ここ最近は学生君バンドのレベルチェックを40組近く行ったんだが、最近のというか我が校の学生気質というものを痛感した。
「バンドマンはツムジが見えない」ということに気づいていないのだ。
要するに自分のツムジや背中という自分を占める半分の部分が普通には見られないように、バンドの音やイメージという事も実は自分たちでは殆ど見えていないということに気づいていない。

だから、先生やプロデューサーという人がバンドをディレクションしていくわけだ。プロ中のプロであってもプロデューサーをつけてCDを作るのはそういうわけだ。
しかし、我が校の子達はそれに気がつかない。
色々なアドバイスを親身にしても“全く!!”改善もしてこないし、進化しようという意欲も見えない。
「僕たちはこれでよいのでほっておいて下さい。」というオーラがビンビン出ているのだ。
「だったら何で学校来たんだよ....(ToT)」
好きなことを好きなようにやりたい人は学校など来る意味、必要は無い。全くのお金の無駄だ。
またプロになるということは自分たちが好きなことを好きなようにやるというコンセプトではないと僕は思う。
好きなことを好きなようにやれるのはアマチュア(趣味)の特権。
プロってそうじゃないと思う。
プロダクションやレコード会社の方たちの人生をも背負い職業としてやっていく上で、他人のアドバイスやディレクションは謙虚に受け止められなくてはならない。
もちろんそのディレクションに異議があれば、徹底的に話し合ってよい方向を見つけなくてはならない。
残念ながら、僕の最後に見た学生達からプロになれるバンドは今のところゼロのようだ。
ここを読む当事者には辛いだろうが、僕も伊達に業界にはいないので、それくらいのことは予知できる。
今のままのスタンスで続けるのはレンタルスタジオの経営に貢献するだけで、君たちの夢への投資にはならないだろう。
プロになるということは、売れる商品を作るということだ。
トヨタやソニーやマクドナルドでも何でもいいけど、こういった会社が好きなことを好きなようにやっているだろうか。
カーデザイナーは自分が好きな車をデザインしているだろうか。
音楽というアートを商品というのは違うという人もいるだろうけど、少なくとも業界はそのように皆を見ているよ。
商品価値があるかどうか。
今一度、君たちのバンドを商品価値のあるバンドか、見て欲しい。
でも「バンドマンはツムジが見えない」のだ。
どうやったら見えるのか考えてみよう。
見えたら、次に「寝癖のついたボサボサの髪をどうすべきか」考えよう。