変身忍者嵐 第2話 | ロロモ文庫

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怪猿忍者!マシラ現わる!!

ハヤテの忍法と自分の忍法とでは大人と子供の差があると言うタツマキに、私と同じくらいの能力を持つ血車党の化身忍者が日本のどこかで生まれつつあるんですと言うハヤテ。「それを思うと」「まったく恐ろしいことです」「その原因と言えば、亡くなった父が元でした。血車党の最後の一人を倒すまでは、父も決して安らかに眠れないでしょう。それが息子である私の務めだと思っています」「及ばずながら、このタツマキも一緒に闘いますぞ」

泣いているおせいのそばにいるツムジに女の子をいじめているのかと聞くハヤテ。「違うよ。勝手に泣き出したんだぜ」「さあ。もう泣くのはやめなさい。道にでも迷ったのかな」「父さんがいなくなったの。神隠しにあったの」「え。神隠し?」

ハヤテさんとうちのお父さんがきっと力になるわとおせいに言うカスミ。そうだと言うツムジ。「父さんとハヤテさんは忍術の名人だ。きっと太郎兵衛さんは帰ってくるさ」「でも村の人たちは次々と神隠しにあってるの」村人をさらおうとするマシラの前に現れるハヤテ。血車党の下忍に捕まってしまうタツマキとツムジ。嵐に変身してマシラと戦うハヤテ。俺の身体は鋼鉄でどんな刀と通さないと勝ち誇るマシラ。この次に会った時は貴様の忍法は必ず破ると誓う嵐。

さらわれた村人たちとともにドクロ館を作るための奴隷となるタツマキとツムジ。「親父。くやしいよ」「心配するな。ハヤテ殿はきっと助けにくる」タツマキとツムジがいなくなって落ち込むカスミ。「ハヤテさん。これからどうなるの」「里の村に戻ろう。きっと血車党の手がかりがあるはずだ」「ええ」「そうだ。いいものをあげよう」「まあ、素敵な笛」「血車党は恐ろしい相手だ。女でも子供でも殺す。カスミの身にいつ危険がふりかかるかわからない。その時にこの涼風を吹けばいい」「うん」「それを吹くと、私の愛刀速風も鳴る。どんなに遠く離れていてもね」「私の大事な守り神になるのね」

父ちゃんが無事に帰ってきたとカスミに言うおせい。娘がお世話になりましてと言う太郎兵衛に御無事でよかったと言うハヤテ。「だが、どうやって神隠しから帰ってこられたのです」「それがさっぱり思い出せませんので。おらだけでなく神隠しにあった村の衆の誰も彼も同じなんで」

川辺にたたずむカスミ。「村の人たちは一人残らず帰ってきたけど、私のお父さんやツムジは帰ってこない。あっ、あれは」気を失って川に流される太郎兵衛を岸にあげてどうしたのと聞くカスミ。「何をしとるのじゃ」「あっ、太郎兵衛さんが二人」「まずいところを見られたな」太郎兵衛に襲われ気を失うカスミ。

カスミにしっかりしろと言うタツマキ。「あ、お父さん。ツムジ」「ハヤテの兄ちゃんはどうしてしまったんだ。姉ちゃんまで捕まって」「大変。危ないの。ハヤテさんが危ないの」太郎兵衛たちの帰還祝いの宴会に参加するハヤテ。「さあ、ハヤテさん。一杯どうぞ」涼風を吹くカスミ。この酒は飲めんと太郎兵衛に斬りかかるハヤテ。どうして毒が入ってるとわかったと呻き、マシラとなる太郎兵衛。「刀が教えてくれたのだ」嵐に変身するハヤテ。マシラの弱点である目を攻撃して、マシラを斃す嵐。

囚われの身となっているタツマキとカスミとツムジを自由にする嵐。ははははと笑う魔神斎。「嵐。化身忍者マシラを倒したな。しかし血車党の化身忍者は幾十幾百と生まれていくのだ」「魔神斎、覚悟」「さらばだ、嵐。また会おう」