バンドのプロモーションについて感じること | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

今日はバンド(アーティスト)のプロモーションについて気がついたことを書きたいと思う。

写真はイメージで本文とは関係ありません。

日々、広島のバンドさんなどのホームページをチェックしています。
周りから頑張っていると評判を聞くバンドさんは必ず検索をして探して調査しています。

でも意外なほど、全く検索に引っかからないのだよね。
「XXX 広島」と入れて引っかかればまだ良いほうだ。

出てきても、ドコモのiモードが流行った時のような携帯の画面で見るように作られた無料のホームページサービス。
ディスプレイの中心に細~く長いホームページ(^_^;)
情報は殆ど無いし、全く更新していない。

これでは全く何も情報が得られないし、メジャーを目指しているかどうかを別にしても、頑張っているバンドの割にはかなりお粗末だと思った次第。

ホームページを持つかどうかは賛否あると思うし、趣味のバンドで持つ必要まであるかと言われれば、そこまでする必要もないかもしれない。

ただし、プロやメジャーという言い方は別にして音楽で食おう、バンドをビッグにしたいと思っていた場合はプロモーションは非常に大切ではないかと思うのです。

今からバンドで食おうと思っている人は以下をまずやってみては。

① バンド名は必ずネットで検索をして他に同名がいないか。他業者やブランドですでに認知度や商標登録されていないかをチェックすること。すでに世界的に認知されている名称では万が一成功しても必ずバンド名は変えられます。変えられたらホームページの検索実績もゼロに戻るし、プロモーションもやり直し。昔シャネルズがシャネルからのクレームがついて改名したと言われるように。

② ホームページは出来たら、独自ドメインを取りましょう。ただ昔ほど独自ドメインの重要性は高くないとは個人的には思っています。昔のようにドメインを手打ちしてページを出す人はいませんし、ほぼ検索エンジンで探すのが主流です。まずは無料で作れるので良いのでホームページを作ってください。はじめは大変でも結果的にプロモーションツールとして絶対楽になります。

③ ホームページにメンバーショットやイメージ写真を乗せましょう。バンドをブッキングしてもイメージ写真やメンバーショットを持っていない人達多すぎます。知らない人はそれしか情報がないのですから、バンドをイメージ出来、楽器構成がわかる写真は必要です。自分たちの顔は恥ずかしいので出したくないという人も稀にしますが、ライブをすればどうせ見られますし、特別なコンセプトが無い限りはちゃんとメンバーショットは公開すべきです。

④ 自分たちのジャンルや方向性をホームページに書いてください。バンド名とイメージ写真で「おっこれはデスメタルだ」「これはジャズバンドだ」と分かればまだいいですが、最近のバンドは私服で普通の髪型とかで、そういうのが凄く分かりにくいです。何々に影響を受けているとか、一般的に呼ばれるジャンルで説明するとか、自分たちを紹介する文面を書いてください。またどこを拠点に活動をしているかも、書かないとブッキングのお誘いもしていいのかわからないしレコード会社も見たくても見に行けないですしね。

⑤ 賛否ある方法論だと思いますが、僕の個人的な意見として、動画は余すことなく乗せましょう。もちろんフルサイズのライブを見せる必要は無いですが、自分たちを一番表現できる数曲のライブは見せていいと思います。ユーチューブの動画を見たから集客が減るとか全く関係ないと思います。見られて集客が減るのならば、それはその内容が悪いということなので、それは見せられるレベルにする必要があるということだと思います。


ということで、コピーバンドでここまでやる必要はないですが、オリジナル曲で上を目指しているのであれば、参考にしてほしいです。

「成功したら考えます。」や「バンド名も勢いでつけてしまったので、そのうちそういう時期が来たら考えます。」という人達多いですが、今の時点で自分たちはメジャー(売れているバンドだ)だというくらいの気持ちでやって(演出して)いないと、そういう甘い気持ちで大抵は成功出来ていないと経験から感じます。

プロ意識のあるバンドは成功するし、そういう意識の希薄なバンドは成功出来ないという気がします。

アーティストにとってホームページは名刺のようなものですので、それをしっかり作った上でフェイスブック・ページをリンクして発信。
個人のフェイスブックもプロを目指しているならば、情報の発信媒体として活用すること。

最後にフェイスブックについて。

僕のところに楽器やボーカルとしてプロを目指しているのでアドバイスをくださいという方が結構います。

そういう場合に前記したホームページはあるか、フェイスブックを持っているかを聞きます。
ホームページを個人アーティストで持っている人は少ないですが、ぜひ個人でも作ってください。
フェイスブックを持っている人も多いですが、その使い方は頭を傾げたくなるのが多いです。

プロ(アーティスト)を目指しているのに、プロフィール写真が子供とツーショットのホノボノ写真だったり、記事の内容も愚痴を書いていたり、自分の貧乏話しや、アーティストとして出すべきではないような、生活感満載の写真とか。

そういうのを見ていて、プロになりたいと言われても、まず発信するイメージをそうしないと、そのへんの大学生のような内容だったり、女性アーティストが彼氏と楽しそうなネタとか、そんなんでファンは絶対につかないと思うし、自分がアーティストだと思って情報を発信しないとダメですよね。

これを勘違いする理由は元々フェイスブックではプロの人達がもっとファンの方と距離感を縮める為にプライベートのオフショットをわざと出したり、ファンが見たかった舞台裏などを見せることでファンを増やしていくという手法でした。(現在進行形)

それをみたプロ予備軍が、自分達のアーティスト活動の宣伝よりもむしろプライベートの流出のほうが多くなり、見ていてる方はその辺の一般人と何が違うんですか???
という状態のようです。

フェイスブックはとても便利なツールですが、使い方を誤るとバンドのプロモーションどころか、逆広報になりかねないと懸念しています。

とはいえ、個人的に今からのプロモーションでは欠かすことが出来ないツールだと思いますし、ビビって使わないのも本末転倒です。

もしプロを目指している人が見ていてくれたら、まずはプロフィール写真は誰が見てもアーティストなカッコ良いのにしてみてください。

ということで、今後は僕が以前本業だったインターネットのマーケティングのノウハウを活かして、バンドのホームページやマーケティングのディレクションも仕事にできてもいいかなと思っている昨今です。

ということで。