東北旅行☆その5☆南三陸 | 真田ひろみの日々是好日

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みほちゃんとの東北の旅、最後は猊鼻渓から宮城・南三陸へ!

南三陸ホテル観洋さんに宿泊しました。

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海が一望できるお部屋でした。
とても静かで穏やかな海でした。。

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南三陸は不思議なことに、みほちゃんも私もご縁がある場所なのです。

みほちゃんはYahoo!の復興デパートメントアストロテックさんのバッグを
ご紹介したつながりで、さらに私はミシンつながりから、南三陸ミシン工房さんと2年前から知り合い、その南三陸ミシン工房もYahoo!の復興デパートメントに出店していた、という。

つながってんじゃん!と。

私もいつかは行きたい、と思いながらなかなか行かれないでおりました。。

で、そんなご縁、せっかく東北いくのなら、お会いしたい!そして街をみたい、と。

南三陸ミシン工房の熊谷さんに街を案内していただきました。

清水浜(しずはま)の駅。

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今なお分断されたまま残されていました。

お花や草は茂っていて、時が経っていることはかんじるけれど。。


3年経ち、土地が平になった、というかんじです。
それはたくさんの瓦礫が撤去された、ともとれるけれど、けれどそこは
更地になってるだけ、ともいえます。
これを進んだ、ともとれるし、もっと進んでると思った、ともとれます。

けど、そこには人の体温や生活はまだありませんでした。
(もちろん低い土地には民家は建てないってことはあるとおもいますが、それだけでなくて)

今なお仮説住宅で生活している方々がいらして、林や森を切り崩して、今
そこにこれから住宅を建てようとしている、そんな場所があちこちにみられました。

住居のストレスというのは、本当に大きいそうです。
本当にはかりしれないと思います。
それがこれだけの月日続いているというのは本当に心が痛みます。。

被災地が広域にわたりすぎているのが、復興が遅くなっている原因でもあるのでしょうが、とはいえ、そこに生活している人がいる、ということをもっと切実に考えていかなければいけないと思います。

ミシン工房ではふなっしーや、新しい商品や生地をみることができました!

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ミシンの音って結構うるさいのです。
とくに操作を早くするとかなり音がするんです。
仮設住宅の壁がうすく、暑いのに窓あけると迷惑だからと、汗かきながらミシンをなさっているおかあさんもいらっしゃると伺いました。

一日も早くみなさまが住居のストレスから解放されますように。。
もちろん、住居だけでなく、、お祈りしています。

また三浦石油の三浦さんにも震災当時のお話を伺うことができました。

向かいの林から、津波がくる瞬間をみられたそうです。

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三浦さんはガソリンスタンドが津波で流されてしまった翌日から、寒さと車移動のためにはガソリンは必須だ!とお店をあけたそうです。
時には朝の5時すぎから。。
ずらっと寒空の中、凍えながら待っている方がずらーっと並んでいる姿をみたら開けようと。
もうその当時は使命感だったのだろうなぁと。

その当時のお話を直接お聴きするというのは、とても貴重な機会でした。
ありがとうございました!


そして、ホテル観洋にてキラキラウニ丼とイクラ丼の昼食を皆でいただきました。
ホントにキラッキラしてました!美味しい!

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贅沢&美味しいもの食べ過ぎてますね。今回の旅行!てへっ♪


午後はアストロテックの佐藤さんにバッグ作りの行程や、復興、また雇用を生み出すんだ!という熱い想いをお聴きしました。

起こってしまったことは仕方ない、そこからどうするかだ!と。
前を向いて、行動なさっている、そのパワーを強く感じました。

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もちろん、バッグも素晴らしいのですが、佐藤さんが「確かに震災で人は流出したけれど、実際はそれだけではない。その前から人口流出はあった。」と冷静な視点でおっしゃっていました。

しかし、それをふまえて「若者が帰ってきたいと思ったときに、帰ってきて仕事が、職場がある街にしたい!そういう魅力的な場所を創るんだ!そういうモノづくりをするんだ!」と。

そういう長期スパンで物事を捉えられている姿勢もとても素晴らしいと思いました。

熊谷さん、佐藤さん、貴重なお時間をありがとうございました!


そして、旅って家に帰るまでだっけ?
その土地で最後の食事をするまでだっけ?笑

ってことで、仙台でレンタカーを返却し、利久の牛タンで〆ました!

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今回東北で出会った方、みなさん、あったかくて、やさしくて、芯が強いなぁと感じました。
そして行動している!
それぞれの想いはあるでしょうが、みなさん、前向きです。
私がパワーをいただきました!

東北、震災、気になってはいるけれど。。という方はたくさんいると思います。
身近なところでなにかできることってあると思います。
無理しないで、むしろ楽しみながら。。
今回の旅のように。

それぞれの人がどこか寄り添って生活をするってことが大切だなぁと思いました。
地理的には東北は遠いっていう人もたくさんいると思います。
が、ネットも便利な世の中だし、心の距離や関心を近くしていたらいいんじゃないかなぁ、と思います。

なんか、復興支援してあげてる、なんておこがましい考えじゃなくてね。
普通に楽しんで美味しいものたべて、温泉入って。
なにかお土産とか商品買って。
どれか一つだっていい。
そこの土地を知るってこと。
そうすると愛着が湧くからね。
第二の田舎、みたいなかんじでみんながずっと想っていたら、いいんじゃないかなって思います。

国や地方自治体がどうのこうの、っていうことはできるけど、それについてはいうだけしかできない。
もちろんどうにかしてほしい!
けれど自分たちにだってできることはあるんだよね。


まだまだ、これから!今から!

楽しく笑い、美味しいものをいただき、人と出逢い、美しい景色や自然を愛で、またいろいろ考えさせられる実り多き旅行となりました!


そして最後にみほちゃん、敏腕ドライバー、517キロ!ありがとう!
キミと一緒で心底楽しい旅でした!

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