ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

10位は<父の形見のデジタルウォッチ>。9位は<私って単純だから、今だけで精一杯なの。許してね>。8位は<ママー、とけいさんは59までしかしらないんだね>。7位は<高島平でねじ式のデジタル時計を売っております>。6位は<おじいちゃん、ほら、おしんの時にでるでしょう>。

5位は<「時は消えゆくものだ」と教えてくれた君>。4位は<老眼鏡を使うようになった。そして、こいつに変えた>。3位は<彼女 来る 来ない 二進法>。2位は<イヤ……駄目そんなとこいじっちゃ……ア、アラームが鳴っちゃうじゃない>。1位は<オーイ!デジタルの砂時計があるぞ>となるわけです。

10位は<デジタルさえなければ「アナログ」なんちゅうニックネームはつかんかったのに>。9位は<5分の形はケーキのひときれ>。8位は<田舎ではデジタルの事を神様って呼んでます>。7位は<読むのに時間かかるな。アッ反対だ>。6位は<いま・いま・いま……>。

5位は<巨人軍の石渡です。ナウいフィーリングのデジタル、おすすめします>。4位は<はっきりさんで、りちぎくん>。3位は<時刻、もろ出し>。2位は<あなたは、核シェルターの中で昼と夜を区別する自信をお持ちですか?>。1位は<伝書鳩みてえに番号つけて歩いてるよ>となるわけです。

10位は<3番の自動販売機では、次は0777が買えます>。9位は<君の街は遠いけど、ぼくはおやすみキスをしたい>。8位は<新幹線て正面から見ると、けっこうかわいいのよね>。7位は<少年少女よ、家出には往復切符が便利だぞ>。6位は<あなたの知らないところで損してます>。

5位は<山があれば穴をあけ、川があれば橋をかけ、つねに直進する。一徹なこの乗り物が好きだ>。4位は<今に、つぶれてやる……>。3位は<人恋しくなったとき>。2位は<高峰先輩、応援してます>。1位は<洋風・和風、そして中華列車はじめました!>。

10位は<お父さん、毎日楽しそうね!ーちかん追放キャンペーン>。9位は<走る火の玉、国鉄だあ>。8位は<通勤ラッシュがなければ、僕は生まれなかった>。7位は<誰もいない始発電車で、僕たちは愛し合った>。6位は<駆け落ち運んで百余年>。

5位は<揺れるトイレに、テクニックはいりません>。4位は<あのダンプが当たり負け!こんな安全な乗り物がほかにある?>。3位は<ぷらっと ホーム>。2位は<信頼されてます。国鉄の遅延証明!>。1位は<タクシー一吐き5000円のところ、私どもでは、吐き放題・無料にてご奉仕中でございます>となるわけです。

10位は初日71、二日目71、三日目71、四日目71、トータル284だったマシュー・ジョーダン(イングランド)。9位は初日70、二日目70、三日目71、四日目72、トータル283だったスコッティ・シェフラー(アメリカ)。8位は初日76、二日目72、三日目66、四日目69、トータル283だったイム・ソンジュ(韓国)。7位は初日73、二日目70、三日目72、四日目68、トータル283だったジョン・ラーム(スペイン)。6位は初日66、二日目69、三日目77、四日目68、トータル280だったシェーン・ローリー(アイルランド)。

5位は初日69、二日目75、三日目66、四日目69、トータル279だったラッセル・ヘンリー(アメリカ)。4位は初日71、二日目74、三日目65、四日目68、トータル278だったスリストン・ロウレンス(南アフリカ)。3位は初日72、二日目68、三日目69、四日目68、トータル277だったビリー・ホーシェル(アメリカ)。2位は初日69、二日目68、三日目73、四日目67、トータル277だったジャスティン・ローズ(イングランド)。1位は初日69、二日目72、三日目69、四日目65、トータル275だったザンダー・シャウフェレ(アメリカ)となるわけです。

10位は初日68、二日目65、三日目71、四日目67、トータル271だった河本結。9位は初日66、二日目70、三日目69、四日目65、トータル270だった荒木優奈。8位は初日72、二日目65、三日目68、四日目64、トータル269だった仲村果乃。7位は初日67、二日目63、三日目69、四日目70、トータル269だった臼井麗香。6位は初日68、二日目66、三日目67、四日目68、トータル269だった藤田さいき。

5位は初日67、二日目64、三日目71、四日目66、トータル268だった青木瀬令奈。4位は初日64、二日目67、三日目66、四日目70、トータル267だった三ヶ島かな。3位は初日68、二日目68、三日目65、四日目65、トータル266だった佐久間朱莉。2位は初日67、二日目67、三日目64、四日目66、トータル264だった山下美夢有。1位は初日68、二日目65、三日目63、四日目64、トータル260だった川崎春花となるわけです。

10位は愛媛大会2回戦の松山聖陵対愛媛大付で、愛媛大付は3対13でコールド負けしますが、昨夏4強の松山聖陵を相手に、序盤は互角の戦いをみせました。主将の曽我部錦太郎選手と弟銀治郎選手はそろって外野手で先発出場。錦太郎選手は追いつかれた直後の二回裏、リードを奪う適時三塁打を放ちました。この日はスタンドで父雅之さんと母香織さんが観戦。両親によると、長男の名は、三国志に登場する武将「錦馬超」から1字を取り、「きんの次なら銀」と次男の名に。兄弟で「きん」と「ぎん」と呼び合い、今も2人で昆虫採集に出かけるほど仲が良く、錦太郎選手は「強豪校相手に頑張れましたが、二回の三塁打のときは相手の送球が乱れている間に本塁を狙えたんじゃないかと悔いがあります。来年、弟には目標だったベスト8入りを果たして欲しい」とコメントしたわけです。

9位は愛媛大会2回戦の宇和島東対松山西で、松山西の中堅手・近藤凌平選手が、ファインプレーで失点を2度防ぎました。「完璧に自分の守備範囲内。捕れるなと思っていった」 1度目は三回裏3死一、三塁、中前への浅い飛球を足からスライディングキャッチし、2 度目は六回1死二、三塁、右中間へ抜けるかというライナーをダイビングキャッチ。坊っちゃんスタジアムでは観客席の反射光がまぶしいため、サングラスをかけて守備についた近藤自らのプレーで沸くスタンドの歓声に、心地よさを味わいました。「強豪の宇和島東を相手に四回まで0対0で戦えた。悔いはないです」0対7で負けたものの、近藤は満足そうにコメントしたわけです。

8位は岡山大会3回戦の岡山東商対西大寺で、0対8と2点取らなければコールド負けの七回表、西大寺が打者10人で一挙5点の猛追を見せました。2四球と敵失で無死満塁とし、暴投でまず1点。さらに1死満塁から山上瑛が敵失を誘い、走者2人が生還し。コールドを回避し、2死後また満塁として小椋聖士が2点適時打を放ち、3点差まで詰め寄り、九回にも2死からの連打で一、三塁としましたが、5対8で敗戦。ベンチ入り20人中19人が出場。五回途中からベンチに下がっていた主将の岩野耕大は「後半から出たメンバーの頑張りで、コールド寸前から逆転できそうなところまでいった。感謝してもしきれない」と涙を流したわけです。

7位は大分大会3回戦の津久見対臼杵で、「ここで壊れてもいい。今を一生懸命やろう。そして楽しもう」臼杵のエース三浦真羽投手は延長十回タイブレークのマウンドに上がりました。「体力とか球速とかじゃなく、気持ちの勝負」試合は序盤から津久見に主導権を奪われ、三浦は3点を追う六回表、3番手として登板。前2人の投手は2年生。「先輩として点を与えない気持ちだった。流れを持ってきたかった」七回裏、1点を返して2死一、二塁から武生空選手が三塁打を放ち同点に追いつきました。そして迎えた延長十回表のタイブレーク。三浦は進塁は許したものの2死まで追い込むも、アウトコースのスライダーをはね返されます。「今日投げた一番のベストボール。相手が一枚上手だった」この回の3点を返せず、チームは4対7で敗戦。三浦投はあふれる涙をこらえながら「朝も昼も一生懸命やってきた。甲子園に行くためだけに練習してきた。でもやりきった」とコメントしたわけです。

6位は千葉大会5回戦の東京学館船橋対木更津で、東京学館船橋は木更津との8対7ルーズベルトゲームを制し、ベスト8進出を決めました。3点リードの7回1死満塁で1番・多田叶太朗がリードを広げる貴重な右犠飛。「ランナーを還すという強い気持ちと、姉の応援が力になりました」とスタンドで応援していた優月さんに感謝。特製の応援うちわを持ち、エールを送った優月さんは「最高の気分です。最後の夏を楽しんでほしい」と弟の活躍に笑顔でコメントしたわけです。

5位は静岡大会3回戦の浜松工対島田樟誠で、浜松工は攻守の要、小粥獅峯選手の足の調子が良くないため、森下大馳選手は4番から1番に急遽打順変更。緊張があったという一回表、森下は先頭打者として高めに浮いた球を右翼へ弾き返す二塁打。先制のホームを踏むと、チームは勢いに乗って、清水大翔選手の3安打4打点などの猛攻を呼び込み、制球に苦しむ相手投手陣を打ち崩して11対1で五回コールド勝ち。浜松工んの次戦の相手は、定期戦で敗れたライバル浜松商に決まり、ベスト8入りに向けて、借りを返す一戦になるわけです。

4位は静岡大会3回戦の掛川西対袋井で、掛川西が袋井打線を1点に抑える持ち味の堅守を発揮して、9対1で勝ちベスト16に駒を進めました。この日の先発マウンドは2年生の杉崎蒼汰投手で、五回まで四死球ゼロの被安打4で無失点に抑え、内野陣も三振と二盗阻止の併殺や、巧みな送球での進塁阻止でもりたて、継投した増井俊介投手は1点を失いますが、連打を許さず、打線は鈴木脩平選手が七回に3点目となる適時三塁打を放ち、九回表には打者10人の猛攻をみせたわけです。

3位は権岩手大会準々決勝の盛岡大付対花巻北で、1点を先制された直後の一回裏。1死二塁の好機で、花巻北の3番打者、高橋愛叶夢が打席に立ちました。二塁走者は小学校から同じ野球チームで一緒にプレーしてきた照井悠人主将。「つないで、こいつをかえす」  甘く入ってきた直球を振り抜くと、右中間をやぶり、同点に追いつく三塁打に。5番打者の中前打で、自身も生還して逆転。チームは勢いづき、ひっくり返されても、三回に再び逆転。八回に勝ち越されますが、強豪相手に10安打を放ち、4対7と好ゲームを見せました。昨秋の県大会は1回戦を4対14で大敗。悔しさを抱え、冬場はチーム一丸となって筋トレに励み、夏の大会ではシードの盛岡誠桜も破り、29年ぶりの8強入りを果たしました。「照井をかえせたのは最高の思い出。強い相手に立ち向かっていくことができた。今日は勝てなかったけれど、最後まで自分たちの野球を思い切ってやることができた」と高橋はコメントしたわけです。

2位は千葉大会5回戦の拓大紅陵対昭和学院で、拓大紅陵は昭和学院との接戦を制し、2対1でくだしベスト8進出を決めました。初回に先制を許すも、6回に相手の暴投で同点とし、5番・加藤玄竜の右前適時打で逆転に成功。投げては8回から救援した竹内界翔が「絶対に前に打球を飛ばさせないという気持ちでした」と強気の投球で3者連続を含む5奪三振の好投で9回までの2イニングを無失点で締めました。憧れの投手は阪神の西純で、感情を前面に出して好投した竹内は「気持ちが出るタイプ」と笑顔でコメントしたわけです。

1位は広島大会4回戦の崇徳対広島新庄で、1976年以来の夏制覇を目指す崇徳が8対6で広島新庄に競り勝りました。主将の石丸琉心内野手が決勝打を放つと、エースの脇本晃寿投手が116球を投げ抜いて完投。2年生コンビの活躍でベスト8に駒を進めた。崇徳は初回に3点を先制するも、序盤で6点を失う厳しい展開。それでも食い下がり続けて迎えた6対6の七回2死一、三塁で石丸は三遊間をしぶとく破る一打を放ちました。「1試合目は無安打で足を引っ張っていた。その中でチームを引っ張れてうれしかった」投げては2年生エースの脇本が耐えて粘っての熱投を披露。気温は34度。強い日差しも相まって過酷な環境でのマウンドとなり、初回に2点、三回に4点を失い、一時逆転を許すも、12安打を浴びながら116球を投げ抜きました。藤本監督は石丸を「よく転がした」と評価し、脇本に対しては「粘り強く投げてくれた」と目尻を下げたわけです。

10位は高知大会2回戦の高知商対梼原で、過疎が進む高知県梼原町で、グラウンドや寮の用意など地域ぐるみの応援を受けている梼原には、県内外から選手が集まり、今夏の主将は室戸市出身の田中暁選手。4月には双子の弟の旭選手と駈選手も入部。旭選手がベンチ入りすると駈選手が応援団長、駈選手がベンチ入りすると旭選手が応援団長を務めてきました。試合には2対9のコールドで敗れますが、145キロの速球を投げる高知商のエース岡村宝投手から2点奪い。暁主将は「弟たちは言わなくても頑張ると思う。1年生は30人くらいいるので、みんなを引っ張っていってほしい」とコメントしたわけです。

9位は徳島大会2回戦の鳴門渦潮対阿波で、阿波のエースで主将の小川和虎投手は変化球を駆使し、打たせて取る投球で、四回まで1失点。七回に一時マウンドを譲りますが、無死満塁のピンチで再登板し、九回まで計111球を投げました。今大会、板野との1回戦では、無失策の野手陣と共に、3年ぶりの初戦突破を果たし、この試合は1対7で敗れましたが、小川は「力を出しきれた。支えてくれた人たちへの感謝を忘れず、この経験を社会で生かしていきたい」と、さわやかな表情で球場を後にしたわけです。

8位は福島大会3回戦の田村対只見で、試合2日前、只見の目黒悠斗、五十嵐零生、新国蒼空の3年生3選手は地元銭湯のサウナで汗を流していました。その前日、強豪私立との激戦を制し、チームは16年ぶりの16強を決めて、勝てば初の8強。「俺たちが歴史を塗り替え、只見の名を県内にとどろかせようぜ」そう誓って水風呂に入り、心も体も整えましたが、この日は六回から救援した五十嵐選手が力投し、1失点に抑えるも、中盤までの失点が響いて1対7で敗退。只見は選手16人で今大会に臨み、酒井駿、目黒琳太郎両選手を加えた3年生5人は、小学生の頃から一緒にプレーする幼なじみ。バッテリー、守備の要の遊撃手、打撃の中軸と、全員がチームの中心を担い、1人も欠けることなく最後の夏を迎え、主将の目黒は「ずっと一緒だった仲間と最後まで試合ができてうれしかった」とコメントしたわけです。

7位は山口大会3回戦の南陽工対桜ケ丘で、「大事な場面で力んでしまった。めちゃくちゃ悔しい」桜ケ丘の前川晴空投手は試合後、唇をかみました。沖縄県出身の前川はリリーフとして四回途中から登板。五回から九回まで相手打線を抑え込み、 強豪・南陽工との一戦は互いに譲らず延長戦へと突入。十回表に味方が3点をたたき出し、前川は勝利を確信し、気合を入れて臨んだその裏、制球が乱れ、二つの死球を与え、3安打を浴び、気がつくと、逆転の走者が本塁を駆け抜けていました。「今までで最高のピッチングができていたのに」 前川は再び唇をかんだわけです。

6位は長野大会準々決勝の長野日大対東海大諏訪で、東海大諏訪の2番手左腕、小野龍之介は1点リードされた六回表無死一塁からマウンドに上がりました。小野はエースナンバーを背負いますが、準々決勝が今大会初登板で「試合を締める救援タイプ」と横井宏典監督はコメント。この日は4イニングを投げ、許した安打は0。完璧に抑えましたが、チームは1対2で敗れ、「出せる力は出せたと思います」と小野はコメントしたわけです。

5位は宮崎大会準々決勝の日南学園対聖心ウルスラで、2018年以来の優勝を目指す日南学園は、聖心ウルスラとのシード校対決を9対5で制しました。三回に3点を先制すると、五回にも蔡の適時三塁打などで2点を追加。六回には古川の打球を中堅手がそらす間に、打った本人が生還するなど3点を奪い、聖心ウルスラを引き離し、金川豪一郎監督は「打つ方はいい当たりが出ている。守りを引き締め直して、まずは次の1戦に全力をぶつける」とコメントしたわけです。

4位は権石川大会3回戦の金沢対飯田で、「あした、頑張ってきてね」 飯田のエース吉田純光選手は試合の前日、石川県珠洲市内の避難所でともに生活する人たちに声をかけてもらいました。元日の能登半島地震で自宅は半壊し、段ボールベッドで休む日々。コールドの七回を投げきった1回戦や、1点を争う試合を終盤まで抑えた2回戦に避難所で中継を見て応援してくれた人もいました。「みなさんに支えられて勇気をもらえた。笑顔で野球をやっているところをみせたい」飯田は初回、連打や盗塁で2点を先取。春夏あわせて計22回甲子園出場の金沢を相手に主導権を握りましたが、大会初登板の新川純冬投手や継投した中尾友選手に金沢打線は襲いかかり、2対9でコールド負け。吉田選手について、加瀬悠貴監督は「後半で登板させてあげたかったが、試合展開から踏み切れなかった」と語り、吉田は「自分で抑えたかった」と悔しさをにじませながら「ここまで来られてよかった」と振り返ったわけです。

3位は山形大会準々決勝の鶴岡東対東海大山形で、九回裏、1死走者なし。東海大山形の土赤龍瞳選手は代打として、初めての夏の打席に入りました。相手は、鶴岡東の桜井椿稀投手。U18日本代表候補の合宿に参加した大会屈指の左腕ですが、初球、内角の変化球を迷わず振り抜き、中前にはじき返し、チーム3本目の安打となりました。土赤は一塁コーチとして投手を見ていて「初球に変化球が多い」ことに気づき、仲間にも声をかけ、自らの打席に生かしました。チームは0対5で敗れ、「僕は打撃でしか、チームには貢献できない。この仲間と野球ができて本当に楽しかった」と土赤はコメントしたわけです。

2位は宮崎大会準々決勝の富島対延岡学園で、延岡学園の工藤樹投手は3点をリードされた四回無死一、二塁で、先発の2年生の藤川敦也投手の後を受け、1点は失いますが、その後は連続で内野ゴロに打ち取りました。「うちは終盤に強い。必ず打ってくれる」その言葉通り、味方は五、六回に4点を奪って同点に追いつきますが、同点の八回、内角高めの直球を富島の村田凌来選手に右翼スタンドに運ばれ、九回にも1点を奪われました。「体力がきつかったけど、スタンドからも周りも声をかけてくれて、一人で背負わずに仲間を信じて投げられました」チームは5対6で敗れ、工藤は「藤川中心に、必ず勝つチームになってくれるはず」とコメントしたわけです。

1位は長野大会準々決勝の長野俊英対佐久長聖で、10回目の夏の甲子園出場を狙った佐久長聖の挑戦は、準々決勝で1対4で長野俊英に敗れ、幕を閉じました。佐久長聖の1番打者、末次佑行の祖父は、巨人のV9戦士・末次利光で、かつて王貞治、長嶋茂雄の後を打つ5番を担い、黄金期を支えた名選手。野球を始めたきっかけも祖父で、祖父と違って両打ちですが、これも祖父のアドバイスがあったから。「両打ちをできるようにした方がいいよ、と言われて、左打ちの練習をしました」祖父の教え通りのフォームで、この日も2安打を放ちました。佐久長聖が2012年以来、偶数年ごとに続けてきた長野大会制覇の伝統は途切れましたが、「これから祖父に感謝を伝えたい」と話す末次の顔はすっきりとしていたわけです。

10位は山口大会3回戦の高川学園対熊毛南で、4点を追う三回。2死から9番の津田琉星選手がバント安打を決め、後続の連打で一気に本塁を狙いますが、左翼手の好送球に阻まれてタッチアウト。「あそこで返していたら、流れは変わったかもしれない」と熊毛南の吉田壮汰主将は振り返りました。この春、期待していた1年生の入部がゼロ。熊毛南を含む県東部の県立5校の再編統合が決まった影響で新入生そのものが少なく、けがや病気になっても、代わりの選手がなく、練習メニューも限られるようになりました。「単独チームで戦える最後の夏になるかもしれない。何度でも校歌を歌おう」その思いで1、2戦を突破しましたが、この試合は0対11のコールド負けで、3度目の校歌は響かなかったわけです。

9位は高知大会2回戦の小津対土佐で、土佐の先発は背番号10の小松起投手で、高1の秋から高3の春まで背番号1でしたが、2月に右足首をねんざしてフォームを崩し、直球が思うように投げられなくなり、この日対戦した小津との4月の練習試合でも、四死球を出し続け、初回に15点取られました。「投げるのが怖くなった。野球を辞めようと思った」悩んだ末にドジャースの山本由伸投手のフォームを参考にすることにし、足をあまり上げず、目線や体の軸をずらさないフォームにすると、制球力は戻り、球速も球威も増しました。この日、5回まで74球を投げ、半数が直球。「真っすぐは良かった。狙った所に行っていた」与四死球0、1失点で後を託しますが、チームは1対4で敗戦。小松は「大学に進んで4年後のプロ入り、その先の大リーグを目指します」とコメントしたわけです。

8位は静岡大会3回戦の常葉大橘対小山で、「入ったかな」三回表、小山のエース高橋健斗投手はレフト方向に高々と上がった打球の行方を目で追いました。常葉大橘の4番木下瑞貴選手に真ん中高めの直球を運ばれ、2点本塁打で0対4とされました。高橋は1年生の夏の大会から先発マウンドに立ち、その秋からエースナンバーを背負い、最後の夏、初戦は浜松南を完封、2回戦は吉原を3点に抑えてコールド勝ちに貢献。この試合も四、六、八回と相手の強力打線を三者凡退に抑え、エースとしてマウンド度胸のよさをみせました。チームは1対5で負けましたが、高橋は「負けたのは悔しいけれど、最後のマウンドは全力を出し切れた。悔いはない」とコメントしたわけです。

7位は愛知大会4回戦の星城対西春で、延長十三回、1点差に迫り、なおも1死一、三塁。星城の加藤椋介選手は「自分が決めてやろう」とバットを構え、低めの直球を振ると打球は左中間へ。走者2人が生還し、サヨナラ二塁打になり、3時間53分の試合に決着をつけました。加藤はこの日、守りでは捕手として走者を3度刺し、打っては四回に先制の適時打を放っていました。昨夏は16強でチームは敗れ「次戦の相手の至学館は足も使う強いチーム。今日以上にエンジン全開でいきたい」と加藤はコメントしたわけです。

6位は愛知大会4回戦の愛知黎明対桜丘で、3対3の同点で迎えた八回表1死一、三塁、桜丘・奥田翔星選手へのサインはスクイズ。初球は失敗。しかしスクイズのサインは続き、3球目を一塁方向へ転がし、勝ち越しの1点をもぎ取りました。この回の裏、愛知黎明に逆転されて4対5で敗れはしましたが、奥田は3番打者として2安打2打点でチームを支え「悔しい。3年生が少ないなかで頑張ってくれた1、3年生に期待したい」と後輩に思いを託したわけです。

5位は愛知大会4回戦の東郷対長久手で、3対3の同点で迎えた延長十回1死満塁、長久手のエース社本琢真選手が投じた148球目は東郷の打者の背中に当たり、押し出しの死球で試合が終わりました。長久手はチームの目標である38年ぶりのベスト16をかけて臨み「出られない選手のためにも」と社本選手はここまでの3試合を一人で投げ抜いてきましたが、あと一歩及びませんでした。社本は高校1年の夏からマウンドに立ち、守備のエラーにいら立ち、仲間に強く言いすぎることもありましたが、昨夏の大会で2年生の自分が投げ負け、先輩の引退を目の当たりにして、自分だけで野球をしているのではないと考えを改めました。「野球は一人ではできない、仲間がいてこそのスポーツだと思う。いままで一緒にやってきた仲間に感謝したい」試合終了後、マウンドで崩れ落ちた社本のそばに駆け寄り抱きかかえたのはチームメートたちだったわけです。

4位は香川大会3回戦の英明対大手前高松で、六回裏2死一、三塁。この回3失点を喫し、なおも続くピンチ。マウンド上の大手前高松の藤井優太投手は相手打者を右飛に打ち取ると、「よっしゃー」と雄たけびを上げました。藤井は中学時代から一目置かれた大会屈指の好投手で、秋の県大会では全5試合を投げ、防御率0.56と安定感抜群の投球で大手前高松の初優勝に貢献。しかし、続く四国大会初戦の明徳義塾戦では、投打で圧倒され、八回コールド負けし、自身も毎回の17安打と打ち込まれました。「単純に能力が足りない」と真っすぐや変化球のキレ、制球力を見直すための下半身の強化。今大会までにできることを考え、自分なりに課題を克服して、今大会に臨みましたが、試合は昨夏優勝した英明に1対3で敗れ、「気持ちが前に出すぎた。負けた悔しさを今後のステージに生かしたい」と藤井はコメントしたわけです。

3位は新潟大会準々決勝の中越対佐渡で、4回戦でシード校・関根学園を破り、16年ぶりに8強入りした佐渡が中越との準々決勝に臨み、3対7で敗れました。佐渡は5回、2死一二塁の場面で3番・山本空右翼手が左前適時打を放ち、失策も絡み2点を先制も、直後の6回に4点を取られ逆転された。9回にも3点を追加され5点差に突き放され、9回裏、安打と四球で無死満塁のチャンスから9番・渡辺健太遊撃手の三ゴロの間に1点を追加する粘りを見せましたが及びませんでした。前山隼人監督は、「細い勝ち筋かもしれないが、つながると信じて頑張ってくれた」とコメント。同校は、マネージャーを含めた部員36名全員が佐渡島出身。練習試合で島外に出る場合は、いつも2時間半フェリーに揺られて本州へ渡り、この日、選手たちは前泊して会場入りし、応援の保護者や同級生は5時半出港の始発便で駆けつけたわけです。

2位は栃木大会3回戦の国学院栃木対栃木工で、一昨年の夏、優勝した国学院栃木と3回戦で対戦し、1対2で敗れた栃木工。九回にサヨナラ本塁打を許したエースは、赤羽根陽向投手で、スタンドで応援していた弟の星楽は今夏、最上級生で、兄と同じエースになりました。2年前に続き、3回戦の対戦校は国学院栃木。「トーナメントが決まった時から「兄を超える」と気合が入っていた」だが初回、本来の調子が出る前に失点。それでも「絶対に打ち取る」と気持ちのこもった球を投げて持ちこたえ、六回途中、救援の黒崎幸輝につなぎました。試合は5対6で敗れ、は兄と同じように1点差で敗れてリベンジはなりませんでしたが、「自分の名前には、楽という文字が入っている。その名の通り、楽しんでやることができた」と星楽はコメントしたわけです。

1位は奈良大会3回戦の天理対帝塚山で、天理は7対0のコールド勝ちで3回戦突破。序盤から相手投手が制球に苦しむ中、四死球をしっかり選び、得点につなげ、打線は7安打ながら17四死球を選び、7得点。次戦は、宿敵・智弁学園との対戦で、松本大和主将は「春勝っている分、相手も本気で来る。相手の圧を押し返す気持ちで挑みたい」と意気込んだわけです。

10位は愛知大会4回戦の名城大付対高蔵寺で、愛知の県立校・高蔵寺の2年生182センチ左腕・芹沢大地投手は名城大付戦の2回2死二塁で救援登板。5イニング2/3を4安打2失点(自責点0)7奪三振と好投。2対4と試合に敗れ「もっと先輩たちと野球がしたかった。来年は高蔵寺で最高のベスト8を超えたい」とコメントしたわけです。

9位は愛知大会4回戦の岡崎城西対瀬戸で、岡崎城西は代打・加藤秀一内野手が決勝打を放ち、3対2でサヨナラ勝ち。同点の9回1死一、二塁。岡崎城西の代打・加藤が、瀬戸の先発右腕・稲垣大が投じた初球の内角直球を迷わず振り切り、打球は右翼手の頭上を越えました。「緊張でサヨナラだと忘れていた。みんながつないでくれたので、とにかくヒットを打とうと」昨秋からの新チームでは、ほぼ代打一本での起用。「代打は監督が自分に与えてくれたポジション。打撃にすべてを懸けてきた」チームは東西に分かれて行われた2008年の記念大会で東愛知4強になって以来、16年ぶりの16強入り。「ここで止まらない。ベスト8まで行ってその上も目指したい」と加藤はコメントしたわけです。

8位は滋賀大会3回戦に虎姫対大津で、大津は1989年の創部以来、滋賀大会で初のベスト8をめざしましたが、虎姫に0対2で敗戦。捕手の久保颯也主将は「必ず逆転できる」と仲間を鼓舞し続けました。大津は秋の県大会ではコールド負けを喫していたシード校の比叡山に初戦の2回戦でシード校の比叡山に勝ちました。「強い高校を倒すために大津に来た。あきらめないことを学べた」部員はマネジャーを含め25人。「厳しいことも言ったが、最後まで付いてきてくれた」と久保は仲間への感謝の気持ちをコメントしたわけです。

7位は和歌山大会3回戦の桐蔭対那賀で、五回表2死一、二塁、那賀の4番・小川蒼空主将が適時二塁打を放ち、2点差に迫りますが、五回裏に一挙5点を奪われます。五回終了後の10分間のクーリングタイムでは、福田和彦監督が「逆転したら明日の新聞一面でヒーローだぞ」とチームを活気づけ、小川主将は「相手が10点取れるなら、僕たちにもできる」と声をかけましたが、七回表2死走者なしで、小川に打順が回り、詰まった打球は内野に転がり、一塁に頭から滑り込んだがアウトで、3対10で試合終了。小川は 「最後の打席は詰まってでもしっかり振った。悔いはない。朝早くから自主練習した努力は無駄にならない。そこはこれからも大切にしたい」とコメントしたわけです。

6位は長崎大会3回戦の鹿町工対島原中央で、ノーシードの鹿町工が3投手の継投で島原中央打線を8回コールド1安打に抑えて零封し、ベスト8進出。2回戦で優勝候補の海星に1対0競り勝った勢いは続き、2回戦で5回を投げ海星打線を1安打に抑えた先発木下遥斗がこの日も先発し、再び5回を1安打に抑える好投でチームに勢いをつけ、続く左腕の宮木佑真が2回を無安打。さらに3番手の久家唯翔が最後の1イニングを無安打で締めました。本来のエースはこの日3番手で投げた久家ですが、夏の背番号は投手陣で話し合い、木下がエースナンバーをつけることに決定し、久家はプロ野球のエースがつける18番を選びました。「力はみんな変わらないけど、みんなが1番をつけろと言ってくれた。必ず自分がリズムをつくって抑えようと思って投げています」と木下はエースとしての責任を感じながらマウンドに立っているわけです。

5位は石川大会3回戦の門前対金沢泉丘で、門前は8対4で金沢泉丘に勝利して8強入りを決め、最速144キロのエース右腕、塩士暖が、4回途中から登板。6回には3失点を喫したが、その後は自慢の直球を武器に、無失点に抑えて勝利を呼び込みました。「苦しい状況で継投するのは分かっていたので、準備していました。ピンチの場面でも自分らしいピッチングが出来ました」塩土は能登半島地震では輪島市の自宅が被害を受け、金沢市や小松市にあるチームメートの家に避難。「自分1人を受け入れていもらうことは大変なことだし、家族には感謝しています。野球で恩返ししたい」避難先でも近くの体育施設やジムでトレーニングを続けてきました。「被災しても、野球が出来るありがたさを感じた。野球に集中できて、成長につながりました」現在は輪島市の自宅に戻り、地元住民が詰めかけたスタンドからは大声援を受けました。「応援はめちゃめちゃ力になりました。試合が出来ることに感謝し、1球1球に力を込めたい」と塩士はコメントしたわけです。

4位は山梨大会準決勝の日本航空対日大明誠で、2点を追う二回表、日大明誠の5番・本馬翔太主将は、外角のチェンジアップをセンター返し。「先頭打者の自分が出てチームを勢い付かせたい」その後、二塁に進塁し、味方の右前打を右翼手がはじく間に一気に本塁を駆け抜け、1点差に詰め寄りましたが、これがチーム唯一の得点となりました。本馬は 3年でただ1人、1年からのレギュラーで「プレーでチームを引っ張れる」と主将に選ばれました。「彼が安定してプレーしてくれて、みんなの支えになった」と三好孝尚監督はコメント。チームは春の県大会で準優勝し、26年ぶりに春季関東大会に出場し、この夏の山梨大会も4強入り。2点差で迎えた四回表も先頭打者。「出ればいい流れが作れる」高めの直球を右翼線へ運んで二塁打にし、その後、三塁に進塁しましたが、スクイズを外されて本塁でタッチアウトとなりました。「自分のスタートが少し早くて、相手にばれて外されてしまった」点差が開いても「逆転できる。諦めずに1点ずつ返していこう」とチームを盛り上げ続けましたが、チームは1対11で敗戦。甲子園出場の夢は果たせませんでしたが、「次の学年には勝って行ってほしい」と本馬はコメントしたわけです。

3位は山梨大会準決勝の日本航空対日大明誠で、2点を追う二回表、日大明誠の5番・本馬翔太主将は、外角のチェンジアップをセンター返し。「先頭打者の自分が出てチームを勢い付かせたい」その後、二塁に進塁し、味方の右前打を右翼手がはじく間に一気に本塁を駆け抜け、1点差に詰め寄りましたが、これがチーム唯一の得点となりました。本馬は 3年でただ1人、1年からのレギュラーで「プレーでチームを引っ張れる」と主将に選ばれました。「彼が安定してプレーしてくれて、みんなの支えになった」と三好孝尚監督はコメント。チームは春の県大会で準優勝し、26年ぶりに春季関東大会に出場し、この夏の山梨大会も4強入り。2点差で迎えた四回表も先頭打者。「出ればいい流れが作れる」高めの直球を右翼線へ運んで二塁打にし、その後、三塁に進塁しましたが、スクイズを外されて本塁でタッチアウトとなりました。「自分のスタートが少し早くて、相手にばれて外されてしまった」点差が開いても「逆転できる。諦めずに1点ずつ返していこう」とチームを盛り上げ続けましたが、チームは1対11で敗戦。甲子園出場の夢は果たせませんでしたが、「次の学年には勝って行ってほしい」と本馬はコメントしたわけです。

2位は長崎大会3回戦の長崎日大対西陵で、長崎日大が三丸悠成とエース西尾海純による3年生右腕の「ノーヒットノーランリレー」で3年連続の準々決勝進出を決めました。先発の三丸がこの夏初のマウンドで最高の投球を見せ、4回に四球で初めての走者を出しますが、8回までノーヒットに抑えました。「スライダーが決まっていて低めに集められた。四球が少なかったのがよかった。三振を狙うと力が入るので変化球で打ち取ることを意識して投げました」そして9回からエース西尾が登板。送り出された西尾にとっても難しい登板となり、8回までノーヒットで点差は1点。自身はこの夏初登板という場面でしたが、連続三振を奪い、最後の打者は三ゴロに封じました。早く投げたかったので、投げられて楽しかった。点を取られたら終わりだったけど、いろんな場面で投げさせてもらってきたので緊張は全くなかった」平山清一郎監督は「三丸は本当によく投げた。記録達成ができず申し訳なかったんですが、西尾もマウンドに上げたかったので」とコメント。三丸は「もちろん9回もいきたい気持ちはありましたが、これからも一戦一戦気を抜かず、気を引き締めていきたい」とコメントしたわけです。

1位は宮城大会準決勝の聖和学園対仙台商で、聖和学園が両校合わせて21安打の乱打戦を9対7で制して2022年以来、2年ぶりに決勝へ進出。初回に1点を先制されますが、3回に4番佐藤煌馬一塁手の左前適時打で勝ち越し、4回にも佐藤が左越え3ランを放つなど一気に4点を奪ってリードしたが、その裏に3連打を浴びて4失点して6対5と1点差と取っては取られの展開が続き、7対7の8回、1死二、三塁で1番に座る三浦広大遊撃手がこの日2つ目の申告敬遠で1死満塁。三浦はこれで今大会5つ目の申告敬遠。後ろに座る2番・中善寺健斗中堅手)は「悔しさもありますが、自分が敵でも敬遠すると思うくらいの打者なので納得。何の球が来ても打つつもりでした」と外角高めの直球を振り抜き、決勝点となる中越えの2点適時二塁打。 聖和学園は決勝では仙台育英と対戦し、2年前の決勝の相手も仙台育英で、1対3で敗れてあと一歩で甲子園を逃しており、三浦は「決勝に進んだだけでは、まだ何も達成できていない。絶対に勝つ気持ちで挑みます」とコメントしたわけです。