめる黒崎たち。「うまく孵るかな」「親亀が取り返しにこないでしょうね」「なんだと、八田」「いえ、ちょっと気になったものですから」「一匹で一億円。四匹で四億円。楽しみじゃないか」「それにしてもかゆいな」「佐久間。お前はスープを一番飲んだからな」

佐久間は巨大な岩に襲われて食われてしまったとZATに訴える白井。西イリアン航行中の第四さくら丸は空飛ぶ円盤に襲われて、沈没して船長以下乗組員は全員死亡したそうですと朝比奈に報告する森山。「大亀の卵スープを飲んだ人間は全員じんましんになった」「じましんになった人間は次々と死んでいく」「第四さくら丸の乗組員10人を含め、14人中11人が死んでいます」「残るは黒崎、八田、白井の3人ですね」「東は生き残った3人の身辺警護に着け。二度あることは三度あるぞ」

亀の呪いだとパニックになる白井を襲って食べるクイント―タス。ウルトラマンタロウに変身する光太郎。そこに空を飛んで現れるキングトータス。「空飛ぶ円盤とはこいつのことだったのか」キングトータスとクイント―タスは身体を回転させて、ウルトラマンタロウを真空渦巻きの中に巻き込むのであった。