2014年のGWに訪ねた南米周遊の旅を綴っています。
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ペルーのクスコから、ボリビアの首都ラパズを経由しウユニ空港に着きました。
クスコからのamazonasフライトが遅れるも、ラパズからのamazonasがそれ以上に遅れ、正午に着く予定が夕方。
「コレじゃ今日、何も出来ないじゃん。」
飛行機を降りて荷物が出てくるのを待っていると、私のフルネームを大声で呼ぶ人おりました。
「こんな雲上の地で私の名前を呼ぶのは誰?」
「空耳?」
しかしもう一度、私の名前が呼ばれ振り返ると、そこにいたのは空港職員。
何の用事か尋ねると、、、
「明晩、あなたの予約しているフライトはキャンセルになりました。」
「別の便への振替をお願いします。」
は?
私は明日、ウユニから夕方6PMの便を予約していました。
「振替便は何時にあるの?」
と聞くと、
「明日の早朝か、明後日の早朝です。」
は?
私の予定は、明日の6PMフライトでここウユニから首都ラパスへ飛び、数時間のトランジットで次の都市へ向かう予定。
「そうすると、明日の早朝便しかないですね。」
あ??
「なんでフライトキャンセルになったの?」
「明日はメーデーで、空港職員たちは機長、CAも含めデモに参加します。」
「はあ???」
「それさ。前から分かってたんじゃないの?」
「そのアナウンスがなんでこんな直前になるんだよ?」
「数日前に言えたでしょうが!」
「フライト遅れて夕方着いたにも関わらず、明日の早朝には帰れってか?」
しかし、空港職員に突っかかってもしょうがなく、明日の早朝便に振り替えざるをえませんでした。
ウユニ塩湖まで来てトンボ帰り。
ここなのですよ。
Sがどうしてもマチュピチュに一泊したいと言うため、仕方なくウユニ滞在を1日短縮したのです。
最初に立てた私のスケジュールでは、昨日の正午にウユニ塩湖に到着し、丸2日の滞在で美しい鏡張りを見る予定でした。その後のフライトは面倒な経由もせずに次の国へ向かう2本だったところ、マチュピチュに滞在したため最短でも2か所の経由が必要になりました。
マチュピチュに一泊することにしたスケジュール変更後も、ウユニは丸1日は確保できていたため、明日の夕方まで滞在なら目的は達成できていた。
しかし、このフライトキャンセルでたった15時間の滞在。しかも着いたの4PMで滞在時間のほとんどは夜。
私、この旅でウユニ塩湖を一番楽しみにしていたのですよ。この地球上、宇宙に一番近い湖で空を映す鏡張りを見たかったのです。
あのマチュピチュでの無駄な一日が本当に悔やまれました。
しかもこの日、このアクシデントだけでは終わらなかったのです。