ウルトラマン 第9話 | ロロモ文庫

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電光石火作戦

ガボラが宇波里町にあるウラン鉱山付近に現れたと説明するムラマツ。「台風の影響で地下で眠っていたガボラは目覚め、宇波里町を滅茶苦茶にした上、隣町の阿戸町に進行中だ」「キャップ。ガボラは放射能光線を吐く怪獣ですね」「うむ。しかもやっこさんの好物はウラン235だ。今、ガボラが狙っている阿戸町にはウラン貯蔵庫がある」「じゃあ、ガボラはウランを食べるために」「そうだ。阿戸町をやられたら、その一帯が放射能に汚染される危険がある。なんとか阿戸町への侵入を食い止めなければならん。さあ、出動準備」「はっ」

怒り狂う阿戸町町長。「この町にはウランの貯蔵庫がある。そこをガボラに襲われたら一体どういうことになると思う。え。台風の復旧作業にみんなが立ち上がったばかりなんだ。それなのに君たちは手をこまねいて眺めているだけなのか」むっとするムラマツ。「相手は放射能光線を放つ怪獣です。迂闊に攻撃して光線を吐かれると町は全滅です。だからまず何としてもガボラは町から遠ざけねばならないんです」

阿戸町に近づくガボラに一斉に浴びせられる火炎放射。喜ぶ町長。「ガボラが向きを変えたぞ。よかった、よかった」いかんと叫ぶ警察署長。「あの方向には少年団のバンガローがある」くそうと呻くアラシ。「ガボラのヤツ、もう我慢ならん。キャップ、行かせてください」「焦るな、アラシ」「射撃には自信あります。急所を一撃すれば、ヤツだって斃れるはずです」「ガボラの皮膚は鋼鉄の五倍も硬いのよ。仕損じたらどうするの」「む」「アラシさん。冷静さを欠いたら負けだぜ」「しかしね、ホシノ君」

一つだけ方法があると言うハヤタ。「ガボラの大好物のウラニウムをヘリコプターに吊り下げて、ガボラを30キロ離れた山の中に誘い出すのだ」「それはかえって危険だ。ヤツはウランを見ると、気違いみたいに暴れ出す。ヘリも狙われる」「しかし、他に方法がありません」「うむ」「そうと決まったら、キャップ、僕がヘリで」「待て、アラシ。全ての計画は発案者の優先権ありだ」

ヘリに吊り下げたウラニウムでガボラを30キロ離れた山の中に誘い出すハヤタ。「ではウラニウムを切り離します」切り離しに失敗し、ガボラの攻撃を受けて墜落するヘリ。「ハヤタ」「ハヤタさん」ウルトラマンに変身するハヤタ。ガボラを斃すウルトラマン。そしてムラマツたちの前にハヤタは笑顔で現れるのであった。