その方は、韓国の方でした……
「チャネン、ワオ・パンニャレイイムニダ。
プッタテデイムニダ!」
みんな首を傾げていましたが、
優くんが翻訳してくれました。
優「『パンニャレイです。お願いします!』だって。
あー…。呼び方は、“パン先生!”でいいのかな??」
パンニャレイ「マッスニムダ。」
優「“良いです!”だって。うんん???
かな…ちゃん???」
優くんが見たのは、
“【好きなアイドルを見てる人】を見てるよう”だったそうです。
『目がキラキラ輝いていた』 そうです。
……
奏は、少し顔を赤くしながら訊きました。
奏「チョワハネン アイドル ドゥグインニカ…?」
パン先生「テッコシ、スミダ。」
奏「ナド…。マンミマネヨ……。」
優「『テッコシ』って、グループがあるみたい。
それで、『私も好きです』で、“意気投合した!”かな?
パソコン教室のパソコンで、調べておく。」
詩は、良からぬ悪寒に襲われていました…
詩「うん…。(“踏み込み過ぎ”ちゃ…だめだよ?)」
パン先生が、手で机を強く叩きました。緊張が、走りました。
バアン!!
パン先生「それじゃあ、“お遊び”は終わり。真面目に行こう!
ボクは、『日本語が解るから、(陰口)厳禁だよ(*^-^*)♪』
さあ、始めようか…。」
【にこやかに笑う顔は、こんなにも恐ろしい】と、
みんなの心に、
深く、深く、刻まれたのでした…。