リモートワーク4ヶ月目に突入しました。都内の感染者も再び増え始め、このままいくと今年いっぱいはオフィスへ出社することもないだろうと思われる今日この頃。








私は横浜生まれ横浜育ちで、就職後に実家を出てもずっと横浜内を転々としました。数年前、都内へ越した理由は出張がしんどくなってきたから。






入社してからこっち、ずーっと出張人生で、仕事で行ったことない県は宮崎と高知と沖縄だけ。他の県は津々浦々、全部仕事で行ったくらい出張が多かったのです。






近場はもとより、新幹線、飛行機に毎週乗っていたような時期もありました。3時間に一本しかないような地方のローカル列車、主要駅から車で5時間もかかる山奥の顧客もありました。何であんなとこにうちのMF入ってたんだ?っていうくらい遠く、やっと着いたら方言が全然分からなくて意思疎通が微妙だっこともあったな。笑 何しろよく行きました。







若いうちは何の問題もなかった。むしろ楽しかった。







しかし、歳取って来たのか精神的な疲れを感じるようになりました。






横浜に住んでたとき、最後は最寄駅がJR横須賀線沿いだったので、例えば東北新幹線や上越新幹線で行くような顧客先へは、東京駅まで出ないとならない。







結構遠い。






そして、東京駅で新幹線に乗り換えるだけでもあの人混みに疲れる。行きはまだいいのですが仕事帰り。新幹線だけでも疲れるのに、またあの人混みを掻き分け、更に地下深くまで降りて横須賀線に乗り、40分ほど揺られるのはもはや罰ゲームかと。







東海道新幹線の場合もややこしい。新横浜へ出るのに、間が悪いと横浜で乗り換えて東神奈川で乗り換えてと、それぞれの電車の待ち時間を考慮すると、大して遠くもないの一時間近く前に出ないとならない。地下鉄は横浜から一本だが、JRから遠いし。






羽田空港もそう。横浜駅で京急に乗り換え、間が悪いと蒲田でも乗り換えが発生する。しかも、ホームを変えないといけなかったりする。羽田までも意外と時間がかかり、成田などは海外へ行く前のプレ旅か?ってくらい遠い。そして成田エクスプレスは高い。







住む地域にもよりますが、横浜は出張者や旅行者にとって不便なのですよ。で、疲れてしまった。「こんなに仕事して自分の人生を犠牲にして私には何が残る?」「何やってんだろな、私」と出張帰りの機内や車内で自問する日々。







そこで、少しでも自分の時間を確保しようと都内へ引っ越そうと思ったのです。住むならどこが便利かと考えた。新幹線の停まる駅。羽田も成田も行きやすい駅。







品川しかないじゃん。







即決。







引っ越してたことで、マンションを出て徒歩6分で東海道新幹線に乗れるようになりました。東北や上越もあっという間に改札通過。羽田も京急快速一本で部屋から搭乗口まで40分。成田ももちろん一本で様々な行き方あり便利になりました。出張は楽になったし、海外へ行く頻度も格段に増えたのです。






しかし、今年に入ってコロナ禍という移動制限社会がやってきた。






出張がなくなるどころか、自分のオフィスさえ行かなくなりました。海外も当分ないだろう。






品川は出張や旅行には便利だが、住むには不便です。大型スーパーない。ショッピングモールない。百均ない。フィットネスない。雑貨屋ない。緑ない。品川に住む当初の理由はすべてなくなった。






では、他に何処かいいところあるか?というと、イマイチ思い浮かばないのです。子供の頃から居るわけではないので、東京は完全にアウェイ。隣県とはいえ東京は横浜に比べて何かが違う。






コロナになって初めて、生まれ育った街は良いものだと思いました。






横浜へ帰ろうかな。。


















とも思うのですけどね、しかし横浜へ帰るのは、何もすることがなくなってからでいいとも思うのです。






これからも在宅続くなら、住処は沖縄でもモルディブでもアゼルバイジャンでもスロベニアでもジャマイカでも良いわけで、ネットさえストレスなく繋がれば仕事には何の問題もない。日本のオカタイ老舗企業にも、ロケーションフリーで働ける時代がとうとうやってきたのだから。