1978年。ブラッドは仕事もせず仲間の不良たちとブラブラと怠惰な毎日を送っていた。突如家にやってくる父のブラッド。「お前がブラッドか。また来る。いくつになった」「いい年だよ」父に会いに行くブラッド。「俺のことを聞いてるか」「ああ。泥棒だって。稼ぎがいいんだってね」「俺は金離れがいいことで有名だ。ケチな泥棒じゃねえ」
仲間たちに息子を紹介するブラッド。「ディッキ。パッチ。ボイド。トニー。皆、家族みたいなもんだ。あれがお前の継母、メリー・スー。お前と五つしか違わない」子供がいたのかとブラッドに聞くボイド。「二人いる」べらべらしゃべるパッチ。「でも兄貴がムショにいる時、ジュリーが浮気してできたのが二人目だよ」家族の悪口を言うなとパッチに言うブラッド。
ブラッドは父親たちと一緒に暮らすようになる。息子のために車を買ってやるブラッド。ブラッドは16歳のテリーという娘と知りあう。父に仕事を手伝わせてくれと申し出るブラッド。「お前はダメだ。ママのところに帰れ。ここにはメリー・スーもいるし」家に戻ったブラッドに語る母のジュリー。「お前のパパは結婚したころはいい男で、紳士みたいに求婚したわ」お父さんってどんな人とブラッドに聞く弟のトミー。
レストランで二人の息子にごちそうするブラッドにレスターと言う男が話しかけてくる。「こいつら、新入りかい」「俺の息子だ」「立派な家族だな」「うせろ。レスター」「いつか小銃を盗んだっけな。独立戦争博物館から。ディッキが管理人を殴って」「……」「俺とは口をききたくないか。もう一度仲間にしてくれよ」「デカに頼まれたか」「デカだって商売だよ。いや、冗談だ」「……」「わかった。行くよ。ほら、いなくなった」
ブラッドは父のように不良仲間やトミーと泥棒をするようになる。散弾銃で撃たれたブラッドの手当てをするうちにブラッドと結ばれるテリー。酒場にいる父たちのところにテリーを連れて行くブラッド。俺たちのことを聞いているかとテリーに聞くパッチ。「ええ、いろいろと」「いいことか?」いいことなんてしたかと言うトニー。
父に頼むブラッド。「テリーと住む家を買う金が欲しい。だから仲間に入れてくれ」はははと笑うパッチ。席を立つボイド。いいわよ、と言うテリー。「入れなくてもいいわ。でも彼の方が上よ」席を立つディッキとボイドにトニー。テリーにはずしてくれと言ったブラッドはまずいぞと息子に言う。「そういう話は俺と二人でしろ。彼女はいい子だが若すぎる。グループには決まりがある。勝手は許されん。今日は帰れ」
ブラッドは息子に仕事を手伝わせる。レストランでよくやったぞとブラッドを褒めるパッチ。「俺は大学で絵の勉強をすればよかった。今日みたいに金持ちの家に入るとどれが値打ちものの絵かわからない」「一番汚いのを選ぶのさ。古いのが高い」ブラッドたちは刑事のモスカーがレスターと握手しているのを目撃する。
レストランから出たレスターを車に乗せるブラッドたち。「一緒に仕事したがってたな。これから行こうぜ」「ああ」「あいつと何を話してたんだ。天気の話か?」「情報を売った。モスコーはFBIを呼び込んだぜ。大陪審にかけるつもりだ」「俺たちをか?」「そうだ」沼地に連れて行かれたレスターは、沼の中に顔を突っ込まれて殺されてしまう。黙ってろと息子に命令するブラッド。
俺はもう一緒に働かないと父に言うブラッド。「よそに行くよ」「どこへ行って何をするんだ」「考えてる」「金はどうする。生活には金がかかるぞ」「何とかするよ」「お前には盗みしかできない。それも一人じゃダメだ。どうせまた俺に泣きつくんだ」「今に分かるよ」テリーは叔父さんのところで働けるわとブラッドに言う。「大空カントリーって言うのよ。見渡す限り畑なの。長さ80キロ、幅30キロ。従妹の夫だって勤めてるんだから。犬より頭が悪いのに」「……」「私、あなたが好きよ」
ブラッドたちはトラクターを盗もうとするが、あっさり警察に捕まり、留置所送りとなる。情報屋に息子の様子はどうだと聞くブラッド。「本格的な調べはこれからだ」「FBIを呼んだって本当か」「ああ」「証拠は」「まだないが、何か見つけるだろう。来週までに証拠が見つからなければ大丈夫だ」「見つかるとどうなる」「……」
なぜ彼だけ釈放されないんでしょうとブラッドに聞くテリー。「長い事入れておけば白状すると考えているのさ」「何を?」テリーは面会に行きたいと言う。ブラッドはあそこに行くと男達にじろじろ見られてとても素面じゃ耐えられないと言って、テリーに酒を飲ます。
ふらふらになったテリーを小屋に連れ込むブラッド。「ここはどこ?」「息子は馬鹿だ。女に仕事の干渉をさせるなんて」「早く彼に会いたいわ」「息子と二度と会うな。約束するんだ」「彼が好きよ」「それが間違いだ。お前は知りすぎてるし、話しすぎる」「嫌」「彼がお前を嫌いになるようにしてやる。もう彼にお前を抱かせないぞ」テリーを犯すブラッド。
留置所で黙秘を通すブラッド。大陪審から召喚状を受けたブラッドの仲間の二人が殺されて穴の中に埋められる。トミーを呼び出すブラッド。「大陪審に呼ばれたら何を言うつもりだ」「別に何も」「嘘つけ」トミーを射殺するブラッド。テリーは釈放してくれと要求する。「言うだけ言った。出してくれよ」「お前の親父がお前のダチ公の証人を三人も隠した。トラクター泥棒以外で何か知ってないか」「レスターの話なら」
釈放されたブラッドはテリーと街を出ようとするが、テリーは無数の銃弾を浴びて即死する。生き残ったブラッドは父親と会う。「釈放されたか」「嘘ついて出てきた。これから遠くに逃げるよ」「それがいい。顔色が悪いぞ」「それはそうだろう。今夜どこに行った?」「メリー・スーと喧嘩して叩きだした。それからいつもの店に」歩こうとする父に銃をつきつける息子。「あんたがトミーを殺したのか」「トミーが何だ」「テリーも撃ったな」「テリーには何もしない」「僕も撃つつもりだったんだろう」「何を怒ってる」「死んでもらう」
銃をぶっぱなす息子。「僕はテリーを愛していた。それを殺しやがった。だから命をもらう」「俺を殺す勇気があるか。俺はお前の父親だぞ」「親子の縁を切る」「お前は拷問を受けて気が変になったんだ。俺はお前に金をやったし車もやったし仲間にもした」「それが何だ」「俺はお前を愛している」「僕もパパが好きだよ」銃をぶっぱなして、父の顔に銃をつきつける息子。「よせ」「やめたよ。これじゃ楽すぎる。ゆっくり死んでもらう。これから毎日苦しんでもらうよ」
大陪審で証言するブラッド。「名前は」「ブラッド・ウッドワース」「通称はあるか?」「ブラッド・ジュニア」「同名のシニアがいるのかね」「はい」「それは誰だ」「父です」