再びブーニン | 真田ひろみの日々是好日

真田ひろみの日々是好日

人生に愛と笑いを!

ワタシの毎週録画している大好きな番組

『題名のない音楽界』


朝早起きなんてしないため(笑)昨日観たのであります。

すると、先日ブログに書いたピアニスト・ブーニンが

ゲストででてました!

やっぱり「ショパン生誕200年」というテーマで。


真田ひろみの日々是好日-20100302202805.jpg


ショパンコンクールの時は19歳で今は44歳。

外人だと老けてみえますよね~、と本人を目の前に

佐渡豊さん(笑)

そんな内容まで通訳されちゃってさすがのブーニンも

苦笑してました(笑)


たしかに、年月は経ち、かれは歳を重ねてますが

ワタシは絶対的に、今のブーニンの演奏のが好き!

と思いました。


若かりしころのブーニンの演奏は、非のうちどころがない、

完ぺきな演奏なんです。

うまいんです!

ショパンコンクールで優勝しちゃうくらいなんだから。


でも、今のブーニンの感情豊かな、暖かみのある

演奏ではなかったように思います。


だから、今回ブーニンの演奏を聴いてビックリしちゃった。

そしてとてもうれしくなっちゃった!


うまい、って一言でいっても、テクニック、技巧が優れている

というのもうまいんだけど、でも人の心を揺さぶるような

心に訴える、そういう部分を身につけるって、テクニック的な

練習するよりも、よっぽど難しいことなんじゃないかと

思います。


もちろん、それも練習によっても身についてはいくのだと

思うけど、その人の人間性や内面性、その人の人間力の

魅力が音楽に滲み出てくるのじゃないかと思います。


『大切なものは目にみえない』


けれど、確実にわかるもの、感じるものだと思います。


音楽だけに限らず、どんなことでも、どんな生き方・職業で

あっても、人間力を、感性を磨いていきたいな、と思います。


たとえ老けて、しわくちゃになっても、皮がたれても、白髪に

なっても(笑)


それと反比例するように、人間的な魅力に満ち溢れた人に

なっていきたいなぁ!


サミュエル・ウルマンの「青春」のように・・・



『青  春』   サミエル・ウルマン



青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を

言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける

勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と

言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて

老いがくる。歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に

精神はしぼむ。

苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も

長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せし

めてしまう。年は七十であろうと十六であろうと、その

胸中に抱き得るものは何か。曰く「驚異えの愛慕心」

空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の

対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて

止まぬ探求心、人生への歓喜と興味



人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる


人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる

希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる

  



大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、

偉力と霊感を受ける限り人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥

までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに

至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを

乞う他はなくなる。