ここ一週間は色々なことがあったな~。
先日のブログで書いたハンドルロック事件
の後の週末に奥さんは子供達と昭和のCarにばる 2011
にワーゲンバスをエントリーしに出かけて行った。
イベントの結果的には大成功だったらしいですが、道中にガソリンスタンドでセルが回らなくなったらしい。
よくいるモンスターカスタマーなら即電話でショップに怒鳴り込むのだろが、うちの奥さんは冷静にガススタでバッテリー急速チャージを依頼してなんとかエンジン掛かって、約1時間掛かる山頂まで走って行ったそうな。
そしてイベントが終わった帰路では、とうとう調子が悪くなり、何度もエンストをしたらしい、エンジン周りからきな臭い匂いが。
電話でレスキューを頼もうにも携帯は圏外だったらしく、エンジンを止めて惰性で坂を下ったそうな。
そして、本当にもう駄目だなというとこが、たまたま知り合いのアメリカンダイナー【KTダイナ】の前だった。
そこで店内にいたお客さん総動員で道路からショップの敷地内に坂を押してもらったとのこと。
店内にはイベントに参加していた昭和のCar乗りの方やご近所のメカニックさんもおられ、そしてもっともラッキーだったのはKTダイナ-
のオーナーはうちのより古いワーゲンバス(アーリー)乗りだったのだ。
奥さん曰く、女将さんから「ワーゲンバスで、こんな故障はあたりまえじゃけえ、心配しんさんな」と随分と慰めてもらったそうな。
同じ女性としてアメリカンダイナーを経営する先輩とワーゲンバス乗りとしても本当に尊敬する女性だと言っていた。
そんなこんなで、現在ワーゲンバスは先日ご紹介した車工場 SHAKOUBA(〒731-0154 広島県広島市安佐南区上安2丁目13-33 )
にドックインしている。
原因はオルタネーターが経年劣化で駄目になったらしい。まっ古いハーレーでも良くあるヤツやね。
そして、やっとタイトルの内容に入っていくわけだが、先日母の日があった。
うちの娘が奥さんにこんなプレゼントを渡した。
母の日と書いた手紙には「たこ焼き家族」というイラストがあり、色々な味のたこ焼きが自分は美味しいよと自己紹介している。
娘いわく一番の人気者はマヨネーズたこ焼き君なんだって。
恐らく、奥さんはこの1週間でたこ焼きの移動販売車であるワーゲンバスでのトラブル続きで本当に心身ともに疲れていたことだろう。
経営という面においても、色々なハードルもあるし挫けそうなこともあったと思う。
そんな時にこの手紙を読んで、僕達は考えた。
たこ焼き屋での利益的な部分ばかりにフォーカスすると、本当にワーゲンバスを使った運営が正しいのか? 自宅前中心の営業が正しいのか? たこ焼きというメニューが正しいのか?
本当に色々な思いが駆け巡ります。
しかし、この手紙を見て吹っ切れました。
僕達は単純な利益だけを追って経営しているわけではないと。
もしかしたら、僕達のやっている事業は採算的にはあってないかもしれん。
でも、子供達にとって「3丁目のたこボール」は経営とかいう以上の大切なものなんだ。
子供達に向かい自信を持って自分の仕事を語れる大人はどれくらいいるだろう。
子供達はワーゲンバスでたこ焼き屋をやっていることに誇りを持ってくれている。
そして、僕達「3丁目のたこボール」にはもの凄い強力なファンがいてくれている。
ここに紹介はしていないが、3人の子供達はお店の買い出しをしてくれたり、修繕を手伝ってくれたり、ポスターを作ってくれたり、本当に色々なサポートをしてくれている。
もうすぐ、「3丁目のたこボール」は一周年。
その前に最高の母の日やったな。
俺ももっと頑張って進化していかないといかんな。
子供達が誇れる親父になれるように。