ベースの上達法 | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

久しぶりのベースネタ。
現在もベースを教えているが、音楽学校でディレクションをしていた当時よりも最近のほうが忙しいのではないかな。
感謝です。ホンマ

また18,9才の子を中心に教えていた3年前の当時と比べると18~50才くらいとかなり年齢層も広がったことで教授法も随分と勉強したと思う。

そんな昨今ですが、ベースはもとより楽器を上達したい人からの質問が多くなった。春だからだろうね~

そこで今日は楽器の上達法について語ろうと思う。

まず多くの人が教本や教則ビデオに頼ろうとする傾向が強いが、やはり一番の早道は好きな曲をコピーをすることなんだ。

例えば大昔に電気楽器が発明された時期に初めてエレキベースを買った人が教則本や映像で勉強しただろうか?
恐らく弾きたい曲、または弾かなくてはならない曲があるから楽器を入手し、ガムシャラに練習しただけではないかな。

皆、もっとシンプルに考えて欲しい

なぜ上手くなりたいの?

僕の場合は当時大好きだったアイアンメイデンのカッコええベースラインが弾きたかった。
それだけ。
プロになりたいとか、そういうことではなくて、好きな曲をカッコよく弾いて女の子からキャ~!! って言われてモテモテになりたい。そういう自分を常に目標にしていただけ。

楽器を買って適当に爪弾いていたら、何か が変わると思っているのは、ハーレーダビッドソンとか高級車とかを買ったら人生が変わるとか、自分が高まると思っている痛い人と同じ。

単純に好きな曲を弾きたいという思い。
そして人から一目置かれたいのなら、人の何倍も努力をするしかないのだ。
「西本さんはベース上手いですね」って当たり前だよ。
自分でも感心するくらいにベース練習したし楽器にも投資したし、本当に音楽に真剣に付き合ったのだから。

好きな曲があってコピーするけど、耳コピーが難しいという話しもよく聞くが、
大抵は聴きが足りないだけ。

寝ても冷めても音楽聴きまくって、楽器触っていれば誰でもそこそこは弾けるようになる
絶対に。

上手くならない人というのは。

言い訳が多い人
仕事が... バイトが.... 学校が.... 大統領でもあるまいし、そが~に忙しい一般人はおらんよ。

物に投資すれば、物が幸せを運んでくると思っている人
楽器でもバイクでも車でもそう。お金だせば誰でも物は買える。でも、それを自分の物にする、それが似合う自分になることには精神的にも肉体的にも鍛錬が必要なんだ。

ひとつのことをアホみたいに追求できる人はそれ以外のことでも本当に幸せな人だと思います。

レッスン生達がベースをニコニコしながら練習するのを見ながら、本当~に心豊かな生活だなと思います。

話しがベースの上達法という部分から反れたかもしれないけど、要するに好きなことを全力でやれる人。
いつもニコニコと明るく、元気で、ポジティブにやれる人は絶対に楽器ごときはすぐに上達すると思う。

上達するには大好きな曲をカッコよく弾きたい!! という純粋な気持ち。

それしかないのではないかな。

ということで。


僕、トシ ヒケタ(デビットリーロスバンド)、レイ・ルジアー(KoRn)
映像と本文は別に関係ございません。