昨日、久しぶりにドリーとおでかけした。

昼飯をドリーの大好きなうどん屋さんで食った後、映画を観た。

観た映画は、





       『ハートキャッチ プリキュア』





事前に、ネットで下調べをパパとしてちゃんとしておきました。

ので、入りはスムーズにいきました。

映画を観るのは初めてのドリー。

暗かったり、音が大きかったりでビックリしないように
始まる前に映画がどんなモノかを教えてあげたので、
ドリーもすんなりと映画に入ることが出来ました。

プリキュアのオープニングの歌が始まると一生懸命に歌っていました。

でも映画が始まって5分後、思った通りのことが・・・





「パパの膝に座る・・・」





一応、周りの空気をドリーなりに読んだのか小声で僕にそう言ってきました。

想定内のことだったのでちゃんと僕の足の上に乗せてあげました。

そしてもうひとつ想定内のことが・・・

映画が半分ぐらいになったところでおしっこ・・・

まぁ、当然想定内のことです。

まだ4歳のドリーには映画はちょっと長過ぎたみたいでした。

映画の後半はあまりスクリーンを観ることもなく、
入り口でもらったプリキュアのペンライトで遊んでいましたから・・・

そしてエンディング。

歌が大好きなドリーはエンディングの歌も一生懸命に歌っていました。



映画を見終え、向かったのは愛知牧場。

ポニーだっけ?

馬の小さいヤツにドリーを乗せてあげました。

最初はちょっと乗るのをためらったドリーでしたが、
僕が乗せてあげるとすんなりと足を広げ上手く乗ることが出来ました。

ポニーを乗り終え、ソフトクリームを食べに行きました。

結構なボリュームのあるソフトクリームを
ドリーはひとりで口の周り中ヒゲだらけにしながら食べてしまいました。

腹を壊さないかが心配・・・

その後コスモス畑の迷路に入りました。

迷路が相当気に入ったらしく全力疾走で迷路を楽しんでいたドリーでした。

それに付き合った僕はというと大分治りかけていた膝をまた痛めてしまいました。

ジョギングはしばらくなしだな・・・ウォーキングで頑張って痩せます・・・



帰りの車では昼寝をしていなかったので爆睡するかと思ったら真逆・・・

久しぶりに僕とおでかけ出来たことがドリーも嬉しかったみたいで、
車内でも終始テンションの高いドリーでした。

とても嬉しいことです。

少しでも近いうちにまたドリーとおでかけの日をつくらないとな・・・・・
神経質な上に寒さも加わった僕は大して眠ることなど出来ずに
おじいちゃんが毎朝起きる時間の5時を迎えた。

そっとおじいちゃんの部屋のドアを開けてみた。

おじいちゃんはまだ眠りに就いたままだった。

おじいちゃんを起こそうと部屋に入ると、
その物音に気が着いたのかおじいちゃんが身体を起こした。

「おはよう。ゆっくり寝れた?」

僕が訊くと、

「寝てたのか寝てなかったのかよくわからん。ずっとばあさんと話をしとった。」

と、おじいちゃんは応えた。

「いい夢が見れたね。」

僕が再びおじいちゃんに声をかけると、

「夢なのかなあ?夢じゃないような気がしてならん。」

おじいちゃんはそう応えた。

「じゃあさ、朝一番のトイレに行ってみようよ。そこにはいつもおばあちゃんがいるんでしょ?」

僕が言うと、

「もうトイレは行ったよ。」

おじいちゃんが行った。

「それは夢だよ。ずっと俺は部屋の前にいたんだから。」

「いや、もう行った。」

再びおじいちゃんはそう言った。

その顔は真面目だった。

ボケているようにはとても思えない。

「おじいちゃん、おばあちゃんと毎日夢の中で会えて幸せだね。」

すると、

「やっぱり夢か?じいちゃんはそんな風に思えない。」

今度もやはり真面目な顔つきだ。

「おじいちゃんにとって幸せな出来事なんだから夢かどうか問う必要なんてないんじゃない?」

僕は続けた。

「おじいちゃん、全然ボケたりなんかしてないでしょ?」

「ボケちゃおらんぞ!!」

ちょっとおじいちゃんは怒って応えた。

それが答えだ。

「朝ご飯の時、みんなには俺から説明するね。」

「何を?」

おじいちゃんは一人・・・いや、おばあちゃんと二人だけの世界を築いたんだろう。

錯乱でもボケでもない。

二人だけのファンタジーを築いたんだ。

僕らはそれに気付かなければならないだろうし、
そんな風に生きていかなければいけないのだろう。

それが大きな人生の結論なような気がする。

おじいちゃんの部屋のカーテンを開けた。

冬の鋭角な日差しが部屋に勢いよく入ってきた。

この勢いに乗って僕はどこへいこう。
滞りなく葬儀も終え一段落したころおじいちゃんが変なことを口にするようになった。

それは毎朝一番のトイレに入ると、
そこには笑顔でおじいちゃんを迎えてくれるおばあちゃんがいるというモノだった。

もしそれが本当のことならおじいちゃんにとっては幸せなことだろう。

毎朝目覚めにおばあちゃんに会えるのだから。

でも家族の誰もが現実に思いを向かわせたのはおじいちゃんが何らかの錯乱を起こしてしまったか、
ボケてきてしまったかということだった。

「おじいちゃん、おばあちゃんはもう死んじゃったんだよ。会えるワケないでしょ?」

妹が毎日同じことをおじいちゃんに言う。

すると今度は、

「でも朝一番にはトイレにいるんだよ、ばあさんは。」

と、決まっておじいちゃんは返答する。

そんなやりとりが1ヶ月程続いた頃、妹がおじいちゃんを病院へ連れて行くべきだと言い出した。

親もそれに納得し、どんな風におじいちゃんを病院へ行くように話をすべきかと相談しだした。

僕はただ黙ってそのやりとりを見ていた。

自分の部屋に行こうとリビングを出て階段へと向かう途中、
おじいちゃんの部屋をそっと開けて中を除いてみた。

おじいちゃんは気持ち良さそうに寝息をたて眠りに就いていた。

その時凄く単純だが今まで深く考えていなかったせいか思いつきもしなかったことを思いついた。

それはおじいちゃんの朝一番のトイレに一緒に付き合えばいいってことだ。

それに付き合うため僕はおじいちゃんの部屋の前で暖を取り夜を明かすことにした。