2011/3に訪ねたトルコの旅を綴ります。

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ミニバスに乗ってベルガマのアクロポリスへ向かいます。



10分ほど山を上ると、立派な城壁が眼前に現れました。




ベルガマのアクロポリスは、紀元前3世紀〜2世紀のアッタロス朝の首都で、芸術や学問に優れた文化都市として繁栄しました。かつてはペルガモンと呼ばれたヘレニズム文化の都市です。「ペルガモンとその重層的な文化的景観」として世界遺産に登録されています。


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塩野七生さん著書『ローマ人物語』にも、確かローマを攻める荒くれ者たちみたいな感じで表現されていたように思います。

 

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ここは標高333mの場所にあり、遺跡からベルガマの街を一望できます。

 

この遺跡は最も古くて紀元前4世紀に遡る建築物もあるようですよ。このように良い状態で残っているほとんどは、紀元前2世紀のエウメネス2世の時代のもの。

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こちらはトラヤヌス神殿。

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ローマ皇帝ハドリアヌスが先帝トラヤヌスに捧げた神殿で、全て大理石でできています。古代ギリシャのコリント様式ですね。


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こちらのアテナ神殿は、かつて6×10本のコリントの柱が並んでいたよう。現在は礎が残るのみです。



真っ白で質の良さそうな大理石が美しいですよね。



街の喧騒から離れてとても静か。風の音だけがビュービュー鳴って天空の城を思わせます。



こちらのアーチ部分は石の積み立てが絶妙で強固に感じますね。

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井戸。こんなに大きい井戸。山の上でも井戸?汲み上げられるのか?



アクロポリスは「アクロ=高い(場所にある)」「ポリス=都市」という意味です。



アテネのアクロポリスもそうですが、丘の上までこれらを運ぶのは骨の折れる作業でしたでしょうに、



紀元前の人々は本当に人力でこれらを運び上げたのでしょうか?



こちらは円形劇場。丘の斜面に建ち、世界に点在する古代劇場の中では最も傾斜の急なものだそうです。地形的な制約から十分な半円を確保できず、38mもの高さになりました。1万人の収容能力があったとか。

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私は、人生初めての海外旅行でアテネのパルテノン神殿を訪ねてからこっち、このような神殿遺跡を訪ねるのは十数年ぶりでした。フォロ・ロマーノは行きましたが、あそこはホント崩れすぎて何が何だか。笑

 

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ここベルガマのアクロポリスでも、私はまだ遺跡に目覚めていません。世界遺産というだけで取り合えず来ました。感想としては、「昔の人は、よーこんな山の上に都市を作ったなあ。。」くらいのもので。笑

 

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遺跡に目覚めたのは、この三か月後に訪ねたトルコのヒエラポリス。


 


ここでガッツリ目覚めるのですが、ここベルガマのアクロポリスではまだ覚醒しておらず、適当に眺めて下界に戻ります。







今思うのは、ベルガマのアクロポリスはかなり興味深い遺跡だったということです。アテネと同じくらいか、それ以上に素晴らしい遺跡でした、今更ですが。笑








ちなみにこの下界(ベルガマの街)も下市として当時からあった街なのですよ。右の建物など、片鱗が遺っていますよね。



それ以外は一般的な普通の街です。



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これは石鹸かと思ったらお菓子でした。 ちょっと頂いたけど、甘い。

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お腹が空いたのでケバブ休憩。
 
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そしてイズミルへ戻りました。






イズミルのホテルにカスタマー用のPCないので、近くでネットカフェを探し、明晩遅くのフライトとホテルを取りました。今考えるとホントいちいち面倒ですよね。今ならスマホで3分のところ、ネットカフェ探して歩き回るなど、一体どれだけ時間をロスしたことか。







ガラケーで予約はできなかったのかなぁ?と思い返すも良く覚えていません。でもネットカフェを探すくらいですから、できなかったのでしょうね。








明日もイズミルから日帰りで近郊都市へ行きます。