低予算で音楽とナビを復活
購入希望者との良い出会いがあるまでは、このワーゲンバスを私自身がレジャー用として楽しみながら維持していこうと思っています。
長期間動かさず、不動車になってから手放すのは心苦しいものです。
定期的に走らせ、気になる部分には少しずつ手を入れ、調子の良い状態で次のオーナーとの出会いを待つ。
それが、このバスにとっても一番よい形だと考えています。
今回は、長年空いたままになっていたダッシュボードの1DINスペースへ、中古のCDデッキ「KENWOOD U373」を取り付けました
。
さらに、中古で購入したiPad mini(第5世代)を組み合わせ、音楽プレーヤー兼簡易ナビとして使える環境を整えていきます。
音楽のないワーゲンバスは、少し寂しい

先日、久しぶりにワーゲンバスで走ってみて、少し寂しく感じたことがありました。
それは、車内で音楽を聴けないことです。
このバスを購入した当時は、日本製の1DIN CDデッキが付いていました。
しかし、いつの頃か故障したようで、聖子(きよこ)はデッキを取り外し、空いた場所へ中華製のミラー型前後ドライブレコーダーを工夫して取り付けていました。

後方カメラの映像を表示し、バックカメラとしても使っていたようです。
ところが、そのドライブレコーダーもすでに故障しており、後方の映像はまったく表示されません。
故障した機器を付けたまま次の方へお渡しするわけにもいかないため、ドラレコは取り外して処分しました。
残ったのは、ダッシュボードにぽっかりと空いた1DINの穴でした。
新品ではなく、このバスに似合う中古デッキを探す

せっかくなら、もう一度CDデッキを取り付けて、音楽を聴けるワーゲンバスに戻したい。
とはいえ、最新の新品オーディオへ大きな金額をかけることが、この1971年式のバスに本当に似合うのかという迷いもありました。
そこで、中古カー用品店のアップガレージへ行って探してみることにしました。
すると、KENWOOD U373の訳あり中古品を3,500円で発見。

以前付いていたデッキもケンウッド製だったため、車両側には当時のカプラーと配線がそのまま残っています。
配線には、
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BATT
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ACC
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ILLUMI
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ANT CONT
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P.CONT
-
LINE MUTE
などの表示が付いており、スピーカー用の配線も残っていました。
「同じ頃のケンウッドなら、このカプラーをそのまま差せるのでは?」
そう考えて購入してみました。
2011年発売の1DIN CD・USBレシーバー「KENWOOD U373」
KENWOOD U373は、2011年に発売された1DINカーオーディオです。
最新機種ではありませんが、CD、AM/FMラジオに加えて、前面にUSB端子と3.5mmステレオミニジャックのAUX入力を備えています。
CD-RやCD-RWに記録したMP3・WMA・AACにも対応し、最大出力は50W×4です。
Bluetoothは搭載されていませんが、古いワーゲンバスで音楽を楽しむには十分な機能があります。
フロントUSB端子から音楽を再生したり、AUXケーブルでiPad miniなどを接続したりできるところも、現在の使い方に合っています。
カプラーを差すだけで、CD・AUX・ラジオが復活
早速、ワーゲンバスへ取り付けてみました。
結果は予想どおり。残っていたケンウッドのカプラーをU373へ差し込むだけで、問題なく電源が入りました。
AUX端子へミニピンケーブルでiPad miniを接続してみると、音楽も問題なく再生できました。
現在はフロントの2スピーカーだけですが、想像していた以上に迫力のある音が出ます。
空冷エンジンの音を楽しむのもワーゲンバスの魅力ですが、ときには好きな音楽を流しながら、のんびり走るのもよいものです。
今後、後部座席側にも2つのスピーカーを追加すれば、車内全体でさらに気持ちよく音楽を楽しめそうです。
取り付けは、この車らしい実用重視の仕上げ

今回は、デッキ本体に専用の取り付けマウントが付属していませんでした。
内部へ複雑なステーを製作することも考えましたが、差し込んだ状態でも意外にしっかり収まりました。そのため、今回はデッキを簡易的に固定し、周囲の隙間もエアコン用隙間埋め粘土で埋めて仕上げています。
新品のカーオーディオを専門店で取り付けたような、完璧な外観ではありません。
今後、必要に応じてマウントを製作し、取り付け方法を変更できる余地も残しています。
それでも、空いていた穴が埋まり、CD・USB・AUX・ラジオが使えるようになったことで、レジャーカーとしての快適性は大きく向上しました。
1971年式の車ですから、私はこうした少し手作り感のある実用的な仕上げも、このバスらしさの一つだと思っています。
iPad miniは、あえて第5世代の中古を選んだ
簡易ナビとして使用する端末には、中古のiPad mini(第5世代)を選びました。
私は普段からiPad Proも所有しています。
しかし、ワーゲンバスのダッシュボード周辺で使うには、iPad Proは少し大きすぎます。
一方、スマートフォンではナビ画面が小さく、地図の確認が少し窮屈です。
大きすぎず、小さすぎない。
ワーゲンバスでナビや音楽プレーヤーとして使うには、iPad miniのサイズがちょうどよいと考えました。
最新モデルにこだわらず、今回はあえて第5世代を安価に購入しています。
セルラーモデルとイヤホン端子を選んだ理由
今回購入したのは、iPad mini 第5世代はWi-Fiモデルではなくセルラーモデルです。
セルラーモデルなら、モバイル通信を利用できるだけでなく、位置情報を利用したナビゲーション端末としても使いやすくなります。
私はは楽天モバイルのsimをいれて運用しています。
そして、第5世代を選んだ大きな理由が、3.5mmのイヤホン端子を備えていることです。
U373にはフロントAUX端子があるため、一般的な3.5mmステレオミニケーブルを1本接続するだけで、iPad miniの音声を車両のスピーカーから流せます。
iPadの音声をラジオ周波数へ繋ぐ接続機器を別途、買い足す必要ありません。
私はベースレッスンでも、イヤホン端子を備えた旧世代のiPadをあえて使い続けています。
音楽機材やカーオーディオへ有線で確実に接続したい場面では、イヤホン端子が今でも非常に便利だからです。
新しいものが、必ずしも自分の用途に一番合っているとは限りません。
今回のワーゲンバスでも、古いKENWOOD U373とiPad mini(第5世代)の組み合わせが、価格と使い勝手の両面でちょうどよい選択になりました。
[追記]
このモデルのUSB接続にライトニング端子のUSB線で接続したら、なんと充電しながらデッキに接続できました。
ヘッドフォン端子は結果的に使わなくても音が出ました。
しかもUSBで充電を別途しなくても良くなったので一石二鳥でした。
古いモデルですが、USBライトニング端子一本で繋いで、デッキの送りボタンで曲を次に飛ばしたり、YouTubeで次の動画へ進めたりと便利になりました。
音楽プレーヤーと簡易ナビをiPad mini一台に集約
このiPad miniは、簡易ナビゲーションとして使う予定です。
ナビゲーションを利用しながら、Apple Musicなどの音楽をU373のAUX入力経由で再生できます。
YouTubeも、停車中の視聴や走行中の音声コンテンツ再生に利用できます。
ナビの案内音声も音楽も、フロントスピーカーから聞くことができます。
これ一台で、
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地図とナビゲーション
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Apple Musicなどの音楽再生
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YouTubeなどの音声コンテンツ
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目的地や周辺施設の検索
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旅先での情報確認
といった用途をまとめてこなせます。
CarPlay対応オーディオを買わなかった理由
当初は、Apple CarPlayに対応したディスプレイオーディオの購入も考えました。
しかし、対応機種は中古でもそれなりに高価です。
機種によってはケーブル接続や設定も必要になり、1971年式のワーゲンバスへ取り付けるには少し大げさに感じました。
このバスに必要だったのは、最新の大型ディスプレイではありません。
音楽が聴けて、現在地と目的地を確認でき、旅先で必要な情報を調べられることです。
そこで、
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3,500円の中古KENWOOD U373
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中古のiPad mini(第5世代・セルラーモデル)
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3.5mm AUXケーブル
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iPad mini用マウント
というシンプルな組み合わせで、希望していた環境を実現することにしました。
高価な最新機器を取り付けなくても、用途を明確にすれば、中古品の組み合わせで十分に快適な環境を作れます。
この少し工夫しながら仕上げていく感じも、古いワーゲンバスを所有する楽しさの一つです。
次はドライブレコーダー
今後は、故障した古いミラー型ドラレコは処分したため、新しい前後ドライブレコーダーも取り付ける予定です。
iPad miniはナビと音楽、ドライブレコーダーは走行記録と後方確認というように、役割を分けて使います。
調子の良い状態で、次のオーナーとの出会いを待っています

このワーゲンバスは、ただ置いたまま購入希望者を待っている車両ではありません。
私自身が走らせながら状態を確認し、必要な部分を少しずつ整えています。
今回のオーディオ取り付けとiPad miniの導入も、その一つです。
今後は、
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新しい前後ドライブレコーダーの取り付け
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後部スピーカーの追加
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内装をキャンパー仕様へ戻す作業
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外装の錆処理
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日常的な走行と機関の状態確認
などを進める予定です。
50年以上前の車ですから、現代の車と同じ快適性や故障の少なさを求める車両ではありません。
しかし、空冷エンジンの音、ゆったりとした運転感覚、特徴的なスタイル、キャンパーとしての楽しさ、そして自分で工夫しながら仕上げていく面白さは、今の車ではなかなか味わえません。
古いワーゲンバスの性格を理解し、この車を大切に引き継いでくださる方との出会いを待っています。
ただしiPad mini は付属しませんm(_ _)m
現車を見てみたい方、車両の状態や価格について詳しく知りたい方は、以下のメールからお気軽にご連絡ください。
webmaster@rootwest.com
購入を急かすことはありません。
実際に車両をご覧いただき、古い車であることも含めて、十分にご検討いただければと思います。





