風雲ライオン丸 第13話 | ロロモ文庫

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たてがみかがやくライオン丸

地蔵を木っ端微塵に破壊し、父親の白雲斉に自らの作った連発銃の威力を見せる小太郎。「これをいくつか作れば、天下を取ることも夢ではありません」その様子を見つめる獅子丸。(恐ろしい武器だ。マントル一族の手が伸びる前に、何とかしなくてはなるまい)ペルソナに小太郎の作った連発銃を奪い取れと命令するアグダー。「それで伊賀城を破壊するのだ」「は。マントルの掟にかけて」

小太郎の前に現れる錠之助。「お前の作った連発銃、俺にくれぬか」「ふざけるな」「あの銃、お前には宝の持ち腐れ。俺に寄こせ」「誰が渡すものか」小太郎の前に現れる獅子丸。「なんだ、貴様」「怪しい者ではない。君の発明した連発銃、あの武器を何のために使うか教えてくれないか」「断る。得体の知れないあんたに言う必要はない」「ならば聞くが、あの武器を誰かに狙われた時のことを考えたことがあるのか。その結果、この伊賀がどうなるか考えたことがあるのか」「うるさい。連発銃は誰にも渡さない。俺のものだ。俺が守って見せる」「守ることを考える前に、壊すことは考えないのか」「黙れ。説教など俺には無用だ」

自分たちの父とともに鍛冶をしていたという白雲斉と会う志乃と三吉。「役に立てなくて悪いが、わしも十年以上、そなたたちの父に会っておらん」「そうですか」そこに血まみれになって現れる小六。「どうした」「連発銃が奪われます」「なに」銃を奪おうとするペルソナたちにお前達に銃は渡さんと叫ぶ白雲斉。「やかましい。死ね、老いぼれ」地虫忍者に斬られる白雲斉。「父上」「小太郎。あの銃は恐ろしい武器だ。多くの人々が殺される。あの連発銃をお前の手で破壊するのだ」「……」「頼んだぞ、小太郎」

事切れる白雲斉。叫ぶ小太郎。「あの銃は私のものだ。誰にも渡すものか」呟く獅子丸。(間に合わなかったか。ようし、マントル一族め、このまま逃がしはしない」呟く錠之助。(奴ら、あの銃で伊賀城を攻めるに違いない。一足先に行ってみるか)

ペルソナに「待て」と叫ぶ小太郎。「小僧。そんなに死に急ぎたいのか」ペルソナの腹の眼から発する赤い光を浴びて倒れる小太郎。「しっかりしろ」「う」「気がついたか」「あなたは」「連発銃を取り返すつもりだろうが、お前の敵う相手じゃない」「あなたには肉親がいるのですか」「肉親?」「父親を殺された者の哀しみが、わかるのですか」「……」「あなたには私の哀しみはわからない」「わかる。私の兄も同じようにマントル一族に殺された。だから奴らを許せない」連発銃と呻いて倒れる小太郎。

ペルソナの前に現れ、タイガージョーに変身する錠之助。「構わん、撃て」そこに現れ、ライオン丸に変身する獅子丸。腹の眼から放つ光線でライオン丸とタイガージョーの動きを封じるペルソナ。たてがみを使って光線と突破するライオン丸。地虫忍者に斬られながら、松明を連発銃の上に投げて、連発銃を爆破し、事切れる小太郎。ペルソナを斃すライオン丸。

小太郎さんは悔しかったでしょうねと獅子丸に言う志乃。「命を賭けていたんだ。父親との約束を果たすことにな」獅子丸に聞く三吉。「獅子丸兄ちゃん、出かけるの?」「元気でな」獅子丸は白馬に乗って去っていくのであった。