今日(実際は昨日2026-10-19)はベースレッスンに加えて新聞の取材もあり、ワーゲンバスを触れる時間はほとんどありませんでした。
朝にやったウインドウォッシャーの電動化については、前回のブログに書いた通り。
なので今日(実際は昨日2026-10-19)は、ほぼ作業なし。
でも最近思うのです。
旧車を直すのは、
手を動かしている時間だけが作業ではない。
調べる。
考える。
構造を理解する。
部品を探す。
どう直すか段取りを考える。
こういう時間も結構大事です。
次に考えているのは集中ドアロック
現在調べているのが、
汎用の集中オートドアロック。
↓これを買ったという意味では無い。
現在比較中。
前回書いた通り、今のうちのワーゲンバスは左右フロントドアの鍵がかなり怪しい。
右が開かない。
左から乗ろう。
左も開かない。
最後はリアハッチから泥棒みたいに乗り込む(笑)
これは出先で起きるとさすがに困ります。
そこで、
リモコンを押したら、
ガシャッ!
と左右のドアが解錠するようにしたい。
汎用品そのものは安く手に入るのですが、
問題は、
1971年式のワーゲンバスへどう取り付けるか。
僕が探した範囲では、国内でワーゲンバスへ取り付けた事例は一件見つかりました。
「取り付けできる」ということは分かった。
ところが、
アクチュエーター(ドアを解錠するロッドを引っ張る装置)をどこへ固定するのか。
どのロッドへ接続するのか。
角度はどうするのか。
そのあたりの肝心な部分までは詳しく残っていません。
最近はこういう細かなDIYをブログへ残す人も減ったので、
ヒットするのはかなり昔の記事だったりします。
結論。
取り付けはできる。
でも具体的な方法は自分たちで考えるしかない。
まあ、いつものパターンです(笑)
ドアを調べていたら、別の問題に気づいた
そんな感じでドアロック関係ばかり調べていたら、
今度はスライドドアが気になってきました。
うちのスライドドアは、
前側についているロックは動いています。
ドアを閉めると、
前側は、
ガチャッ
と固定される。
なので、これまで大きな問題とは思っていませんでした。
ところが後方を見ると、
こちらにもドアを引き込んで固定するための機構があります。
そして、
その機構を動かすためのロッドが、
うちのバスにはありません。
おそらく納車された時点から無かったのだと思います。
そういえば、以前から後ろ側が少し浮いていた
実は以前から、
「このスライドドア、後ろ側がちょっと浮いてるよな」
と思っていました。
前側はロックされています。
でも後ろ側を見ると、
ボディとの間に少し隙間がある。
これまで、
「50年以上前の車だし、こんなもんなのかな」
くらいに思っていました。
でも今回構造を追いかけていくと、
後方側の機構を引き込む動作が働いていないことも、隙間の原因の一つなのでは?
と思い始めました。
ここでサービスマニュアル登場
最近、このバス用に、
Volkswagen Station Wagon/Bus Official Service Manual Type 2 1968-1979
を入手しました。
せっかくなので、
スライドドアの機構を本気で調べてみました。
すると、
やっぱりありました。
「BODY AND FRAME」のスライドドアロック部分。
1971年以降については、
ケーブル1本とコネクティングロッド1本

赤丸の部分に欠損しているロッドがハマって、引くのだよな。多分

さらに調整手順にも、
コネクティングロッドを引いて、ねじ付きスリーブを調整する工程がちゃんと載っています。
つまり、
僕が、
「ここ、何か無いんじゃない?」
と思っていたのは、
どうやら間違いではなさそうです。
新しいドアラバーを付ける前に直したい
そしてここで、もう一つ気になることがあります。
先日購入した、
スライドドア周りの新品ラバー。
現在付いているラバーはボロボロ。
隙間も多い。
だから新品へ交換すれば、
隙間風も減って、
ドアのきしみも改善するだろうと思っています。
ただし、
新品のゴムは当然、
今の古く潰れたゴムより厚みも弾力もあります。
その状態で、
後方をきちんと引き込む機構が働いていなければ、
逆に、
「ゴムに押し返されて後ろ側の隙間がさらに目立つんちゃう?」
という新しい疑問が出てきました。
だったら、
ゴムを交換する前に、
後方のロック機構をちゃんと動く状態にしておいたほうがいい。
そんな順番になりそうです。
じゃあ、そのロッドを買えばいい
構造が分かった。
必要なものも分かった。
だったら、
部品を買えばいい。
簡単ですね。
……と思って部品を探してみたら、
国内在庫が見つからない。
海外を見ると、
ヨーロッパにはそれらしい部品がある。
でも、
一本のロッドをヨーロッパから空輸。
商品代。
送料。
場合によってはその他の費用。
「この棒一本に一体いくら払うん?」
という世界になってきます。
これ、自分で作れるんじゃない?
そこで、
また悪い癖が出ます。
現物を見る。
構造を見る。
マニュアルを見る。
……。
これ、自分でこさえられんこともないよな。
と(笑)
もちろん、
長さ。
曲げ位置。
ストローク。
取り付け部分。
このあたりはきちんと確認しないといけません。
ロック機構なので、
適当に針金を曲げて終了、
というわけにはいきません。
でも、
構造としては機械的なリンク。
純正品が簡単に手に入らないなら、
現物に合わせてロッドを製作する方法も検討してみようと思っています。
サービスマニュアルを手に入れた意味が、さっそく出てきた
今回よかったのは、
「たぶんこうだろう」
で終わらず、
純正サービスマニュアルで構造を確認できたこと。
これから、
ドア。
スライドドア。
バンパー。
内装。
電装。
足回り。
まだまだ触る場所があります。
今までなら、
ネットの記事や動画をいくつも見比べて、
「たぶんこれで合ってる」
と判断していました。
これからは、
まずサービスマニュアル。
それでも分からなければネット。
そして最後は現物。
この順番で調べられます。
50年以上前の車だからこそ、
こういう資料が手元にあるのは大きいですね。
今日は手を動かしていないけど、前には進んだ
今日は、
ウォッシャー取り付け以外、
ほぼ工具を握っていません。
でも、
集中ドアロックの取り付け方法を調べた。
スライドドア後方の機構を確認した。
足りないリンクがあることに気づいた。
サービスマニュアルで構造を確認した。
そして、
次に何をやるべきかが見えてきた。
そう考えると、
これも立派な作業日。
旧車再生は、
削る日もあれば、
塗る日もある。
そして、
ひたすら調べる日もあります。
明日以降、
また一つずつ片付けていきます。
今日やったこと
・電動ウインドウォッシャー取り付け完了
・集中オートドアロックの施工事例を調査
・スライドドアのロック機構を確認
・後方側リンクの不足を確認
・VW純正サービスマニュアルで構造を確認
・必要なロッドの入手方法を調査
・ロッド自作も選択肢として検討開始
今後の宿題
・集中オートドアロックの取り付け位置検討
・スライドドア後方ロックの動作確認
・不足しているロッドの寸法・形状確認
・海外部品購入と自作の費用比較
・ロッド復旧後にスライドドアラバー交換
・左右ドアの施錠・解錠問題を改善







