相続で見落としがちな「証券口座」と「生命保険」 私が実際に申請した2つの照会制度をご紹介します | ロックベーシスト 西本圭介

ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

妻・聖子(きよこ)が交通事故で突然亡くなってから、相続手続きを一つひとつ進めています。

銀行や携帯電話、クレジットカードなど、思いつくものは順番に手続きをしていますが、最近になって「もしかすると、まだ把握できていない資産があるのではないか」と気付きました。

 

亡くなった本人しか知らない口座や契約があった場合、家族はその存在すら分からないことがあります。

 

実際、私もXXXX証券やXXXX証券など分かっているものは手続きを進めていますが、「本当にこれで全部なのだろうか」と不安になりました。
 

そこで今日、新たに2つの制度を利用して申請を行いました。

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① 証券保管振替機構(ほふり)の「登録済加入者情報開示請求」

これは、亡くなった方がどこの証券会社に口座を持っていたのかを調べることができる制度です。

例えば、

  • 楽天証券
  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 野村證券
  • 大和証券

など、証券会社に口座があれば、その開設先を確認できます。

残高や保有株式までは分かりませんが、「どこの証券会社に問い合わせればよいか」が分かるだけでも大きな前進です。

 

もし相続人が存在を知らず、そのまま何年も経ってしまえば、本来受け取れるはずの財産に気付かないままになってしまう可能性もあります。

 

ただ無料ではなく、お金はかかります💦
 

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② 生命保険協会の「生命保険契約照会制度」

もう一つ申請したのがこちらです。
 

これは、生命保険協会を通じて、亡くなった方が加入していた生命保険会社を一括で調べてもらえる制度です。

私はXXX生命とXXXXXX生命の契約は把握していました。

 

しかし、税務署で閲覧した確定申告書を見返していると生命保険料控除が複数年にわたって記載されており、「もしかすると他にも契約があるのでは」と考えました。
 

万が一、家族が存在を知らない保険があった場合、そのまま請求されずに終わってしまうのは、とてももったいないことです。

そのため、念のため照会をお願いしました。

こちらも無料ではなく、お金はかかります。

 

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「確認した」という安心感

今回の相続手続きを通じて感じているのは、「たぶん大丈夫」という思い込みは危険だということです。

本人は覚えていても、家族は知らない。
 

昔作った証券口座。


何十年も前に加入した生命保険。

 

そうしたものは意外と記録の中に埋もれています。

だからこそ、「あるかもしれない」を「ありませんでした」と確認できることにも、大きな意味があります。

 

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私自身も毎日が勉強です

妻が亡くなるまで、相続手続きについて私はほとんど知識がありませんでした。

 

戸籍を集めること。

印鑑証明を集めること。(長女は印鑑証明を登録することからスタートした)

法定相続情報一覧図を作ること。(これが無いと始まらない)

故人の確定申告を観覧し写真撮影できること。

 

証券会社ごとに微妙に手続きが違うこと。

自動車の名義変更にも相続が必要なこと。

 

とにかく子供達に実印のついた委任状を集めるという最も手間なことがある。


その中でも一枚の書類に子供たち全員の署名と実印が必要という、封書リレーが必須の最も恐ろしい書類が存在する事。

僕自身は今回の手続きで最も手間で面倒だった(現在進行系)のは、一枚の書類に子供たち全員の署名と実印を押さないと行けない書類が存在することなのです。


北海道と神奈川と高知の子供にそれを依頼して回収するのがどんなに面倒かわかります?

今回、締切が間に合うものはお盆に全員が広島に集結したときに大書類記入&捺印大会をやろうと思っているのですが、私はそれまでに書類を集めて、絶対にミスが無いように段取りしなくてはなりません。
特に印鑑証明の期限が30日や半年など会社によりマチマチなのでかなり慎重に調べておく必要があります。

 

そして今回の「ほふり」や「生命保険契約照会制度」があることも初めて知りました。

 

調べれば調べるほど、「もっと早く知っていれば助かった」と思う制度がたくさんあります。
 

こういうことを義務教育では教えるべきでしょう。
絶対に人は死ぬのだから、それに纏わることを教えないのは、意味がわかりません。
江戸時代のことを習うよりも、身内がなくなったら何をするのかを勉強すべきです。


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同じ立場の方へ

突然、大切な人を亡くした直後は、悲しみの中で多くの手続きを進めなければなりません。

 

その中で、こうした制度を知っているだけでも、後から「確認しておけばよかった」と後悔する可能性を減らせるかもしれません。

私もまだ手続きの途中です。
説明にもミスがある可能性もあるし、今回の申請もダメだしの連絡が来る可能性が高いですしね。

 

これからも、実際に経験したことや役に立った制度、失敗したことも含めて、このブログでできるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

 

もしこの記事が、どなたかの「確認してみよう」というきっかけになれば、とてもうれしく思います。

 

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最後に

こうした相続手続きは、本来であれば行政書士や司法書士などの専門家に依頼される方も多いと思います。

 

もちろん、専門家にお願いすれば安心ですし、時間や手間も大きく減らせます。

 

ただ、私は今回、自分でできることは自分でやってみようと決めました。

 

理由はシンプルで、「専門家へお支払いする費用を、自分で勉強しながら稼いでいる」という感覚だからです。

休職していてお金を生み出さない生活をしているため、精神的にも罪悪感があるので、
今日の自分の動きで最低でも1万円分くらいの仕事をしていると思いたいのです。

もちろん、今後も難しい手続きや法律的な判断が必要な場面では、迷わず専門家の力を借りるつもりです。

 

しかし、自分で調べ、自分で役所へ足を運び、一つひとつ理解しながら進めることで、お金だけでなく知識も経験も得られています。毎日、少しだけ賢くなっている実感があります。
次に誰かが同じ境遇になったときにはアドバイスできるようになっておきたいものです。

 

そして、その過程で知った制度や注意点を、このブログで発信することで、同じような立場になってしまった方のお役に立てれば、それもまた聖子が残してくれたご縁を、誰かのお役に変えることにつながるのではないかと思っています。

 

もしこのブログが一人でも多くの方の助けになれば、私が手間をかけて調べた時間は決して無駄ではなかったと感じられます。

 

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