オーシャンズ12 | ロロモ文庫

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大泥棒のオーシャンに3年前に盗んだ1億6000万ドルに利子をつけて返せと言えと、元オーシャンの妻で自分の愛人になりまたオーシャンとよりを戻したテスに言うカジノ王のベネディクト。「2週間待つ。オーシャンと一緒に盗んだ10人の連中にも伝えている。私だけが彼らを探してるわけじゃない」

オーシャンの元に集結するギャンブラーのラスティ、元カジノのオーナーのルーベン。いかさまディーラーのフランク、運転手のモロイ兄、リモコンの天才のモロイ弟、エレクトロニクスの専門家のリビングストン、爆薬の専門家のバシャー、軽業師のイエン、詐欺師のソール、スリのライナス。「利子がついて一人1900万ドルだ」「そんな金はない」「しかし俺たちをベネディクトに売ったのは誰だ」「ともかく稼げる仕事がいる」「この国じゃ無理だ」「じゃあ外国に」「アムステルダムへ」

アムステルダムで手配師のマツイの手引きで、大富豪のバウダから250万ユーロの価値のある世界初の株券を盗む計画を立てるオーシャン。「そんなものじゃ借金の返済の目途が立たない」「しかし、めぼしいところは誰か他のヤツが全部盗んでしまっている」「とにかく細かい盗みを重ねて、ベネディクトに返済延長を交渉するしかない」バウダ家の金庫を開け、そこに<私が君たちをアムステルダムに招き、マツイにこの仕事をやらせた>と言うテープを聞くオーシャンたち。「どういうことだ」「こいつがベネディクトに情報を」

欧州警察会議で熱弁を振るう女刑事のイザベル。「世界一の大泥棒は御存じの通り、ルマークですが彼の生死は不明です。模倣犯は沢山出ましたが、ルマークに匹敵すると言えるのは、犯行後に小さな狐のマークを残すナイト・フォックス。彼の逮捕が最優先です」小さな狐のマークが残されたバウダ家の盗難事件を調べ、その手口がかつて恋人だったラスティに話したことのある家ごとボウガンで持ち上げるシューマン・スペシャルと言う手口であることに気づくイザベル。

ベネディクトにオーシャンたちの情報を売ると言うナイト・フォックス。「わかった。いくらだ」「タダだよ」「タダ?」「たまたまお互いの利益が一致している。情報はタダだが、条件がある。奴らに手をださないでくれ」「それで?」「2週間で金を返させる」

久しぶりねと言うイザベルに逮捕に来たのかと聞くラスティ。「どうして?泥棒でもしたの?」「……」「シューマン・スペシャル。私が教えた手口ね。行方不明になった父から聞かされた」「……」「ナイト・フォックスのマークがあったわ。彼に認められたのよ。どういう相手かわかってる?ルマークより上かも」「どうかな」「また会えると思うわ。よろしくね」

ナイト・フォックスの正体がルマークの愛弟子の大富豪のトゥルア男爵と突き止めるオーシャン。「なぜベネディクトに我々を売った」「先月。ポルトガルで恩師に会った」「ルマーク」「そこにアメリカ人がいて、君を世界一の泥棒だと言っていた。最悪なことにルマークは否定しなかった。私は自分が世界一だと思っている。それを決めるには同じ物を盗むしかないと」「自己顕示欲のために人を巻き込むとは」「私の挑戦に勝てば、君たちの借りは返してやる」「獲物は?」ファベルジェの戴冠式の卵だと言うトゥルア。「競うにはあれが一番だ」「今、どこにある」「今朝、パリを出てローマに向かった。警備は厳重。卵の展示は月曜の朝。君に与えられた時間は48時間。期限までに手に入らねば、誰が世界一か決まる」

あなたたちをずっとマークしているとラスティに言うイザベル。「なぜローマに来たのか。フェベルジェの卵を狙ってるのね」「どうかな」「ナイト・フォックスとどういう関係が」「どうかな」「今度会ったら、逮捕するわ。オーシャンも他の仲間も全員ね」ローマ美術館でファベルジェの卵が公開され、下見に来たオーシャンたちを次々と逮捕させるイザベル。

ライナスとバジャーに呼ばれてローマに行くテス。「一体どうする気」「君はハリウッド女優のジュリア・ロバーツに扮して、美術館に行ってくれ。そこで気絶するふりをして騒ぎを起こしてくれ。その隙に卵をレプリカとすり替える」しかし作戦は失敗し、イザベルに逮捕されるテスたち。そこに現れるFBI捜査官に扮したライナスの母のモリー。「今朝、欧州警察の長官と話したわ。あなたはアムステルダムに戻れと。後は私たちに任せて」

あなたはどうして自由になったのと驚くイザベルに君の父さんは生きていると言うラスティ。「死んだお母さんが嘘をついた」「何言ってるの」「俺を信じろ」「どこにいるの」「居場所まで連れてってやる」自宅に現れたオーシャンを見て、強力なコネがあるらしいと言うトゥルア。「モンゴルあたりに逃げなくてもいいのかな」「逃げる前に聞きたい。美術館にあった卵はレプリカだった。どうやって盗んだ」「私が世界一と認めたら教えてやる」「認めよう」

美術館に搬入された夜に盗んだと言うトゥルア。「それは不可能だ。赤外線レーザーが張り巡らされている」「私はヨガの達人でね」「君が一番だ」「私は卵を手に入れた。したがって君たちの金は払えない。君たちはベネディクトに殺される」「その卵がレプリカだ」「なんだと」「実はルマークと話をした」

我々すべての問題をトゥルアが解決するとオーシャンに言うルマーク。「君たちを一番だと認めて彼を怒らせた。その後の面倒は心から謝る。トゥルアーと会って挑戦を受けた時点で。彼は君たちの監視を始めると思え。きちんと凝った芝居をしろ。本物の卵は午前9時半、北駅発の列車でバッグパックで運ぶ」本物の卵をあっさりレプリカとすり替えるライナス。

私の負けかと1億9000万ドルをベネディクトに払うことを了承するトゥルア。イザベルにルマークを会わせるラスティ。「この日を待ってた。イザベル」「パパ」本物の卵の入ったバッグを置いてラスティは立ち去るのであった。