ウルトラマンA 第26話 | ロロモ文庫

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全滅!ウルトラ5兄弟

突如、東京都内に現れるヒッポリト星人。「地球人に告ぐ。ウルトラマンAを渡せ。さもなくばこの世の地獄を見せてやる。我等は宇宙で一番強い生き物。ヒッポリト星人だ。まず風地獄を見よ」鼻から突風を巻き起こすヒッポリト星人。

今度の敵は今まで出会ったことのない恐ろしい敵だと話す竜。「今度の敵は身長200メートルあるそうだ」TACアローの中で話し合う北斗と南。「TACは勝てるのかしら」「わからん。人間の持ってる最高の科学で攻撃するんだ。それでだめな時はどんなことをしてもダメさ」弾が突き抜けてしまうと驚く山中。「これではどうすることもできん」はははと笑うヒッポリト星人。「これが地球で一番強いと言われるTACか。次はウルトラマンA。の出番だな。ウルトラマンAを出せ。俺様がウルトラマンAをやっつけるところを見せてやる」

なんていうヤツだと呻く北斗。「奴はウルトラマンAの引き渡しを要求している」「このままではTACは全滅してしまうわ」「夕子、行くぞ。奴に俺達の強さを見せてやる」「わかったわ」TACアローでヒッポリト星人に突っ込む北斗と南。<ウルトラマンAになってはいけない。ヒッポリト星人はお前達に勝てる相手ではない>ウルトラマンAになれないまま、TACアローでヒッポリト星人に突っ込む北斗と南。ヒッポリト星人の身体を通過するTACアロー。はははと笑うヒッポリト星人。「どうだ、地球人諸君。君達にこの謎は解けまい。約束をしてもらおう。今度俺が現れる時、エースを渡してもらおう」姿を消すヒッポリト星人。

俺はウルトラマンAになってはいけないと言う声を聞こえたと南に言う北斗。「星司さんも?私もその声を」「君もか。一体誰が俺達にあんなことを」「もしかしたら、私たち、もいウルトラマンAになれないのかも」「馬鹿な。じゃあ誰が一体地球のピンチを救うんだ」「星司さん。あそこでタクシーが燃えているわ。人の影が見える」「よし。降りてみよう」

虫の息のタクシー運転手の坂本にしっかりしろと言う北斗。「超獣がぶつかった」「なんですって。もっと詳しく」「超獣が谷間に立っていた」息を引き取る坂本。「畜生、超獣の奴め。待てよ。ここにいた超獣とさっきいた星人は一緒の奴じゃないかな」「でも証拠も何もないのよ」「超獣にぶつかったと言ったな。タクシーにその跡があるはずだ」

タクシーについていた肉片は超獣の肉片のように思えると報告する梶。「が、必ずしもそうだと断定できません」「もし谷間に超獣がいたとしたら、あの星人とどういう関係があるのかしら」「僕は谷間にいたのは超獣でなく、町に出た星人と同一ではないかと思います」「北斗、馬鹿なことを言うな。同じ時間に同じものが二か所出るわけないじゃないか」「それは念力か分身術か。あるいは自分の影を投射したのでは」「北斗隊員。我々TACは科学的なんだ。そんな念力とか分身術とか非科学的なことを言っては困るよ」「梶さん、TACアローは星人の身体を突き抜けてしまったんですよ」「しかし星人は鼻から風を出した。あれは影なんかの出来ることではない」「我々の分析では星人の細胞と細胞の隙間がかなり大きく、ちょうど寒天のような状態ではないかと思われるんだ」「そういう敵にはどういう攻撃方法があるのかな」「心配ご無用。我々には細胞破壊ミサイルがあるよ」

再び、東京都内に現れるヒッポリト星人。「地球人に告ぐ。これが最後の通告だ。ウルトラマンエースを渡せ。今度は火炎地獄を見せてやる」鼻から火炎を放つヒッポリト星人。細胞破壊ミサイルをTACアローから放つ竜。「だめだ。通用しない」このままではTACは全滅すると南に言う北斗。「夕子。ウルトラマンAは最後の最後まで人間の味方だと言うこことを見せてやるんだ」「星司さん」ウルトラマンAに変身する北斗と南。谷間に向かい、特殊カプセルに入り、念波を送るヒッポリト星人を発見し、特殊カプセルを破壊するウルトラマンA。ヒッポリト星人が消えたと言う竜。「北斗の言っていたことが当たっていたのかもしれない。我々も谷間に行ってみよう」

ヒッポリト星人と戦うが、カプセルに閉じ込められ、身動きできなくなるウルトラマンA。「ははは、苦しめ。段々死んでいくのだ」ブロンズ像に固められる前にウルトラサインを送るウルトラマンA。「ははは。次はウルトラマン4兄弟に死んでもらう番だ」ウルトラサインを受けて駆け付けたウルトラマン、ゾフィー、ウルトラセブン、ウルトラマン二世もヒッポリト星人はブロンズ像にしてしまうのであった。