ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

10位は<かつては、いろんな「形」を試していました。あれは自分の「形」が見つからない不安の証でもありました>。9位は<監督をやるなんて、絶対に無理ですよ。これには「絶対」がつきます>。8位は<勝ちパターンにはまらないと勝てないチームには限界があります>。7位は<「勝つこと」って大変です。この感覚を得たのは大きかったですね>。6位は<過去の積み重ねがどれだけ大事なものかは感じています>。

5位は<完全に骨格が違います。アメリカ人のような筋肉を目指す必要はありません>。4位は<監督がメディアに選手の愚痴を言い始めると、チームはあっけなく崩れるものなのです>。3位は<確実にこなさないといけないプレーを確実にこなせるチームは強いと思います>。2位は<勝ち越しを続けていれば、知らないうちに5割に近づいてくるわけです>。1位は<数では測れないですね。数では変えたことの方が多いけれども、軸となるものは変えられない>となるわけです。

10位は<オトナであるかどうか、そんなこと自分ではわかりません。僕自身は、むしろ子供でいたいと思うところがあります>。9位は<仰木監督から学んだものの大きさは計り知れないです>。8位は<同じ苦しむなら、考えて苦しまないといけない>。7位は<驚かれているならまだまだです。驚かれないようになりたいです>。6位は<考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになります>。

5位は<輝いてる人は、誰にも対等なんじゃないですか。上とか下とかっていう価値観するない>。4位は<かたちについては「これでいい」というものはありません。同じに見えても、全然違っていたりするわけで>。3位は<考えて「実行して見せてやること」の効果は大きいです>。2位は<外野手ですから長いグラブを使っているのですが、指先まで神経が通らないと、感覚が麻痺してボールが捕れません>。1位は<「がんばれ、がんばれ」という人がいるより、僕は「できないでいてくれ」という人がいる方が熱くなる>となるわけです。

10位は<一回目がなければ二回目はないわけで、だからこそ、初めというのは大事だと思います>。9位は<今は6安打もイメージできる自分になりつつあります>。8位は<打ち続けなければクビだし、プロは勝ち続けなければなりません>。7位は<打てない時期にこそ、勇気をもってなるべくバットから離れるべきです>。6位は<うまくいかないことと向き合うことはしんどいですけど、これからもそれを続けていくと思います>。

5位は<嘘があると目線をそらしてしまう。僕はそこは演技ができないんです>。4位は<お客さんが少ないから、モチベーションを落としてしまう?それは間違いです。自分たちであげていかなければいけない>。3位は<同じ練習をしていても、何を感じながらやっているかで、全然結果は違ってくるわけです>。2位は<思うようにいかない時に、どう仕事をこなすかが大事です>。1位は<「教えてあげる」というスタンスで来られると、「この人は限界なんだろうなあ」と思うんです>となるわけです、

10位は<今まで一度も自分のクラブを人に貸したことはない。チームメイトにだって、クラブの中には手を入れさせない>。9位は<いつも、さらに、上を目指している姿勢がある。そういう人に魅力を感じるんじゃないかなあ>。8位は<1打席、1打席、立つことは簡単ではありません>。7位は<今ある能力をしっかり出せる状態を常に作っておくことが、これからもずっと目標になると思います>。6位は<いきなり、選手としての番付を上げられて。力以上の評価をされるのって、苦しいんですよ>。

5位は<いろいろな怖さを知って、その怖さを乗り越えて、自分の技術を確立して残した数字は、重みが違います>。4位は<一面に載って気分がよくなってしまうと、人から評価される、チヤホヤされることが、気持よくなってきてしまうのです>。3位は<いつも、恐怖と不安と重圧を抱えています。楽しいだけではプロの世界にいられない>。2位は<いつだってチャンスの時には力が入るものです>。1位は<以前は10回のうち10回できなかったことが、最近は10回のうち2回できるようになってきました>となるわけです。

10位は<いかに、いい成績の記憶を振り払うかということは大事でしょうね>。9位は<行く気持ちは大事です。抑える気持ちも大事です。そこのバランスです>。8位は<以前は自分を好きでいてくれる人たちに対して、自分を演じていたから疲れてしまっていました>。7位は<「イチロー」でいる時は、強く、美しく、しなやかでいたい>。6位は<今、自分がうまくなっているとは、まったく思いません。ただ、ここまで自分をたかめることはできたと思っています>。

5位は<今まで、自分の力以上の評価をされて、それに追いつき超えていった。それは日米とも同じサイクルでした>。4位は<色々な目標と戦えるのは、選手として喜びにしなければならない>。3位は<今は、自分がわからないことに遭遇する時や、知らないことに出会った時に「お、自分はまだまだいける」と思います>。2位は<イチローのやることは、常識からハズれたことが多い?できるはずがない?ほんとにそうなのでしょうか>。1位は<いい評価の方にも惑わされたくありません。いつまでも初心ではそれは成長してないとも言えますから>となるわけです。

10位は<アメリカでは「サムライ」と言われることもあります。日本人特有のプレイと思われるのは嬉しいことです>。9位は<相手がいろいろ考えてくれるので、自分に有利という場合もありますし、その逆もあります>。8位は<いろいろ考えてしまうのが人間ですが、でもそれを含めての力ですから>。7位は<「イチロー」に追いつくのには、時間がかかりました。今は彼はもう「鈴木一朗」の一部になりました>。6位は<以前は、自分にも他人にも完璧主義でしたから、「ミスをするということ」が許せなかったんです>。

5位は<家に帰って普通に過ごしているだけで、気分転換になります>。4位は<今まで自分がやってきたことをしっかり継続することは、イチローという選手の能力を引き出すためには外せないことです>。3位は<イチローの仮面は脱ぎました。自分らしくありたいです>。2位は<いいフォームが何年経ってもいいとは思いません。その時々の自分に合うフォームが必ずあるはずです>。1位は<いつも結果を求めている。求めていないことはない>となるわけです。

10位は<憧れを持ちすぎて、自分の可能性を潰してしまう人はたくさんいます>。9位は<相手が強い気持ちを込めて自信を持って投げ込んでくる球には、バッターが受け身でいたら、打てる球でも前に飛びません>。8位は<アマチュアではないので、勝つことだけが目標ではありません。プロとして自分がどういうプレイをするのかがすごく大事です>。7位は<「ああ、これは悪魔のささやきなんだなあ」チヤホヤされると、いつも自分を戒めています>。6位は<頭を使わないと厳しい投手との対戦は緊張感があります>。

5位は<アメリカに暮らして、日本のことが大好きになりました。文化の素晴らしさは日本にいた時はわからなかった>。4位は<相手が変えようとして来る時に、自分も変わろうとすること。これが一番怖いと思います>。3位は<朝の15分はでかいですよ。家でトレーニングできるし>。2位は<アタマで「まずい」と思った時にも打つことが結構ある。その回数を減らしたい>。1位は<安打が欲しい、という気持ちですよね。これが邪魔をする>となるわけです。

KYOTO POP

国宝Gメン知念は京都の路地裏で写真をとろうとするが、婆さんに注意される。「ちょっと。この路地は通り抜けできしまへんえ」「ちょっと写真を撮るだけで」「あきまへん。誰かおまわりさん、呼んだってえ」「わかったさ。出ていけばいいんだろ」文句を言いながら出ていく知念は、藤田と出くわす。藤田が「とみ屋」という旅館に泊まっていることを知った知念は、ノートパソコンを藤田に見せる。

「これはバーチャル京都です。長年私が撮りつづけた京都の街の写真から再構成したものだ。なにしろ、京都の景観の破壊はひどくなる一方だ。歴史ある瓦屋根や格子窓は消え去り、不粋なコンクリート建築が増殖している。京都がどうなってもいいのか。この旅館だって、いつもでもこの姿じゃないんだ」「どういうことだ」「見たまえ。坪庭だ。坪庭こそ京都の町屋には欠かせない。自然を加工し、人工美に調和させてとりいれるという日本人のお家芸。それが滅びるのだ。もし、この「とみ屋」の裏手に高級マンションが建ったら」

高級マンションを建設するのは毒島という男で、京都の町に次々にマンションを建てている男で、フジタの顧客だった。毒島はアメリカのポップアートに目の無い男であった。「京都は伝統に固まって窮屈で辛気臭い街ですわ」「なるほど。それで古い街並みを地上げして、マンション建設。社長は確信犯でいらしたわけですか」

藤田は京都はアメリカよりポップに満ちていると断言する。「社長が明日一日わたしにおつきあいできるなら、京都のポップを堪能させてあげますよ。そして、私の説が正しいとご認識いただけたならば、あるマンションの建設計画をあきらめていただきたいんですよ」

翌日、毒島は京都のポップを見せろ、とせまる。「そもそも、ポップアートとはなんでしょう」「そないな専門的なことはわかりません。ただわたしはウォールやリキテンスタインが楽しげで好きなだけで」「それです。それがポップの本質です。20世紀のアートは高尚になりすぎたのです。ピカソ、デュシャン、ポロック、ロスコー。抽象の全盛で、美術は亜作家と評論家のための世界となった」

「そんな状態からの反動で1960年代、アメリカにポップアートが登場します。ポップアートのパトロンは大衆です。テーマはあくまで日常的なもの。眼でわかる明快さやユーモアで大衆の目を楽しませました。アーチストの主張を放棄して、大衆の欲望に奉仕する。それがポップアートです」

まず藤田は東寺に行き、曼荼羅を見せる。「整然と幾何学的に並ぶ仏たち。これはまるで1300年前のウォールではありませんか」「確かに昔はそうやったかもしれんけど」「そうですな。あくまで平安京のポップです。しかし当時としては衝撃的なド派手な文化として、平安貴族のどキモを抜いたでしょう。日本の文化はワビサビだけでは語れない。その反動として、派手さへの渇望が突出する。桃山の南蛮文化。日光の東照宮。そして、あれこそはそのさいたるモノです。金閣寺」

金閣寺の中にはいる藤田と毒島。そこには知念が待っていた。「足利義満によって創建された金閣寺は、全面漆塗りに金箔押し。昭和25年放火事件で国宝指定を外されるが、昭和61年の大修復を経て、創建のころの輝きを取り戻した。二層には復元された天女や観音像や四天王像。見渡す限り金。また金」

「黄金の国ジパングの繊細華麗な建築工芸品である。普段、一般客は外からしか拝観できない。知念さんに特別に頼んで、上がらせてもらったんですよ」絶叫する毒島。「京都のど真ん中にあって、こないなものを見逃しておったとは。金閣こそは、世界に誇るべきポップアートやわああ」

毒島はマンション計画を中止するが、別の買い手に裏手を売ると土地の持ち主はいう。それは知念に注意した婆さんであった。「土地が欲しいゆう業者はいくらでもおります。マンションが建つかは、うちの知らんことですよって」「しかし、こんな静かな町屋で老後を過ごすのは大変な贅沢だと思うのですが」「足悪くなりましてなあ。老人向けのマンションにでも移ります」

「それでは、しかし。せっかくの裏のとみ屋が。旅館に風情が台無しに」「はな、旦那が買うてくれはります。この土地?」「そ、それは」「いろいろな方が京都を大切にせえ、美や伝統を守れ、と言わはります。言うのはタダや。うちに言わせたら、京都は所詮飾り物です。東京が日本の本妻なら、京都は妾です。それもお手当てを支払われないお妾さんや。飾りもんに金をかけなんだら見苦しゅうなる一方だと思われまへんか。ほほほほ」

オークションの罠

高田美術館の三田村館長は旧知のリック・モルダーと東京の焼き肉屋で再会する。リックはニューヨークに本社のあるオークション会社に勤めていて、メトロポリタン美術館では藤田の後輩であった。モルダーはツバメ銀行の金融絵画を処分するという。サラはそれは今、藤田が鑑定中だという。バブル時代に日本人が買い漁った世界中の名画は、バブル崩壊後、銀行に担保として差し押さえになったが、金融絵画も売却が急がれるようになってきた。

鑑定をする藤田のところにやってくるモルダー。「この絵画は、全てヴィーナス社が処分をまかされることになりました」「300点近い絵画を藤田さんの画廊一店で売るのは無理。その点、信用のあるオークションなら一度でさばけます」「というより、政府の意向です。なにしろツバメ銀行はもはや経営破綻して、国の管理下にあるのですから」藤田はルノアールの「花篭を持った少女」を今までの鑑定報酬としてもらおうとするが、モルダーにダメだしを出される。

モルダーの上司は、今度のオークションで出したモルダーの予想落札価格は全部高くないかといちゃもんをつける。「いうまでもないが、予想落札価格の設定の仕方は、買い手の購買意欲に大いに影響する。高すぎては購買欲が減退するし、さりとて妙に低すぎるのも競売の熱が下がるというもの」モルダーはこの価格でいいと主張するが、上司は結局安めに価格を設定する。

オークション開催前に必ず開かれる下見会が開かれ、覆面をしたクライアントが現れる。オークションが始まり、会場に現れる藤田。覆面をしたクライアントはモルダーに電話する。「いいかね。わしはロットナンバー58しか競る気はない」オークションはイマイチ熱気にかける。またモルダーに連絡する覆面のクライアント。「わしの代理がその会場にいる。その男と打ち合わせしておけ。フジタという画商だ」

藤田と打ち合わせするモルダー。「オレの顧客の狙いはナンバー58だ。しかしオレの情報によれば58は、ニューヨークの画商が狙っている。しかし敵のふところは予想落札価格を超えてまで出すほど豊かじゃない。そこでオレと顧客とで芝居を打つ」「シバイ?」「競りの値が最低落札価格に達した時点で、オレとお前さんで1万ドルずつ競り合う。場が二人の勝負だという雰囲気を作るのさ、ライバルはそれを察して降りる」

「ヤラセをしろと言うんですか」「わかってないな。このセールは失敗だ。予想落札価格が高すぎたんだ。お前さんの上司がそれを察して値を下げたが、焼け石に水さ。セールの目玉の作品まで不落札でいいのかい。オークションはきれいごとじゃないんだぜ」藤田は覆面のクライアントの正体を教える。「ツバメ銀行の元頭取だよ。それも経営破綻のA級戦犯ともいうべき放漫経営の元凶さ」「……」

「花篭を持った少女」は無事に落札される。落ち込むモルダーをギャラリーフェイクに招く藤田。「オークション会社の営業なんて、5年くらいでモノになる商売さ」ギャラリーフェイクには「花篭を持った少女」が飾られていた。蒼ざめるモルダー。(これはどう見ても真作。では、フジタさんが元頭取に届けた絵というのは?)

聖女の鎧

フランス・ノルマンディー地方ビュセル村。「ママン。誰かが寝てるよ」車を運転するカトリーヌは道端で夫のエリックが寝ているのに気付く。「パパン、お酒くさい」心配するカトリーヌ。「ラッセルさんの叔父さんが、自動車整備工場を経営していて人手を探しているというの。どうかしら、エリック。車の仕事なら、あなたに向いていると思うけど」「うるさい」脅える子供たちを慰めるカトリーヌ。「大丈夫よ。パパンはちょっと疲れているだけ。だって、パパンは誇り高い貴族の末裔ですもの」

そのころ藤田はパリで骨董商のジョスパンに会い、古い鎧を見せられる。「ブルターニュのさる名家から買い上げた物です。一目で、ジャンヌ・ダルクの鎧とわかりました」「ちょっと考える時間をください」あれは本物と言うサラ。「ジャンヌ・ダルク。鎧で身を固め白馬に乗った男装の令嬢。百年戦争で絶体絶命の祖国を守るために、神より使わされた田舎娘。いかつい男どもを率いて、オルレアンの町をイギリス軍から取り返した救国のヒロイン」

しかし、藤田は本物かどうかわからないという。「鎧に残った傷跡だ。記録によればジャンヌはオルレアンで肩に、パリで太腿に矢を受けたとある。あの傷は戦闘で受けたようなリアルさがあった。しかも形状からいって、鎧を着用した人物は女性。身長は150センチといったところ。その身長はジャンヌの条件とピッタリ符合する。しかし結論は調査してからでないと答えがでんよ」

そのころエリックは飲んだくれていた。「酒を買ってこい、カトリーヌ」「ねえ、エリック。思い出して。工場に勤めていたころのあなたは組合の闘士として、経営者に立ち向かっていた。まるで、中世の勇敢な騎士のようだった。あのころの気持ちを思い出してちょうだい。だって、あなたはブルターニュ男爵家の遠い子孫じゃないの」「よせ。そんなヨタ話。うちのじいさんが勝手に吹いてだけさ。工場をクビになっても、この空き家だけが残っていたことだけ感謝しているよ」

そこに藤田がやってくる。「こちらは、ムッシュ・レエのお宅ですね」屋根裏部屋に藤田を案内するエリック。「ご主人がインターネットで骨董品を売っているとは、知らぬは女房ばかりですか」「アイツはアイツで勝手にやってるよ。近くの市場にパートに行くという名目で若い男と会っている」

エリックは甲冑のデザイン画を藤田に見せる。「コラ・ド・モンパソンは15世紀の甲冑師。こういう設計デザインが残っているとは珍しい。しかし、この中にわたしの探しているスケッチがありませんな。ジャンヌ・ダルクの甲冑のスケッチがね。1429年4月2日、ジャンヌはトゥールという町で甲冑を発注した」

「またか。あんたの前にも同じことを言った人がいたよ。半年前にな。でも、そんなものはないんだよ」「そうですかね。ムッシュ・レエ。そう、レエといえば、あのジル・ド・レエ侯を思い出しますよ。チフォージュの城主であり、ジャンヌの同士として数々の武勲を立てたジル・ド・レエ侯」「……」

「しかし、フランスが独立を果たし、自領に戻ったジルは男色にふけり、錬金術に血道をあげ、ついに800人の幼児を虐殺したかどで処刑される。青髭男爵のモデルとなったといわれる人物ですよね」「……」「あなたは、そのジル・ド・レエの子孫とお見受けしましたが」「違う」「ジルはジャンヌを女神のように崇拝した。その情熱は往々にして、収集癖に移行しがちなのですよ」

エリックのところに、かつての工場の部下が挨拶にくる。「委員長にお借りしたお金は、奥様に返しました」「え」「みんな苦しい生活をしていますが、必ず委員長にあいさつに来させます。しかし、あの日本人は何者です。私たちが奥様に会っていたわけを妙に知りたがってまして」「!」エリックは藤田と連絡を取る。

パリに戻った藤田はジョスパンと会う。「半年前、あなたはビュセル村のエリック・ド・レエ氏と会った。コラ・ド・モンパソンのジャンヌの鎧のデッサン。あなたも確認したかったのでしょうが、叶わなかった。そこでこんなフェイクを作らざるを得なかった」藤田はエリックから手に入れたジャンヌ・ダルクの甲冑デザインを見せる。蒼ざめるジョスパン。

仕事をするようになったエリックは、酒をやめ、家族の愛を取り戻す。(カトリーヌはこの家族を守るジャンヌ・ダルクだ。そして)屋根裏部屋に行き、鎧を抱きしめるエリック。(鎧のスケッチは売ってしまったけど、やっぱり君だけは手放せないよ。もう一人のレエ家に伝わりしジャンヌ)