※この記事には、事故で大きく損傷したバイクの写真を掲載します。
事故を思い出してつらくなる方や、強い衝撃を受けるおそれのある方は、閲覧をお控えください。
どうか、ご自身の心を優先してください。
今朝、聖子のバイクを引き取りに、広島県警察本部高速道路交通警察隊へ行ってきました。

朝早くから、海田町のバイクショップ「バイクワールド エルフ」の小方諭さんと、のぼさんが積載車で引き取りに来てくださいました。
自分ひとりでは難しかった引き取りを、こうして支えていただきました。
本当にありがとうございます。
6月15日の事故から、ようやく聖子のバイクが自宅に帰ってきました。
帰ってきた、と書きながらも、どう受け止めればいいのか、まだわかりません。
バイクは戻ってきた。
でも、乗っていた聖子は帰ってこない。
目の前の車両を見ていると、その事実があらためて胸に迫ってきます。

この姿を、記録に残す理由
今回、事故に遭ったバイクの全体と、各部の写真を掲載します。
この姿を見ることがつらい方もいらっしゃると思います。
僕自身も、まじまじと見るのはとてもつらいです。
それでも残しておきたいのは、聖子の無念です。
聖子に何が起きたのか。
どれほどの衝撃を受けたのか。
どんなに痛かっただろうか。
言葉だけでは伝えきれないものが、この車両には残っています。
加害者にも、事故に関わる方々にも、この姿を見てほしい。
一人の命が失われたという事実を、その重さとともに受け止めてほしい。
そして、聖子がどんなに痛かったか、想像してほしい。
もうひとつ、記録として残す理由があります。
このバイクは、これから僕自身で修復していくつもりです。
そのために分解すれば、今の姿は少しずつ変わっていきます。
手を入れる前に、全体も、細かな部分も、きちんと残しておきたい。
聖子のバイクが、どんな姿で帰ってきたのかを。

後ろから受けた衝撃
後ろから衝突されたバイクは、シート下のフレームが折れ曲がり、千切れています。
これほどまでに壊れてしまう衝撃とは、どんなものだったのか。
目の前で見ると、言葉が出なくなります。
聖子は、バイパスを走行中に衝突されました。
停車していたところへの追突ではありません。
僕の知っている聖子の走り方からは、あの場所を時速100キロで飛ばしていたとは思えません。
ただ、聖子が実際に何キロで走っていたのか、衝突した車が何キロ出していたのかは、僕には確認できません。
車両の損傷だけから、速度を断定することもできません。
それでも、この姿を前にすると考えずにはいられません。
走っているバイクに後ろから衝突し、フレームを千切れさせるほどの衝撃。
それを、聖子は身体で受けたのです。

車の速度が持つ恐ろしさを、これほど生々しく感じたことはありません。
ヘルメットと衣服も戻ってきました
当時、聖子が身につけていたヘルメットと衣服も返却されました。

衣服は切り刻まれた状態でした。
その姿を見るのも、つらいものがあります。
ヘルメットには、車のフロントガラスに当たった部分の傷が残っています。
一方で、僕が以前事故に遭ったときのヘルメットと比べると、外見の損傷は少なく感じました。
でも、外から見える傷の大きさだけで、身体が受けた衝撃を測ることはできません。
返ってきたものをひとつずつ見るたびに、あの日、聖子に起きたことを考えてしまいます。

これから、ガレージで向き合っていく
バイクが自宅へ戻ってきたことには、ようやく帰ってこられたな、という気持ちがあります。
同時に、これから毎日、ガレージでこの姿を見ることになる。
それは、僕にとってとてもつらいことでもあります。
折れ曲がったフレームや、壊れたホイールを見ていると、聖子の無念がこの車両に映し出されているように感じます。
修復すると決めていても、すぐに手をつけられるかはわかりません。

見ているだけで苦しくなる日もあると思います。
だから、まずは帰ってきた姿を残します。

これから分解し、直していく前に、今ある傷を記録しておきます。

聖子。
バイクが、やっと家に帰ってきたよ。









