ベースレッスン 近況報告  | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

こんにちは。
ベーシストのケースケです。
バイクの話題が多いですが、本職はミュージック・エデュケーターです。
 
現在は名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校の教務部長/副校長を努めています。
最近は校内でのベースレッスンは講師コーディネート・学校運営が主になっているので実際のレッスンは随時行っています。
 
image
 
先日は本グループの学生のためのミュージシャンズインターナショナルプログラムを行いました。
 
コロナ禍の為、今年は来校ができないためにオンライン・レッスンとなりましたので、私が翻訳や学生へのレッスン補助を行いました。
 
講師はErnest Tibbs アーネストティブス先生です。
 

 

 

 

 

僕の大好きなギタリスト達との共演歴も多い凄いベースプレイヤーです。

 

そんな先生からのレッスンが受けられるのが本校の強みでしょう。

今回は僕が日本人のベーシストにわかりやすく翻訳をした映像が全国の姉妹校に配信されて教材として使われています。

 

image

 

名古屋校では映像だけでは伝わりにくいニュアンス、また彼が伝えたいと思われる部分まで補足しながら教えていきました。

 

image

 

現在、YouTubeにおけるレッスンコンテンツの配信はお休みしていますが、それについては、やっぱり対面に勝るものはないからだと思っています。

 

 

 

僕は対面のプライベートレッスンについては一般の方対象に行なっているので、YouTubeのレッスンコンテンツは補助教材として使っています。

 

プライベートレッスンの詳細は↓をクリックして見てくださいね。

 

 

 

image

 

映像コンテンツでの勉強もとても便利で良いものですが、最近対面で教えていて感じることは、楽器の鳴りやアンプの出音について以前よりも疎い生徒が多くなったような気がします。

やはりYouTubeをスマホのスピーカーで聞いている子が多くて、本来のアンプから鳴らしたベースの音を知らない子が多いようですね。

 

傾向として、とてもコモッた音、ハイエンドを削ったような音、弦が死にまくった音、ネックが反りまくってなっていないベース、指のタッチで弦を振動させられていない.....

 

こういう傾向が多いです。

YouTubeを主としてベースを学ぶこと、またプロのライブに行かない子達の増加が原因にあるでしょう。

 

好きなアーティストを聞くと、トッププロや外タレではなくて、地元のインディーズバンドが憧れみたいな子が多くなった気がします。

 

少し乱暴な言い方ですが、ライブハウスでまともな音響で聞ける会場はとても少なく、僕は8割以上は聞くに耐えられないような音響の場所が多いです。

アメリカで老舗のライブハウスに行くと、死ぬほど音が良くてびっくりします。

そして良い音のライブハウスに限って、音響システムは日本の10年前みたいで、楽器の生音(アンプの音)にちょっとPAを足したくらい。

やはりロサンゼルスで上手いミュージシャンが多いのは、良いアーティストのライブを見て耳の肥えたミュージシャンが多いからなのでしょう。

 

image

 

僕自身もYouTubeのお陰で良い音楽やライブを聞く機会を得ているので、YouTubeを使った耳の肥やし方とリアルでの勉強のバランス感が大切な時代だと思います。

 

今回のレッスンはブルースベースラインの構築方法についてだったのですが、正直TAB譜と映像をみたら、たいていのベーシストは弾けるようになりますし、それで弾けたような気になります。

 

でも、それが凄い危険なことです。

 

今の御時世、YouTubeとかで参考資料があるお陰で上手くなる方法が簡単にはありますが、良い音を鳴らすという部分は徹底的に不足しています。

 

なので良い音がイコールで良いエフェクターやプリアンプを使うことのように勘違いしている子が多い。

 

フィンガーで良い音が出せていないのに、プリアンプを使っても全く意味ない。

なっていない音を補正してどうんなるん??? って話です。

 

 

今回の授業でも学生が弾いたセッティングのままで僕が持ち替えて弾き比べ音の違いを体感させました。

 

全くセッティングを変えていないのにベースの鳴りが違うことに驚かれます。

 

学生には「そんなにすぐに習得して鳴らされたらプロの仕事がなくなるよっ」と冗談交じりに答えますが、僕自身は良い音が出せていたら仕事の半分は完了していると思います。

 

逆にいくらハイテクニックだろうが、音が悪いのは全く意味が無いと思っているのです。

 

僕はYouTubeのレッスンを投稿している時に常に伝えにくいモドカシサを感じていました。

 

今回のアーネストティブス先生のレッスンの僕はYouTubeの再現性の低い音でも彼のタッチの上手さ、出音の良さを理解できますが、なかなか初心者に近い学生ではそこに着目が難しいようです。

 

ですので、今回は映像で伝えにくい部分を補足しようと思いました。

 

ここを読んで僕のプライベートレッスンを考える人がいてくれるかもしれませんが、プライベートレッスンで習得できることはプライス以上だと思います。

 

だって楽器を鳴らせていない自分に気が付かず独学を長く続けてしまった人は生涯にかける音を良くするためのプリアンプや楽器の投資がレッスン費を遥かに上回るからです。

 

誤解を恐れずに言うならば、初心者や中級者はプリアンプなんて必要ありません。

エフェクターも必要ないです。

高価な楽器もいらないでしょう。

ある程度の質の良いベースを持って、しっかりとプロから習うことが生涯のベースにかける投資を安くする方法です。

 

僕のベースレッスンを定期的に受けた学生はコピー譜を買うこともなくなり、意味のないバンド練習でスタジオ代を浪費もしなくなり、曲を習得する時間が圧倒的に短くなる。

音楽を楽しむ経費が圧倒的に下がって、なおかつクオリティが上がります。

 

機材系のYouTubeは楽しいし僕もよく見ていますが、ベースを本当に楽しむためには己の手でトーンを作れるようになることです。

 

便利な世の中だからこそ見落とされがちな対面でプロの音を聞くこと。

 

これはトッププロのライブに多く足を運ぶことも含めて大切なことです。

ぜひ、ライブが復活しつつある昨今なので、上手いベーシストをとにかく見に行ってください。

 

今日はこの辺で!!