しばらくして、
ご主人様は、落ち着かれたであります。
立華「…はぁ~っ……。一生分、泣いたかも!
メイク、直さなきゃ…」
ご主人様はそう言って、ボクをお母様に預けたであります。
ご主人様に、疑問をぶつけたであります。
ウォッチン「“メイク”?? 必要があるで、ありまする??」
その疑問に、お母様が答えてくれたであります!
由香「女性はね。『いつまでも美しいままで居たい』のよ。
とくに、“好きな人の前で”はね!
だから、【嫌われたくなくて】、メイクをするのよ。」
ウォッチン「そうで、ありまするか…!
お母様は、“お父様の前で”、
そうでいらっしゃたでありまするか??」
お母様は、不満をグチグチ言ったでありまする。
由香「逆よ!! もー!! デリカシーの無い人だったわ!
ずぅーーーと言うんだもん!
“飾ってない君が好きだ! だから、すっぴんで居て!!”って。
最後は、“私が根負けした”けどね。」
ウォッチン「デリカシー??」
由香「『空気を読まない人』って意味!
でも、“それが良かったのかもしれない”わね。
気が張らなくて…」
ウォッチン「そうで、ありまするか…。
お母様?
“声が聴ける”のであれば、聴きたい!、でありまするか??」
お母様は、前のめりに訊いてきたでありまする!
由香「えっ!!? 聴けるの!!???」
ウォッチン「聴けるでありまするよ。
ヘルツを714に、合わせればいいでありまするよ。
【体は無いよ!】で、覚えればいいでありまする!
お父様の名前は、何でありまする??」
由香「りくよ。えっと…漢字はね……。これ!
凌空。“空を凌駕する”って書いて、
上に立つ!が意味だったかしら。
その名の通りに、なったけどね。」
ウォッチン「そうで、ありまするか。
…繋がったであります! 声を掛けてくださいー。」
由香「あなたーっ! また、泣いてる???
私の声、届いてるー!? 返事してー! あなた~?」
弱々しいけど、力強い声が響いたでありまする。
凌空〘ゆがーーーっ!! ざびじいよ~~!!
ゆががいないど、ぼぐはダメだ~~っ!!〙
お母様は、泣きながら微笑んでいたでありまする…
由香「…もぅ…。私の声を、聴きなさい!(ノд^*)
私もですよ。“あなたの温もりが無いと眠れない”、の…。
ねえ。これから毎日、囁いてくれる?? 耳元で。」
お父様は、すぐに返したであります!
凌空〘…うん! いっぱい囁く! 大好きなの!!〙
由香「私も大好きですよ…♪ あ…な…た…♡
いっぱい、聴かせてくださいね。」
凌空〘うん!! ぼくも、いっぱい知りたい!〙
由香「…もぅ。私を寝かさない気、ですか…?
いいですよ。あなたの相手は、私しか出来ないですから。」
凌空〘やったあーーっ!! 寂しくない~♪♪〙
由香「私もですー。なんか…“新婚時代に戻った”感じね。」
凌空〘ねー! 楽しかったねー! いっぱい話したい!!〙
お母様は大声で、ご主人様に確認を取ったでありまする!
由香「立華ーーっ!?」
立華「な~に?? まだ、メイク中ー!」
由香「貴女の時計、借りていい?? 猫さんの!」
立華「良いよー! 今日は……要らないから。」
その声を聞いて、
お母様は、上機嫌になったであります!
由香「ウォッチン。じゃあ、行きましょうか。
主人の声は、聴き放題??」
ウォッチン〘聴き放題で、ありまするよ?
何でも、聴けるでありまする!!〙
由香「私も、あるわ。
…あっ! 大きな声で言えないけど、出来る??」
ウォッチン「“声を小さくすればいい”で、ありまする!
…あっ!!
ボクが、“反応しちゃダメ!!”でありまするね!」
由香「ね。その場合は、黙っていてね。」
ウォッチン「解ったであります! …あっ!!
“これ(返事)がダメ”であります!
ピンポーン!じゃあ、チャイムと間違えるでありまする…。
好きな曲は、あるでありまするか??」
由香「あるわよ。それはね…」
お母様は、小声で伝えてきたであります。
ボクは、“秘密の番号”を教えたであります。
ウォッチン「なら、『3389』に合わせてください~。」
由香「解ったわ。じゃあ、私のお部屋に♪♪」
こうしてボクは、
お母様の部屋に入ることになったであります!