変身忍者嵐 第9話 | ロロモ文庫

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まぼろし怪人!カマキリガラン!!

はぐれてしまった妻のしずと娘のこのみを山の中で探す伊吉を捕らえる化身忍者カマキリガラン。伊吉たちに毒薬を作れと命令する骸骨丸。この毒を谷川に流せば、下流の村がたちまち死に絶えるとうそぶく魔神斎。「そうすれば血車党のものとなるのだ。はははは」なんと恐ろしいと呟く伊吉。(これでは生きて戻れまい。しず。このみ)

カスミとツムジは遅いなとタツマキに言うハヤテ。「はあ、ちょっと目を離すと勝手な事をしよりますばい」「またどっかで道草でも食ってるんだろう」峠の団子屋で団子を食うツムジ。主人とはぐれてしまったと団子屋の女主人に言うしず。「この子の草鞋の鼻緒を直している間に。どこでどう道に迷ったのか」「ああ、巡礼姿の男の人なら、だいぶ前にここを左に折れて行きなさったよ。そこをずんずん行くと一本道じゃ。必ず会えますぞ」「ありがとうございます。さあ、行きましょう。このみ」おかしいなあと呟くツムジ。(さっき村の人に聞いた近道と反対じゃないか)

怪しい団子屋の婆さんがいるんだと言うツムジにカスミはどうしたと聞くハヤテ。「え、カスミ姉ちゃんと一緒じゃないの」「なに」「とにかく来て」団子屋がなくなっているのを不思議がるツムジ。わかったと叫ぶハヤテ。「そいつは違う道を案内して、旅人を山奥に案内してるんだ」「じゃあ血車党」「おっ」カスミの持っていた櫛を拾うハヤテ。

しずとこのみを襲うカマキリガラン。「お前たちは血車党の奴隷になるのだ」下忍にしずを連れて行けと命令するカマキリガラン。滝に落ちそうになるこのみを救う嵐。勝ち誇るカマキリガラン。「嵐。子連れでは自由に動けまい」このままでは私も危ないと呟き、忍法岩通しで窮地を逃れる嵐。下忍に化けて滝の中にある血車党のアジトに潜入するタツマキ。

しっかりするんだとこのみに言うハヤテ。「お母ちゃんは?」「大丈夫。すぐに迎えに来るさ」親父がいなくなったとハヤテに言うツムジ。嵐を逃がしてしまったと骸骨丸に報告するカマキリガラン。しずを見て喜ぶ伊吉を鞭打つ骸骨丸。「奴隷に夫婦も糞もないわ。さっさと毒薬を作れ」しずに囁くタツマキ。「おとなしくここで働くのじゃ」ううむと呻るタツマキ。(ひどいことをしやがる。しかしカスミはおらんわい)母ちゃんまでいなくなったと泣きじゃくるこのみ。他にも大勢の旅人が捕らえられているに違いないと呟くハヤテ。「ツムジ。危ないからこのみちゃんを連れて下の村までくだってくれないか」「俺だって忍者の子だ。まかせといて」

牢番の見張りから涼風を奪い返し、涼風を吹いてハヤテを呼ぶカスミ。滝の中にある血車党のアジトに乗り込むハヤテ。そこに現れる魔神斎と骸骨丸とカマキリガラン。「ハヤテ。よく来たな」「畜生。罠だったのか」「ははは、その娘を人質にされては手も足も出まい」ハヤテを十字架に縛り鞭打つ骸骨丸。「もっと痛めつけて殺してやる」毒薬が完成したと報告を受ける骸骨丸。「そうか。こいつらの料理は後にして、谷川に毒を流してしまおう」

ハヤテとカスミを自由にし、火薬庫に火をつけてアジトを爆発するタツマキ。毒薬を流そうとするカマキリガランに待てと叫ぶ嵐。「嵐。いつの間に」「行くぞ」秘剣影うつしでカマキリガランを真っ二つにする嵐。ハヤテたちに別れを告げ、伊吉としずとこのみは巡礼の旅に向かうのであった。