2014年のGWに訪ねた南米周遊の旅を綴ります。

今日現在、今後の海外予定はありませんので過去旅を一気に仕上げようと思います。


 

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2014に訪ねたこの旅は、南米5カ国を巡りました。これまでご紹介した他の中南米カリブと同様、思い出すのも憚れるくらい信じられないハプニングの連続する旅でした。







私はGWフライングで3日ほど早めに日本を出国。後から来る友人と合流して5日ほど行動を共にします。そのハプニングは、ほぼその5日間に集中。帰国後に引きずるほど個人的にはマズイ出来事も。

 

 

 

 

 

 

この旅の出発10日前に、横浜から品川へ引っ越しました。理由はこちら。






引っ越しでバタバタしたうえ、旅行直前まで毎日新幹線か飛行機、特急の日々(出張漬け)だったため、この旅の途中、事前VISA取得の必要な国があるにも関わらず、忙しくて在日大使館へ取りに行く暇はありませんでした。







まあ、途中どこかの国で取ればいいやとしたこれもハプニングの一因となります。また、今回も大枠だけ決め、細かいことは一切決めてきていません。

 

 

 

 

 

 

それでは参ります。

 

 

 

 

 

 

米国ヒューストン経由で述べ18時間。先ずはペルーの首都リマへ向かいます。遠いですね南米。ペルー首都リマの国際空港に着いたのは真夜中。





空港から近いゲストハウスを予約しており、当初はホテルを回るシャトルバスに乗ろうとしていました。しかし、私の取っているゲストハウスのエリアは「非常に治安が悪くシャトルは行かない」と案内スタッフが教えてくれました。泣







歩いても行ける距離なのですが、治安が悪いらしいので空港タクシーを停めたら、たかだか車5分の距離に40USドルと言われました。このため、少し歩いて空港の外で流しのタクシーを捕まえました。3ドル。笑






すぐにゲストハウスには着いたものの、タクシーの運ちゃんが「ここのはずなんだけど。。。(スペイン語で多分そう言ってる。笑)」鍵が閉まってる。治安悪いなら、そりゃしっかり施錠もするわな。運ちゃんがドア叩いたりブザー押したりしてくれたのですが、人のいる気配なし。






マズイ。。初っ端からこれかよ。






それでも運ちゃんメゲズに声がけしてくれたおかげで、2階から若い女子がひょっこり顔を出したのです。






ホッ。セーフ。






今から別のホテル探すなんてとてもムリ。







運ちゃん!ありがとう!! 

 

 

 

 

 

 

部屋に案内されると壁色が落ち着かないがな。笑 そして超安らしく狭い子供部屋。バストイレ共同。理由あってとにかく空港近くにと思っていたのもので、 あまり確認してませんでした。


 

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シャワー入って就寝は1AM。

 

 

 

 




朝。起きると朝食は小さいクロワッサン2個にコーヒー(インスタント)。全然足りない。


 




ホストは、とても親切な美人母さん(昨日の女子の母親)で、私がリマ旧市街へローカルバスで行きたいと言ったら、買い物ついでに大通りまで連れて行ってくれました。







スペイン語のみ話す母さんとの会話は成り立たないのですが、猛スピードで通り過ぎるバン(バス)を停めて、私を旧市街で降ろすよう運転手に託けてくれました。また、大きなお金しかない私にバス代となる小銭を握らせてくれました。親切だ。






なんとか旧市街に着きアルマス広場を中心にブラブラします。




 


ああ。これなのね。








もうね。南米都市はどこもスペイン風のこの建物ばかりで、はっきり言って見飽きました。笑



 


ほんとどこへ行っても同じ。この写真をパッと観ても、どこの国のどの都市なのか分かりません。笑


 

 

ヨーロッパもほぼ同じですよね。旅慣れるとヨーロッパに飽きる人が多いのは、どの国へ行っても建物も雰囲気も大して変わらないからで、それは南米の主要都市にも通じるものがあります。

 
 

ここリマの旧市街は世界文化遺産なのですよね。毎回書いていますが、スペインが侵略して数千万もの南米人を虐殺し建物を尽く破壊。生き残った僅かな南米人を奴隷として働かせ新たに建設したこれらの街を「景観美」やら「歴史深い」やら美化して世界遺産とするその神経が私には理解できない。


 
 

もう、スペインゴリ押しはお腹いっぱいです。

 
 

しかし物理的には腹ペコで、まだ朝ですが何か食べたい。クロワッサン2つってあぁた、一時間も経たずに燃料切れですわ。

 
 

プラプラしていると可愛らしいオープンカフェを発見しました。

 


朝食を取り直していると、後ろの席で朝ビーしていた女性に

「日本人の方ですか?」

と声をかけられました。
 
 

 

 



おー、日本語だ!こんなとこで、しかも向こうから話しかけてくれるなんて!

 

 

 

 

 

 

彼女はペルー人と結婚して、リマに5年住んでるとのこと。例の如く何も考えずにリマへ来た私は、朧げに「ナスカの地上絵」を観に行きたいと思っており、彼女に行き方を聞いてみることにしました。






すると、

「午後のセスナは海からの風を受けて揺れる」

「気持ち悪くなって地上絵を観てる余裕なくなる」

「セスナ乗るなら早朝がベスト。」

と教えてくれました。







明日の早朝セスナに乗るには前泊必須と思ったものの、彼女が「確か朝3時とかにCruz del sol(バス会社)からありましたよ。」







そんな早朝にリマをウロウロしたくない。ゲストハウスの美人母さんにも迷惑だ。もっと現実的な提案してくれよ。






私はすぐにレストランを出て、近くの旅行会社へ行きました。






「ナスカの地上絵を見たいのですが、一番早くてどんな方法がありますか?」






と聞くと、色々と調べてくれた姉さんは、






「私たちの紹介できるナスカのツアーは、リマ往復とセスナで480US$です。」
「でも今日は終了、明日は満席ですね。。」






どうしても明日行きたいので、他に方法ないかと聞いたところ、






「ナスカの地上絵を周遊するセスナは「ピスコ」か「イカ」という街の空港から出ます。」
「その両方に近い「パラカス」という街へ、リマから高速バスが頻繁に出ています。」
「パラカスは旅行会社が多いので現地ツアーあるかも知れません。」
と教えてくれました。





 
先程の日本人女性も言っていた「Cruz del sol」というバス会社のターミナル場所を聞き、パラカス行きのバスを目指して着の身着のまま旧市街からローカルバスで向かいます。






到着した「Cruz del sol」というバス会社はペルー国内のみならず、近隣諸国へのコネクションもあるようで、起点となるリマ市内のバスターミナルはそんじょそこらの地方空港より立派な建屋。聞けば数多あるバス会社でも高級路線なのだとか。
 
 
 
 
 

建屋に入って適当に尋ねると、パラカス行きがすぐに出るとのことで速攻チケット買い乗り込みました。私はビジネスクラスを購入したようで、座席は総革張りの広くて大きなもの。座れば飲み物は出て来るし、発車後も簡素ではあるけど食事も出て来る。






また、バスはwifiも使えるためパラカスの今夜のホテルを検索して予約。リマのゲストハウスの美人母さんにはbooking.com 経由で「今日は予定ができて帰らない。部屋にスーツケース置いてあるからキープしておいて!」とメール(既に宿泊代は精算済)し、全く予定外に名前さえ聞いたこともなかったパラカスへ向かいました。