変身忍者嵐 第20話 | ロロモ文庫

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みな殺し!忍者大決戦

誰だと呟く典馬。(誰かが俺をつけてくる)「誰だ」「俺の名前は血車党の化身忍者、顔盗みのカワウソ」「うわああ」「この江戸の町にいる伊賀の忍者ども、一人残らず血車党が殺す。まず最初が貴様だ」

伊賀屋敷で話しあうタツマキたち。「典馬は遅いのう」「もう、とっくに来てもいい頃だ」「孫六、様子を見てきてくれんか」「あ、典馬」「どうしたんじゃ」「伊賀忍者たちよ。よく聞くがいい」「典馬」「血車党の忍者が伊賀忍者に挑戦する」「なんじゃと」「決闘の場所は内藤新宿のはずれ、死霧ヶ原。時間は明日の夜明けだ。もし断れば江戸は火の海だ」「しっかりするんじゃ、典馬」危ないと叫ぶハヤテ。「みんな伏せろ」爆発する典馬。

骸骨丸に聞く魔神斎。「伊賀忍者壊滅作戦は開始したか」「はっ。江戸の町から伊賀忍者を一人も残らず消してみせます」この江戸のどこかに血車党が隠れているとカスミとツムジに言うハヤテ。「タツマキや伊賀の人々はそれを探しているんだ」「親父、うまくいくかなあ」「大丈夫よ。こっちにはハヤテさんや嵐さんがついているもの。勝つに決まってるわ」「カスミ。そうたやすい相手ではないぞ」話しあうタツマキたち。「伊勢屋清兵衛と手代の庄助は間違いなく血車党じゃ」「では行こう。典馬の仇。目に物を見せてやる」「待て。奴らの本当の隠れ家を探り、先手を打つんじゃ」「なるほど」「役人の手を借りて、宿から追い出し、後をつける」

踏み込んできた役人たちを火の海状態にするカワウソ。「血車忍法、油火薬。ははは」わしはカワウソを追うと小猿に言うタツマキ。「お前はもう一人の方を」「よし」カワウソと戦うタツマキに網を投げる小猿。「小猿。どういうことじゃ」「俺は伊賀忍者小猿ではない。血車党幹部小猿よ」「裏切者め」「何とでも言え」血車忍法顔盗みでタツマキの顔を盗むカワウソ。

ハヤテに追っていた血車忍者は尾行に気づかれて見失ったと言うタツマキの顔を盗んだカワウソ。「そうか。いずれにしても血車忍者との決戦は今日。屋敷に帰って作戦を立てるか」「いや。拙者は死霧ヶ原がどんな地形か調べてみようと思います」「では、私も一緒に行こう」死霧ヶ原で谷底にハヤテを突き落とすタツマキの顔を盗んだカワウソ。「さすがのハヤテも顔盗みのカワウソ殿の敵ではござりませんな」「ハヤテのとどめはお前に任せる。わしはこれから伊賀屋敷に乗り込む」「お気を付けて」

いよいよ始まるなとタツマキに言う小猿。「伊賀忍者と血車忍者の戦いが」「小猿。お前は自分のしてることがどんな恐ろしいことかわかってるのか」「伊賀忍者が全滅して、この日本は血車忍者だけになるのよ」「頼む。俺を死霧ヶ原に行かせてくれ」「タツマキ、遅いわ。仲間の伊賀忍者はお前になりすました顔盗みのカワウソ殿が出陣前の水盃に毒を混ぜて飲ました」「なんだと。それでもわしは行かねばならん。頼む」「タツマキ。お前はどっちみち死ぬ。ハヤテも死んだ」「なに。ハヤテ殿が」「谷底に落ちて死んだ。顔盗みのカワウソ殿はとどめを刺せと言ったが、どうせ生きていまい」「……」「どうせ死ぬなら、戦って死ね。昔の仲間に対するせめてもの思いやりだ」

タツマキの縄を解こうとする小猿にやめろと言うタツマキの顔を盗んだカワウソ。「本物はここで消す」「タツマキ一人、行かしてもどうってことは」「うるさい」小猿を斬るタツマキの顔を盗んだカワウソ。「血車党に入った俺を」「貴様は利用しただけじゃ。タツマキ、今度は貴様の番じゃ」そこに現れるハヤテ。「全部聞いた。許さん」タツマキの顔を盗んだカワウソの顔を斬るハヤテ。「血車党の化身忍者め」「ハヤテ。今頃、死霧ヶ原に集まった伊賀忍者ども、一人残らず殺されておるわ」

変身忍者嵐に変身するハヤテ。「嵐殿」「タツマキ。死霧ヶ原へ」ハヤブサオーで死霧ヶ原に到着し、血車党の下忍と戦う嵐とタツマキ。「嵐、俺が相手だ」「顔盗みのカワウソ。二度と顔を盗ませんぞ」嵐の旋風斬りに、手槍を振り回す逆旋風で対抗し、無刀取りで嵐の刀を掴むカワウソ。「ふふふ、どうする嵐」「指目つぶし」両目を潰され、悶絶して斃れるカワウソ。生き残っている孫六たちに、伊賀屋敷に戻ってカスミの手当を受けるんだと言う嵐なのであった。