we are NSM!第1回 卒業・進級制作展2015 | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

2月 7日 (土) ~ 8日 (日)に開催された「we are NSM!第1回 卒業・進級制作展2015 」

名古屋スクールオブミュージック専門学校​主催で会場はZEPP名古屋

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昨年10月に顧問に就任して約5ヶ月
当学園に7年ぶりに復帰しての久しぶりの卒業・進級制作展でした。

まだ卒業・進級制作展は別会場、別演目もあるので、終わりではないのですが、ZEPP公演を見ての気持ちを書いてみようと思います。
http://www.nsm.ac.jp/event/special/weare2015/

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まずはリハーサルから度肝を抜かれました。
会場ZEPPは言うまでもなく素晴らしい。
照明もすべてプログラムしてあって芸術的。

ここに立つだけでも素晴らしい経験だったと思います。

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今回は音楽とダンスという趣向で色々な形態の演目が行われました。

本当に全体が素晴らしかったのだけど、特に圧巻だったのはドラムによるアンサンブル〈NSM Drum LINE〉だった。

所謂、マーチングとは違ってドラムキットを使ったり、電子ドラムが入ったりパーカッションも入ったエンターテインメント。

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まさに〈音楽学校〉ならではの演目だったと感じました。
すべての出演したアーティスト達は皆素晴らしい。
進級制作展という目的意識を持って取り組んだ演目でした。

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僕自身は当学園に戻って5ヶ月で色々なことを考えましたが、この2日間を経て、学生達にエールを!!

ZEPP というプロアーティストを目指すものなら、だれもが憧れるステージに立てたことは素晴らしいことであると同時に大きな十字架を背負ったということも忘れないで欲しい。

僕自身も常にこんな大舞台に立ちたいと思って、日々精進しています。

もし自分がこんな大舞台に立つことを考えたら、おそらく演奏はもとより、ステージング、衣装、MC、場の運び方など多くのことを準備するだろう。

そういう意味でバンドで参加したアーティストがそこまで衣装やメイクにも気を使ったか?
ステージングをリハーサルしたか?
MCの練習はしたのか?

せっかくこんな来場者がいるのなら、なぜ次のライブ告知のチラシ巻いたりや自分達のプロモーションCDを配るなどしないのか?

これは、それを彼達に教えられなかった自分の責任であると思う。

卒業生はこの春社会へ旅立つ。
プロを目指してインディペンデントで活動する子達が大半だろう。

僕はアーティストも町の商店でも全くやることは同じだと思っている。

自分が自営業を始める場合には店構えを作る。
またはネットショップならホームページを立ち上げるだろう。

それが出来て、今度は集客。
お客様が来ないと何もならない。

もちろん売るものがあるかというのはもっと大切だよね。

そういうラインで見ていくと。

昨日は自分達を知ってもらう、スカウトしてもらったり、仕事をもらうためのショーケースだったわけだ。

もしも、あの会場に業界人がスカウトに来ていたら、自分達を売り込むツールは持ってきていただろうか?
名刺は? プロモーション用資料は?

商品というと言葉が悪いかもしれないが、ミュージシャンというのは、形のないものを商品として価値を買って頂いて、その報酬で生きていく職業。

この制作展では演奏という部分にフォーカスしたが、卒業したら、もっともっと小さな会場や路上で自分達を売り込んでいく活動がスタートする。

その時には演奏で人を魅了できることはもとより、自分が自分のマネジャーだと思って、自分を売り込んでいくことをもっともっとして欲しいなと思った。

卒業生にとって、3月以降は学校という小さな孤島から飛び出て大きな大海へ飛び出すのだ。
大海へ出れば、おそらく学校で形成された価値観が大きく崩壊するだろう。
仲間達に囲まれた活動は安心感もあっただろうが、基本的にアーティストは孤独で一人でやり続けないといけないことも忘れないで欲しい。

20/1の競争から100000/1で戦うような世界へ

ライバルには高校生も社会人、ベテランのアマチュアミュージシャンだっているのだ。
もちろん世界へ目を向ければとんでもない化け物達もいる。

学校というある種の温室から過酷なサバイバル環境へ出て行く。

それはとても勇気のいることであり、孤独なことでもあるが、そこに早く飛び出していき、自分を強くすることとサバイバル能力をつけて欲しい。

生きることは本当に大変だ。

まして好きなことを仕事をするということは、対して好きでないことを仕事にするよりも、何倍も過酷で辛いのです。

卒業生はもう〈音楽は趣味です〉ではなくなり、個人経営のミュージシャンという店を春にオープンします。

オープンに向けて商品は何なのかを明確にして、それを売るためにはどんな宣伝が必要なのか?
もうその準備にはいらないと。

そして、常に謙虚であること、客観性を持てること。

自分が大好き、自分は結構出来ている、自分は特別だ、というオンリーワン世代の彼達はある意味で幸せな時代に育ったと思う。

ただ、常に自分を客観視できるような目と耳を育てて欲しいなと思う。

それに大切なことは、親友や恩師・家族。

親友や恩師、家族から屈託ない意見をもらい、それを真摯に自分に取り入れられれば、間違いなくよい方向に向かっていけると思う。

言いたいことは山ほどだけど、本当に卒業生には頑張って欲しい。

応援してます!!

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終わったという安堵感とともに、来期の2年生の教育に対して大きなミッションがスタートした日だったと思った2日間でした。