鱚賀さんの許に行くと、泣いていたんです。
声を掛けようか迷ったんですが、
周りを見て、(泣いていた理由に)気づきました。
奈桜(えっ!!? どうし……うん??
…あっ!! そういう事なんですね!)
その時間(午後2時過ぎ)は、【面会時間】でした。
周りの方は、燥いでいました…
「アハハハッ!! 面白ーい! もう一回やって♪
…プッ!! アハハハッ!! アハハハッ!!」
これだけ騒がれたら、泣いちゃいますよね…。解ります。
面会謝絶には、“なってない”はず…なんですが……。
先輩に訊いたら、こういう答えが返ってきました。
横島「要らないでしょ。
別に、寂しそうじゃなかったし。要る?」
“要ります”よーー!! なんなんですか! この人は(; ・`д・´)ノ
“いつも強気で居ます”しね。“泣く事は無い”んでしょうね!
確認を取ったら…ですね……。
『今日は無理!!』とのことでした。
なので、私が寄り添うことになりました。
(私情を挟むのは、よくないんですけどね。
放って置けなかったので……)
……
身の上話をしました。
奈桜「私は、福富(ふくとみ)中学の出身です。」
鱚賀「ん!! わたくしも!です! …あっ!
堅苦しいのは、無しにしたほうが良いですね。
(先輩たちに)怒られてしまします…!」
『自由に柔らかく』が、校風でしたからね。
【ルールに厳しく、人に優しく】が、
モットーでしたからね。
年齢も…何となく分かりました……。
私の2歳下、でした…。
“何度もすれ違った”そうで…。
(だから、“見たことがあった!”んです!
ずっと、《気にはなっていました》が…。
『憧れていた!』と言われて、
何も言えなくなりました…(#ノ.^#))
……
むず痒くなっていたところ、
(料理を運ぶ)配膳車が、やって来たんです!
(いつの間にか、夕方の6時になっていて…。
婦長さんに、こっぴどく怒られました…。
“貴女、やる気があるのーー!!?( 一д一)”と…。)
私は椅子に座り、ただただ顔を伏せていました。
(居たたまれませんでしたが…)