2024年7月21日夏の甲子園地区予選ベスト10(5) | ロロモ文庫

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10位は愛知大会4回戦の名城大付対高蔵寺で、愛知の県立校・高蔵寺の2年生182センチ左腕・芹沢大地投手は名城大付戦の2回2死二塁で救援登板。5イニング2/3を4安打2失点(自責点0)7奪三振と好投。2対4と試合に敗れ「もっと先輩たちと野球がしたかった。来年は高蔵寺で最高のベスト8を超えたい」とコメントしたわけです。

9位は愛知大会4回戦の岡崎城西対瀬戸で、岡崎城西は代打・加藤秀一内野手が決勝打を放ち、3対2でサヨナラ勝ち。同点の9回1死一、二塁。岡崎城西の代打・加藤が、瀬戸の先発右腕・稲垣大が投じた初球の内角直球を迷わず振り切り、打球は右翼手の頭上を越えました。「緊張でサヨナラだと忘れていた。みんながつないでくれたので、とにかくヒットを打とうと」昨秋からの新チームでは、ほぼ代打一本での起用。「代打は監督が自分に与えてくれたポジション。打撃にすべてを懸けてきた」チームは東西に分かれて行われた2008年の記念大会で東愛知4強になって以来、16年ぶりの16強入り。「ここで止まらない。ベスト8まで行ってその上も目指したい」と加藤はコメントしたわけです。

8位は滋賀大会3回戦に虎姫対大津で、大津は1989年の創部以来、滋賀大会で初のベスト8をめざしましたが、虎姫に0対2で敗戦。捕手の久保颯也主将は「必ず逆転できる」と仲間を鼓舞し続けました。大津は秋の県大会ではコールド負けを喫していたシード校の比叡山に初戦の2回戦でシード校の比叡山に勝ちました。「強い高校を倒すために大津に来た。あきらめないことを学べた」部員はマネジャーを含め25人。「厳しいことも言ったが、最後まで付いてきてくれた」と久保は仲間への感謝の気持ちをコメントしたわけです。

7位は和歌山大会3回戦の桐蔭対那賀で、五回表2死一、二塁、那賀の4番・小川蒼空主将が適時二塁打を放ち、2点差に迫りますが、五回裏に一挙5点を奪われます。五回終了後の10分間のクーリングタイムでは、福田和彦監督が「逆転したら明日の新聞一面でヒーローだぞ」とチームを活気づけ、小川主将は「相手が10点取れるなら、僕たちにもできる」と声をかけましたが、七回表2死走者なしで、小川に打順が回り、詰まった打球は内野に転がり、一塁に頭から滑り込んだがアウトで、3対10で試合終了。小川は 「最後の打席は詰まってでもしっかり振った。悔いはない。朝早くから自主練習した努力は無駄にならない。そこはこれからも大切にしたい」とコメントしたわけです。

6位は長崎大会3回戦の鹿町工対島原中央で、ノーシードの鹿町工が3投手の継投で島原中央打線を8回コールド1安打に抑えて零封し、ベスト8進出。2回戦で優勝候補の海星に1対0競り勝った勢いは続き、2回戦で5回を投げ海星打線を1安打に抑えた先発木下遥斗がこの日も先発し、再び5回を1安打に抑える好投でチームに勢いをつけ、続く左腕の宮木佑真が2回を無安打。さらに3番手の久家唯翔が最後の1イニングを無安打で締めました。本来のエースはこの日3番手で投げた久家ですが、夏の背番号は投手陣で話し合い、木下がエースナンバーをつけることに決定し、久家はプロ野球のエースがつける18番を選びました。「力はみんな変わらないけど、みんなが1番をつけろと言ってくれた。必ず自分がリズムをつくって抑えようと思って投げています」と木下はエースとしての責任を感じながらマウンドに立っているわけです。

5位は石川大会3回戦の門前対金沢泉丘で、門前は8対4で金沢泉丘に勝利して8強入りを決め、最速144キロのエース右腕、塩士暖が、4回途中から登板。6回には3失点を喫したが、その後は自慢の直球を武器に、無失点に抑えて勝利を呼び込みました。「苦しい状況で継投するのは分かっていたので、準備していました。ピンチの場面でも自分らしいピッチングが出来ました」塩土は能登半島地震では輪島市の自宅が被害を受け、金沢市や小松市にあるチームメートの家に避難。「自分1人を受け入れていもらうことは大変なことだし、家族には感謝しています。野球で恩返ししたい」避難先でも近くの体育施設やジムでトレーニングを続けてきました。「被災しても、野球が出来るありがたさを感じた。野球に集中できて、成長につながりました」現在は輪島市の自宅に戻り、地元住民が詰めかけたスタンドからは大声援を受けました。「応援はめちゃめちゃ力になりました。試合が出来ることに感謝し、1球1球に力を込めたい」と塩士はコメントしたわけです。

4位は山梨大会準決勝の日本航空対日大明誠で、2点を追う二回表、日大明誠の5番・本馬翔太主将は、外角のチェンジアップをセンター返し。「先頭打者の自分が出てチームを勢い付かせたい」その後、二塁に進塁し、味方の右前打を右翼手がはじく間に一気に本塁を駆け抜け、1点差に詰め寄りましたが、これがチーム唯一の得点となりました。本馬は 3年でただ1人、1年からのレギュラーで「プレーでチームを引っ張れる」と主将に選ばれました。「彼が安定してプレーしてくれて、みんなの支えになった」と三好孝尚監督はコメント。チームは春の県大会で準優勝し、26年ぶりに春季関東大会に出場し、この夏の山梨大会も4強入り。2点差で迎えた四回表も先頭打者。「出ればいい流れが作れる」高めの直球を右翼線へ運んで二塁打にし、その後、三塁に進塁しましたが、スクイズを外されて本塁でタッチアウトとなりました。「自分のスタートが少し早くて、相手にばれて外されてしまった」点差が開いても「逆転できる。諦めずに1点ずつ返していこう」とチームを盛り上げ続けましたが、チームは1対11で敗戦。甲子園出場の夢は果たせませんでしたが、「次の学年には勝って行ってほしい」と本馬はコメントしたわけです。

3位は山梨大会準決勝の日本航空対日大明誠で、2点を追う二回表、日大明誠の5番・本馬翔太主将は、外角のチェンジアップをセンター返し。「先頭打者の自分が出てチームを勢い付かせたい」その後、二塁に進塁し、味方の右前打を右翼手がはじく間に一気に本塁を駆け抜け、1点差に詰め寄りましたが、これがチーム唯一の得点となりました。本馬は 3年でただ1人、1年からのレギュラーで「プレーでチームを引っ張れる」と主将に選ばれました。「彼が安定してプレーしてくれて、みんなの支えになった」と三好孝尚監督はコメント。チームは春の県大会で準優勝し、26年ぶりに春季関東大会に出場し、この夏の山梨大会も4強入り。2点差で迎えた四回表も先頭打者。「出ればいい流れが作れる」高めの直球を右翼線へ運んで二塁打にし、その後、三塁に進塁しましたが、スクイズを外されて本塁でタッチアウトとなりました。「自分のスタートが少し早くて、相手にばれて外されてしまった」点差が開いても「逆転できる。諦めずに1点ずつ返していこう」とチームを盛り上げ続けましたが、チームは1対11で敗戦。甲子園出場の夢は果たせませんでしたが、「次の学年には勝って行ってほしい」と本馬はコメントしたわけです。

2位は長崎大会3回戦の長崎日大対西陵で、長崎日大が三丸悠成とエース西尾海純による3年生右腕の「ノーヒットノーランリレー」で3年連続の準々決勝進出を決めました。先発の三丸がこの夏初のマウンドで最高の投球を見せ、4回に四球で初めての走者を出しますが、8回までノーヒットに抑えました。「スライダーが決まっていて低めに集められた。四球が少なかったのがよかった。三振を狙うと力が入るので変化球で打ち取ることを意識して投げました」そして9回からエース西尾が登板。送り出された西尾にとっても難しい登板となり、8回までノーヒットで点差は1点。自身はこの夏初登板という場面でしたが、連続三振を奪い、最後の打者は三ゴロに封じました。早く投げたかったので、投げられて楽しかった。点を取られたら終わりだったけど、いろんな場面で投げさせてもらってきたので緊張は全くなかった」平山清一郎監督は「三丸は本当によく投げた。記録達成ができず申し訳なかったんですが、西尾もマウンドに上げたかったので」とコメント。三丸は「もちろん9回もいきたい気持ちはありましたが、これからも一戦一戦気を抜かず、気を引き締めていきたい」とコメントしたわけです。

1位は宮城大会準決勝の聖和学園対仙台商で、聖和学園が両校合わせて21安打の乱打戦を9対7で制して2022年以来、2年ぶりに決勝へ進出。初回に1点を先制されますが、3回に4番佐藤煌馬一塁手の左前適時打で勝ち越し、4回にも佐藤が左越え3ランを放つなど一気に4点を奪ってリードしたが、その裏に3連打を浴びて4失点して6対5と1点差と取っては取られの展開が続き、7対7の8回、1死二、三塁で1番に座る三浦広大遊撃手がこの日2つ目の申告敬遠で1死満塁。三浦はこれで今大会5つ目の申告敬遠。後ろに座る2番・中善寺健斗中堅手)は「悔しさもありますが、自分が敵でも敬遠すると思うくらいの打者なので納得。何の球が来ても打つつもりでした」と外角高めの直球を振り抜き、決勝点となる中越えの2点適時二塁打。 聖和学園は決勝では仙台育英と対戦し、2年前の決勝の相手も仙台育英で、1対3で敗れてあと一歩で甲子園を逃しており、三浦は「決勝に進んだだけでは、まだ何も達成できていない。絶対に勝つ気持ちで挑みます」とコメントしたわけです。