風雲ライオン丸 第17話 | ロロモ文庫

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西から来た男

ヤリコウモリから「西から逃げて来た男がいる」と聞いて驚くアグダー。「信じられん。そんな奴がいるとは。我々も全面的に協力しよう」「それはお断りします」「断る?」「これは我らだけの問題です」「では何しにここへ」「一応アグダー様の許可を得ませんとな。それでは」男が見つかったと報告を受けるヤリコウモリ。「よし、見つけたか。早いとこ片付けてこんな不自由なところからさっさとおさらばだ」

幌馬車を操る志乃を見て、「悪魔」と罵る男に、どういうことだと聞く獅子丸。「あの女。悪魔に魂を売った化け物だ」「なに」そこに現れたヤリコウモリの飛行槍を胸に受けて倒れる男。志乃と三吉に男を幌馬車に乗せて逃げろという獅子丸。「どけ、若僧」「そうはいかん」忍法ロケット変身でライオン丸に変身する獅子丸。「ライオン丸見参」「なんだか知らんが目まぐるしい奴」「覚悟」ヤリコウモリの槍を肩に受けて、肩に受けて何とか逃走するライオン丸。

傷の手当をする志乃に私は大丈夫だと言う獅子丸。「それよりこの男は」気が付いて再び志乃を悪魔という男に、この人はそんな人ではないと言う獅子丸。「訳を聞かせてくれ」「この女とそっくりな女を俺は見た」「それはどこだ」「恐ろしい所だ。西のマントルゴッドの国だ」「あなたはマントルゴッドの国を見たんですか」「見た。怪人と闇の世界」「そこに志乃さんにそっくりな人がいたんですか」「これほど似通った女」「どこにあるのですか。そのマントルゴッドの国は」「おぬし、まさか」「教えてください。私は奴らを倒さねばならない」「無駄だ。行ってはならない。西はもうどうにもならない。人間の力では」息絶える男。

川を見つめる獅子丸。「この川の向こうにマントルゴッドの国があるのか」「獅子丸さん。私も行きます」「それはダメだ。恐ろしいマントルの本拠地に女を連れていくわけにはいかない」「何と言われても、私は行きます。この川の向こうに私とそっくりの人がいるんですもの。もしかするとその人が父さんのことを」

バカめとヤリコウモリを罵るマントルゴッド。「よくもおめおめと帰ってこれたな。マントル一族の掟を忘れたのか」マントルゴッドに怒りをお鎮めくださいという志津。「ヤリコウモリとて決して掟を忘れたわけではございません。この次はきっとその力を見せてくれるでしょう」「ヤリコウモリ。志津の心を聞いたか。今度だけは許してやる。すぐさまライオン丸を殺せ」

舟に乗ろうとする獅子丸たちにその舟は自分が目をつけていたものと言う甲賀忍者の七色虹之助。「勝手に乗ってもらては困る」獅子丸たちとともに舟に乗り、舟を操る虹之助。「なるほど。お前さん方があの男を助けてくれたんで」「残念ながら怪人のために命を救うことができませんでした」「あっしもあの男に目をつけていたんだが」

川を渡り、地虫忍者たちの後をつける獅子丸たち。「虹之助さん。三吉とここで待っててくれ」「え。あっしも待つんですか」「志乃さん。行こう」マントル地下要塞に地虫忍者に扮して潜入する獅子丸と志乃。すぐに二人の変装を見破り、地虫忍者に二人を殺せと命令するヤリコウモリ。忍法ロケット変身でライオン丸に変身するライオン丸。傷つきながらヤリコウモリを斃すライオン丸。志津の部屋に逃げる志乃。続いて地下要塞に潜入した三吉と虹之助はすぐに地虫忍者に見つかるのであった。