ウルトラマン 第4話 | ロロモ文庫

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大爆発五秒前

説明するムラマツ。「木星開発用原爆6個を宇宙ステーションに輸送する任務を帯びて基地を飛び立ったロケットは事故のため太平洋上に墜落した。そしてそのうちの一個は日本海溝5000メートルの深海で爆発した。残る5個のうち4個までは発見された。しかし1個だけはいまだに見つかっていない。現在海底捜査を続行中だが、発見までにまだ時間がかかるそうだ」「すると太平洋上の船舶は知らぬが仏で、危険な海の上を走らされているわけですか」「もし、それが東京で爆発したら、関東地方全体が一瞬にして灰になるだろうね」

よしと叫び立ち上がるイデにどこに行くと聞くムラマツ。「その原爆を探すために我々科学特捜隊も行動開始、でしょ、キャップ」「慌てるな。海上保安庁が我々に依頼してきたのは、頭だ。海底に潜らず、この原爆を探し出す方法だよ」「そいつは無理だ。なんてったて太平洋は広すぎる」「知恵を絞るんだ」

そこに現れるフジ。「あれ。旅行にでも行くの」「そうよ」「キャップ。我々は任務を真剣に取り組んでいるのに、同じ隊員である彼女が旅行に出るとは何事ですか」しかしだなあとイデに言うムラマツ。「フジ隊員は入隊以来、一日として休んだことがないんだぞ。私が特別休暇を与えたんだ」「そういうわけで今晩は葉山マリーナで一泊するの。お許しあれ、イデ隊員」

ニュースが入った告げるムラマツ。「原爆捜索中に沈んだ船の生存者が国立病院に送られれきた。それがうわ言を言ってるらしい。何かを見たってね」「何かを見た?」「そうなんだ」「キャップ。その何かって一体」「残念ながらそれ以上のことはわかっていない。ハヤタ、行ってもらおうか。世田谷の国立病院に」

国立病院からムラマツに連絡するハヤタ。「生存者は「白い航跡」「怪物」「原爆があった」。それだけを繰り返しています」「白い航跡?本当にそう言ってるのか。実は今、アメリカ航路の旅客機から海上に巨大な白い航跡を見たという報告があった。巡視船沈没付近から100キロ日本本土よりを北北東に向かって進んでいる」「何者か本土に接近中、ということですね。このままだと」「千葉の野島崎あたりに来る」「千葉へ行ってみます」

葉山マリーナから白い航跡が見えたと本部に連絡するフジ。アラシにビートルで葉山マリーナに行けと命令するムラマツ。「キャップ。僕は」「イデは本部に残ってイデ隊員の代わりだ」「畜生、アラシのやつ。貧乏くじ引いちゃったなあ」白い航跡を発見と本部に連絡するアラシ。ハヤタに葉山マリーナに向かえと命令するムラマツ。「わかりました。フェリーポートに乗っていきます」

ハヤタに連絡するムラマツ。「白い航跡の正体がわかった。ラゴンだ。しかも身長が30メートルだ」「ラゴン?確か日本海溝に住む海底原人です。しかし身長が30メートルもあるなんて」「爆発した原爆の放射能で突然変異を起こしたとしか考えられん。しかもだ。ラゴンは体に問題の原爆をぶらさげているんだ」アラシに連絡するムラマツ。「スーパーガンを撃っちゃいかんぞ。いいな。原爆が爆発したら一大事だ」「畜生。怪物を目の前にして攻撃できないんて」「ラゴンを怒らせちゃいかん。いいか。何千万の人間の命がかかっているんだぞ」ハヤタに連絡するムラマツ。「君はどんなことがあっても原爆を奪い返すんだ」

口から炎を吐いて、ビートルを攻撃するラゴン。ビートルからパラシュートで脱出するアラシ。そうだと呟くイデ。「ラゴンは音楽が好きだった」「よし。自衛艦で音楽放送をやってみよう。ラゴンを海に誘い出すんだ。海上自衛隊に連絡」ムラマツに連絡するハヤタ。「ダメです。音楽をやめさせてください。ラゴンが暴れ出しました」「わかった。音楽を中止させる。ラゴンは放射能のため、音楽好きな本能も帰巣本能も狂ってしまったんだ」

フジにアラシを頼むと命令し、ウルトラマンに変身するハヤタ。ラゴンから原爆を奪い、ラゴンをスペシウム光線で斃し。原爆を持って宇宙に向かうウルトラマン。宇宙で爆発する原爆。アラシとフジの前に現れるハヤタ。「今、ウルトラマンが」「知ってる」「ハヤタさん。ウルトラマンは死んだのかしら。自分の体を犠牲にして人類を救ってくれたのかしら」「大丈夫だ。ウルトラマンは不死身だよ」