2022年GWに訪ねたイラクの旅を綴っています。現地で書いたものに写真と文章を大幅に追加しています。
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聖地寺院の内側へ入ってきました。
カルバラーの聖地は本当に静かで「サワサワ」といった感じでしたが、ここナジャフは「ガヤガヤ」。とにかく活気がある!笑
驚いたのはここ、廟棟以外に屋根がない。雨が降ったらこれらの絨毯どうすんの?それとも雨など降らないの?
ここも金色ドームなのですけど、今回の旅はドームの修復工事が多いなぁ。てかね。多分、工事がのろいんだと思う。日本だと2ヶ月でできるところを2年かけてやる。いやコレ、マジです。
動画内で私「アザーン」と言っていますが、アザーンではなく、イスラム教の経典コーランの一部を解釈提唱しているものと思われます。
ここでこれが始まって、このあとずーっと永遠、モスクの外までこの方の説法が流れ続けていました。
カルバラーもそうでしたが、ここも二重構造になっていて、寺院の中心部に更に建物があり、そこにイマーム・アリーの廟があります。ここは総本山的存在ですかね。当人アリーの霊廟ですのでね。
それではアリーの霊廟ある建物へ入ってみます。ここはさすがに男女の入り口は別です。
イラン・イラクの霊廟はこれに統一してるのですかね。鏡を張り合わせたキラキラな天井。
ここは内装も凄いのですが、ここに来られるムスリム女性の敬虔さに驚きました。
これまで、イスラム教を国教とする国へいくつも訪ね、かなり多くのモスクを巡りましたが、私の中で礼拝は「男性のするもの」という感覚でした。
実際モスクへ行っても、お祈りを捧げているのは男性ばかりで、女性側はほぼカラだったり、居ても座ってるだけとか寝てたりとかね。
そんな光景ばかり目にしていたので、お祈りは男性の仕事なのだなと思っていました。
ここは聖地ですので普段のお祈りとは違うのでしょうが、女性がこんなにもシッカリと礼拝する姿を見るのは初めてかも知れません。カルバラーでさえ見なかったなぁ。イランのマシュハド(アリー聖地)でも見ませんでしたよ。映画を観てるようでした。
私があまりにもそういった宗教に対する信心深さがなさすぎるのかも知れませんが、究極、自分のことしか信じていない私にとっては、「神」や「アッラー」に全権の信頼を起き、委ねることができる心情が凄いなと。
「違う星」、それどころか「異次元」でした。
色々と考えさせられましたね。とても良い経験をさせてもらいました。
モフル。シーアは礼拝で平伏する時、このモフルにおでこをあてます。そのとき、「カルバラーを常に胸に。殉教王子を忘れない」とお祈りするそうです。
殉教王子フサインはもはや、シーアのムスリムたちにとってアイデンティティと言っても良いかもしれませんね。